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2020年03月21日19:12

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荒磯親方(もと横綱稀勢の里)の解説2

大相撲中継の逐語レポ、という初の試み、いろいろ期待に盛り上がれた12日目の、ですので、14日目以降(1本目頭に現況概略あり)とはテンション違ってると思われます。<<月曜日に千秋楽の全取り組みなど追記しました。終わってみれば白鵬44回目の優勝、朝乃山、大関への理事会招集。

先場所優勝した同級生「徳勝龍」への愛あるエール解説で話題の荒磯親方(もと横綱稀勢の里)が12日目の幕の内解説に登場。まとまってしゃべってるところを文字起こししてみる。実況は若手の沢田石アナ(−と表記)、向こう正面は舞の海秀平。

日記の上限1万字越え、につき分割した二本目です。

一本目はこちら
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1975056624&owner_id=1077509

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前頭四枚目で4勝7敗と後がない炎鵬と、小結で2勝9敗の北勝富士、初顔です。

一瞬お見合いかと思わせるがすぐ潜り込んで諸手差し、上から抱える北勝富士、そのまま土俵際まで決めていって極め倒し
4:8炎鵬vs北勝富士3:9
新入幕以来5場所ぶりの炎鵬は負け越しに。北勝富士は連敗を8で止めました。
舞の海さん、差すまでは行ったんですけど
舞、差してもですね、二本差して、こう(抱えて外からキめられる)なると苦しいです。身動きできないですよね。逃げ場がなくなってしまいますね。

関脇朝乃山9勝2敗、前頭9枚目隆の勝9勝2敗。三役があがると、かたや、こなた、の呼び上げも二回ずつになります。優勝争いとしても、大関目指す中でも注目初顔の一番です。相四つはどうみますか?
荒、右と左で攻防があって力を出すというのが相四つは攻防にならなくて、そのままスパっと入るが、下に入り込まれすぎて持ってかれることも。だから相四つだから、の良さを隆の勝は良い方に考えたら良いですね。右を差しても一気に走るとか、まずいな、と止めないことが隆の勝の勝機につながると思います。
ー隆の勝は、組んだらダメ、と言ってましたが?そんなことないんですね。
荒、朝乃山は右がゆるんだり、ありますが、しっかり型がありますから、お互いに出足、圧力勝負、そこが大事になる。

右が入った、右四つだ、離れた、自滅して落ちた、押し倒し。
朝乃山ふたけた十勝目!圧力で圧倒しました。二桁に乗せて、あす白鵬に挑みます。
9:3隆の勝vs朝乃山10:2

荒、突き起こせなかった時点で朝乃山の勝ちですね。右入った瞬間、自信が漲りますね。相手の体は伸びきってしまって何もできない。
ー差されてイヤがって離れようと言うところも圧力をかけてしっかり密着して勝ちました
舞、差し勝ってカイナをぐいぐい返して来ますから、隆の勝も防戦一方。もっと左から強烈に押っ付けるかと思ったら立ち合いで差されてしまいましたね。
レポ、隆の勝は、左を固めて、相手も右を固めるところをハジいて行くつもりだった。それなのに差されてしまった。強かったです。
荒、警戒してても、その上の上を行きましたね。朝乃山は。我慢もある、技術力もある、もう圧倒的な相撲でしたね。日に日に体が大きく見えてきますね。
舞、富山がさらに盛り上がってきますね。
荒、用事で富山に行ったら、かならず「朝乃山どうですか」聞かれましたね
舞、依然茨城に行ったときも聞かれましたよ「稀勢の里どうですか」(笑)
ーあす勝つことが有ればふるさとはどうでしょう
荒、もう最高じゃないですか。成長が一番見られ、何度も戦っていく相手ですから明日が大切です。あまりの強さに放送席でのけぞってました。

