たぶん10年位前?からなんだけど、今年こそこれをしたい、という目標を
2つ(←が、毎年そのまま繰越し…)たててきた。
1.書道でかっこよく字を書けるようになること。
2.ショパンの英雄をピアノで弾けるようになること。
でも毎年、とりかかることすらできなくて、くじけていたんだ。
そんなこんなで、もうそれを宣言することすら恥ずかしくなって辞めていたんだけど、
去年初めてそのうちのひとつにとりかかることができたんだ。
きっかけは愚息である。
というのも、反抗期バカ息子、受験生のくせに、全然やる気スイッチがみあたらず、
みていられなくてつい「勉強は?」といってしまってはキレられていたの。
で、こうなったらとにかくなるべく見ないようにするのが一番、と考え、
イライラするのを抑えるためにピアノを弾くようにしたんだ。
で、せっかくやるなら1曲マスターしよう、と。
で、「あ、英雄だ!」と。
だがしかし、まぁーーーー難しいこと。
いつまでたっても楽譜通りに鍵盤を押さえることさえもできず、
何度やっても暗譜することもできず、あぁぁぁ、私ってば、こんなにできないんだ、
これは老化現象かもしれない、と落ち込んだりもしたのよ。
左手でオクターブ押さえて延々繰り返すところなんて、もう手がつってくるし。
で、そのうちに、
「そーだ、もしも私がこれをマスターすれば、あのバカ息子だって
志望校(あくまでも希望校)に受かるかもしれない。」
とduedateを県立入試の日と決めて、めげずに細々続けることにしたの。
(まぁ半年以上あるし、なんとかなるのでは、と甘くみていた。)
もちろん毎日弾けるわけでもないし、手はぼろぼろで(←主婦湿疹)、
絆創膏だらけ、或いは常に綿手袋をした状態だったので、鍵盤もまともに
押さえられない状態だったんだけど、これが弾けるようになれば奇跡に近いから、
愚息も志望校に受かるかもしれない、と思い、とにかくあきらめずに
練習してきたんだよ。
でね、もちろんまだ暗譜もできてないし、鍵盤全部まともに押さえられないし、
速さだってゆっくりになっちゃうんだけど、最近はどうにかこうにか最後まで通して
やっとこさ弾けるようになったんだ。
いやぁ、やればまだできるじゃん、自分
とちょっとうれしくなった。
(もちろん、誰かに聴かせられるレベルには程遠いけど。)
そうしたら、今となってはもうバカ息子の受験もどうでもよくなってきた。
高校なんて、ご縁のあるところに入ってくれればいいわけだし、全滅だったら
そのまま働いてもらえ、と
もいっているわけだし、ホントに
なるようになれ、と思えるようになってしまったから、まぁ不思議。
(いや、正確にいうと、本人は余裕こいてるのに、なんで私ばかりイライラと
ストレスためまくってなきゃいけないのだ、と馬鹿馬鹿しくなってきたのと、
もう今更心配しても遅いわ、と気づいたため。)
若いうちに挫折感を味わってもらうのも長い人生アリだろう、と
は
いっていたしね。確かにその通り!
逆に、頑張らなくてもボクはできるんだ、なぁんて天狗になられたら、
それこそ後々大問題だしねーー。
まぁ受かったら受かったで「よかったね!」と心から祝福してあげる気持ちも
あるけど、彼の人生は彼のもので、私のものではないのだ。
県立の試験は2月に入ってからだけど、来週はもう私立高の受験が始まる。
まぁ、頑張ってくれや!
で、私は、といえば、もう少しだけ頑張って、もう少し流暢に弾けるようになるよう、
あと約1ヶ月、頑張るわ〜!!
で、改めて今年の目標として、年末までにはちゃんと暗譜もして誰かに聴かせても
恥ずかしくないレベルに仕上げよう、と。
今度は流石に約一年もあるし、今度こそなんとかなるんじゃないかな〜
節約するはずが福袋で散財… 挫折が早い新年の抱負
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=134&from=diary&id=5453847
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