土曜日の午前中から読み始めて先ほど読了しました!!
2020年1月10日の日記「神性人間」
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1974290557&owner_id=10766760
11日はお客が来たりレッスン行ったりで5時間ほどで上巻を、
12日は午後から大相撲とラグビーで午前中3時間ほど、
今日は午前中3時間半で下巻も読了しました
第1部「ホモ・サピエンスが世界を征服する」、
第2部「ホモ・サピエンスが世界に意味を与える」は
前作「サピエンス全史」の復習のような物でスラスラと読めました
認知革命が共同幻想を獲得し、神と言語の創造で他の生物を凌駕し、
農業革命、産業革命を経て人間至上主義の思想に達し、
自由主義、個人主義、民主主義、人権の現代世界を構築したと
至極、まっとうな解説です
ところが第3部「ホモ・サピエンスによる制御が不能になる」から
現代から未来を想定していくのでぐっと読みにくくなって
生命科学は人間を生化学的アルゴリズムと捕らえ、
知能と意識の分離を語り始め不可分の自己を否定し始めます
そこから導き出される「生物工学」「サイボーグ工学」
「非有機的な生き物を生み出す工学・AI」を通じて
不死と幸福と神性の獲得を目指すと方向付けられています
それは良いのですが、「家畜は世界の60%」とか
「無用者階級とエリート層の乖離」とかの負の部分に言及されると
明るい未来だけではない倫理的な展開が望まれます
「考古学者はコンピューターに取って変わられる可能性は0,8%だ。
なぜなら大した利益を生まない彼らに研究投資はしない
」とか
「20世紀には医学の飛躍的発展は社会的格差を縮めるのに役だったが、
人的資源が不必要な時代にそれは必要なくなる
」とは
正しいことなのだろうかと思ったりもします
この本にも東洋には陰陽思想があるとありますが、
どんな時代にも陰と陽はあるんですね
前回はゴールデンウィークの3日で、今回も3連休で読破って
まだ、脳は衰えていませんね
皆さんも是非、この本に挑戦を
&イイネ
お願いしま〜〜す
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