横綱二人残して苦しい五勝六敗大関の貴景勝に、四勝七敗あとがない前頭5枚目竜電です。
竜電がいちど突っかけ。頭から当たろうという竜電、下がりすぎて突き落とし。

4:8竜電vs貴景勝6:6

ー貴景勝の当たりはどうですか?
荒、当たる角度は良いんですけど、下がってから体がどこか悪いのか、いつもの粘りがないですね。粘りがない分、左からの突き落としがなかなか決まりにくいのが、この成績の理由です。
ーなかび、ほくとふじ、との激しい相撲の後、控えに腰を下ろすのに膝がガクガクしてましたが、終盤は気にするそぶりは見せず五分に戻して残り三日。勝ち越しをかけます。

朝乃山談話、右を差して、相手が引いたところで圧力をかけられたのが良かった。二桁、については、一日一番とるだけ、と表情変わらず。白鵬戦については、悔いの無いよう力一杯とるだけです、と力強く言い残しました。
荒、コメントも大関級ですね。一日一番悔いのない、あたりw

関脇正代、5勝6敗、横綱白鵬10勝1敗、両者は白鵬の七連勝中。場所前の出稽古もすべて白鵬の勝ち。休場明けでも金星与えた後に引き締めてきた白鵬ですね。荒、ここから崩れる白鵬はみたことない。35歳以上の優勝は、2例だけ。3月11日で35歳どうでしょうね。
舞、白鵬の横綱相撲を昨日はみましたが、まともにぶつかると、土俵際残せない軽さがある。ぐいぐい攻め込む正代には白鵬も怖いですね<見事な予言w

張って差そうとするが差させない正代。中に入ろうとするのを嫌って下がる白鵬にグイグイついて行き寄り切り。正代の勝ち。平幕碧山単独の先頭になりました。29年春場所以来の白鵬からの白星を正代がつかみました。
6:6正代vs白鵬10:2
荒磯さん、驚いた展開になってしまいましたね。
荒、横綱、今日は雑になってしまいましたね。正代は、張り手にいった時の教科書通りの対処法。張り手にいくと脇があく瞬間があるんですよね。下からそこアテガいながら中に入って前に出ていく。そして左、右、と入って、教科書通りの攻め型です。
ー右から張って、腕を固めて正代の二本差しを警戒していた白鵬でしたが下から入ってく
荒、そうです。左右入って回しを握れば正代の形ですから、横綱もなにも出来ません。
舞、やぶれかぶれ、無駄な動きが多かった。右からの張り手でダメージ与えられずに慌てた。正代は顔を横に向けて、威力を殺してましたね。昨日あれだけ電車道だったから、今日もあの立ち合いで良かったんですけどね。
荒、正代は反り返って耐えるので、普段の力士と違うところに顔がある。張り手がきかない。距離感があってない、張り差しの威力が伝わらない。反り返る、のは悪く言われることもあるが、それが今日は良い方向に働きましたね。(舞、それで右からの張り手が遠かったんですね)距離があってない。威力が伝わってない感じでした。

終盤で先場所同様に平幕の碧山が先頭に立ちました。鶴竜が勝てば、横綱二人併走で追うことになりますが、先場所は初日に金星をゆるした遠藤との対戦です。遠藤が一度嫌って立ち上がりました。二度目の待った無し。ふわりと出て行く核竜を今度は行司が止めました。三度目は
右前回しから左は腰の裏側を握った遠藤が一気に出て行くところ、鶴竜が俵を伝って回り込み上手で遠藤を裏返す。物言い、とも思える微妙さだったが、物言いつかず鶴竜の勝ち。

10:2鶴龍vs遠藤6:6

一瞬ひやりとしました。正代は3年ぶりの白鵬から白星。平幕が先頭。
遠藤にもチャンスがあるように見えましたが?
荒、鶴竜の切り替えの早さですね。ヒヤリとしたとは思いますけど、体が日に日に動くようになっているのがわかるような相撲でした。判断の良さ。

正代、インタビュー
3年ぶりの白星いかがですか、気持ちいいです。今日出来る一番をしたいと思いました。できたと思います。横綱の動きは頭にありましたか。覚えてないですが反応できたと思います。場所前の稽古は、参考になりましたか?恩返しが出来たと思います。勝ち越して関脇定着したいです。

舞、平幕単独の先頭、審判部が頭痛いですね。朝乃山は相撲人生左右する一番ですね。
荒、大注目の白鵬戦ですね。自分信じて倒す、とやってほしいですね。


月曜日追記、両横綱に連敗し黄色信号と思った朝乃山の大関とり、だが、どうやら11勝の数字と内容、白鵬はともかく鶴竜は物言いがつくくらいの善戦、千秋楽は大関貴景勝に勝利、で臨時理事会招集、だそうで、朝から大関おめでとうございます、一色に。
横綱同士の優勝決定戦は白鵬で44回目V、35歳での優勝は、歴代年長3位。最初、鶴竜が前回しを握って万全、と思いきや、持って行ききれず、だんだん巻き替えたり白鵬有利な左四つになり、鶴竜が再度巻き替えにいくタイミングで腰が伸びて寄り切られる。

春場所千秋楽幕内全取り組み結果、左が勝った力士、()は番付、9:6は9勝6敗の意
9:6石浦(前頭12)vs(13)碧山11:4
<稽古場横綱、碧山、無観客で緊張せず初の技能賞、これをきっかけに本場所でも、というが、単独先頭に立った直後のガチガチの相撲みると期待は薄い
9:6照強(11)vs(17)大奄美5:10
9:6志摩ノ海(16)vs(11)千代大龍8:7
6:9錦木(14)vs(10)佐田の海6:9
9:6琴ノ若(18)vs(9)栃ノ心6:9
<山形県力士の息子、琴ノ若(千葉出身)、7勝目上げてからの連敗が痛かったが勝ち越してようやく本来の地力が出たか。足踏み分上乗せできれば幕内安泰だったが、3点ならギリ留まれるかなあ
8:7輝(6)vs(17)明生7:8
3:12栃煌山(10)vs(6)妙義龍4:11
6:9竜電(5)vs(16)東龍5:10
7:8阿炎(4)vs(14)魁聖8:7
6:9炎鵬(4)vs(12)勢8:7
9:6阿武咲(5)vs(3)御嶽海10:5
<殊勲賞阿武咲(初)
8:7豊山(3)vs(15)千代丸7:6:2
6:9玉鷲(7)vs(2)徳勝龍4:11
8:7隠岐の海(2)vs(13)琴将菊7:8
<1点なら十両落ちは無いねもと大関
9:6霧馬山(8)vs(1)大栄翔8:7
9:6宝富士(7)vs(小結)遠藤7:8
4:11松鳳山(8)vs(小結)北勝富士4:11
12:3隆の勝(9)vs(関脇)正代8:7
<関脇で初の勝ち越しを前日に決めた正代だったが今場所絶好調の隆の勝になすすべなし。隆の勝は初の敢闘賞受賞に花を添えた、終わってみれば優勝次点の立派な成績
11:4朝乃山(関脇)vs(大関)貴景勝7:8
13:2白鵬(横綱)vs(横綱)鶴竜12:3

千秋楽の表彰式などは、例年とは違って全幕内力士が見守る中で進行。協会挨拶では、コロナ出さず乗り切れた(大阪府の感染者の多さを見たら奇跡的かも<というか対策をしっかりすれば大丈夫、という先例として、大規模イベント自粛の流れの見直しにつなげて欲しい)という安堵感から何度か言葉に詰まるシーンも。
三賞は、三人とも初受賞
殊勲賞:阿武咲、敢闘賞:隆の勝、技能賞:碧山
トロフィーは並べるが渡さない。今場所だから、なのか?
幕内力士が退場した後、以下は今場所ならではの儀式が二つ通常も行われてるが放送はない
出世力士手打式
<<今場所はじめて前相撲をとって、出世披露、を受けた力士、今場所40名ほどいるが、土俵に上がって呼び出しのキに合わせて手打ちをして、場所を締める。次の場所に四股名が番付にのる、必ず出世する、縁起がいい力士たち、なので、彼らに三本締めをさせる。相撲博物館しらべ、では、幕末の錦絵にはじめてこの儀式がのって、そこから中断なく行われている。協会理事などは残って見届けてから帰るが、放送は終わってるので普段は流れることはない。土俵下に15名、上では審判部、呼び出し、行司とともに25名がギッシリ立って行う。数人はマゲにそなえて長髪だがほとんど坊主かスポーツ刈り見るからに若い顔。
北の富士、最後は審判部を胴上げしたんだよ、重くて大変だから今は行司だけどね。
舞の海、今場所、相撲ファンには貴重なことが見られますね。普通は見られない。
場内アナウンス、これから出世する若いものたちを暖かく見守っていただければ
行司が清めの酒を含む。本来はこれも回しのみするが、今場所は省略。
キに合わせての三本締め
神送りの儀式
十両格行司が手に持つ御幣に神様がのって天に帰られる、という象徴で行司を胴上げする。
意味が分かってるのか、ニヤニヤ笑ってしまってる力士、若いねえ。
3回の胴上げ。初日の前、前日に神迎えの儀式をやった行司が神送り。
平成16年から復活して毎場所行われるようになった。神様が帰って春場所はすべて終了・


3/25追記


正義を全う 新大関へ朝乃山口上
朝乃山、新大関へ口上「正義を全うし一生懸命努力」

2020/03/25 09:43

日本相撲協会は25日午前、大阪市内で関脇朝乃山(26=高砂)の大関昇進をはかる臨時理事会を開き、全会一致で承認した。この後、同協会の出羽海理事(元前頭小城ノ花)と高砂一門に所属する審判部の千田川親方(元小結闘牙)が使者として大阪市内の高砂部屋に向かい、伝達式が行われた。使者から昇進決定を言い渡された朝乃山は「謹んでお受けいたします。大関の名に恥じぬよう、相撲を愛し、力士として正義を全うし、一生懸命努力します」と口上を述べた。

春場所千秋楽の22日、審判部(境川部長代理)の総意として八角理事長(元横綱北勝海)に、朝乃山の大関昇進を諮る臨時理事会の招集を要請。これを了承され、この日の臨時理事会の開催となった。

朝乃山は新三役として小結に昇進した昨年11月の九州場所で11勝、今年1月の初場所で10勝を挙げた。春場所は11勝4敗で、大関昇進の数字的な目安とされる3場所通算33勝に1勝足りなかったが、相撲内容と4場所連続2けた勝利の安定感などが評価された。

新大関誕生は19年夏場所の貴景勝(千賀ノ浦)以来、平成以降では27人目。今から約260年前、江戸時代の宝暦7年の雪見山から数えて通算250人目となった。平成生まれでは照ノ富士、高安、貴景勝に続いて4人目。富山県出身では、明治以降で1902年の梅ケ谷、1909年の太刀山(元横綱)以来、111年ぶり3人目の大関誕生となった。高砂部屋からは02年秋場所の朝青龍以来。学生相撲出身では8人目で、15年導入の三段目100枚目格付け出しでは初めての大関となった。また、3場所での三役通過は、昭和以降8位タイ、年6場所制となった58年以降2位タイの速さとなった。
(日刊スポーツ記事より)

愛と正義、は、母校富山商業高校の校歌から。母校後援会からの化粧回しにも書かれている言葉。一生懸命は、師匠の朝潮、先輩の朝青龍とも一緒、だというが、本人は「偶然です、意識してません」とバッサリ。美談につなげたいマスコミは「言わずとも通じる、日頃からの指導のたまもの」だとさ。

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