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2019年08月28日03:50

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俺街道を行く34後編(サラリーマン超徒歩日本一周後69)

メーテル、またひとつ残機消えるよ。

管理人さんは朝担当引き継いだら小出まで帰るのだそうで、
どうだい乗っていくかいと仰る。狐につままれたような展開だ。
風呂の後担当が到着するまで歓談。この辺ではイヌワシが棲息してると
聞いていたので見れないか聞くが、そこまではついていなかったw
だもんでここオリジナルの手作りキーホルダー漁ってイヌワシデザイン
ゲットした(中編最後の写真)
折れずに今頃なら大湯で丁度良いバスに出会えていたかもしれないが、
これもアナザーストリーだ。だから面白い。
こちらにはもう一つ役得が付いていた。事前に歩行者通行不可と知って
残念無念だった長大トンネル群シルバーラインを通行したこと。
いやあ、歩けたら面白かったろうになぁ。
いつの日にかの枝折峠・大湯ラインが未見で済んだのも楽しみが残った。

あっという間に小出駅前の今夜の宿へ。管理人さんとはいつの日にか。
幸運は続き、なんと午前中なのにチェックインさせてくださった。
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管理人さんが持たせてくれたトマトと漬物食べつつ荷物をゆっくり選別。
荷を軽くして、いざ午後に歩きを再開。そう、歩かなくちゃウソになる。

フォト とんでもなく暑い駅前からバス
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前に仕込んで歩いておいた入広瀬の道の駅下車。いろいろ楽しむ。
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覚悟を決めて熱射でGO!
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なんとか汗をだくだくさせながらも大白川駅にたどり着いた、まだ歩ける。

残念ながら名物の蕎麦屋はもう売り切れ閉店だった。
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フォト きっとこの中に山菜のフレーバーも
と自分をなぐさめつつ列車を待つ。あまりの熱射に登山中下山してきた
おっちゃんと歓談。この日小出は日本中で一番暑く、40℃を超えていた。
近いエリアの登山で10代の若者が熱中症で命を落としていたのだ。合掌。
フォトそんなことも知らぬ2人は電車で小出へ
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同じホテルだった彼とロビーで別れ、ランドリーでがっつり洗濯し、
夜は町に出て明日の徹夜歩きの激戦に備えてパスタを食べた。


本日入広瀬道の駅からの半日の歩数 15,930歩

【6日目 8月14日】
フォト 只見線始発でのんびり只見へ
事前のプランではこのまま不通区間を本名駅まで歩く、だったが
近年この只見線の全線再開がめでたく決まった。目標は2021年だとか。
元々は失礼ながらもう再開はないかもなと立てた計画だったもので、
ここに至るまでで足もいかれてるのも大きいが、不通区間は再開した暁に
飛ばした銀山平ー小出と一緒に歩きに来ようと決めて計画組み直していた。

フォト 代行バスまでの二時間で巡る
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フォト まずは軽くハイキングで三石神社へ
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フォト 用意してた5円玉吊るす
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フォト ふるさと館田子倉へ
ここで今晩の徹夜歩きの舞台を学習する。
フォト 駅へ戻り代行バスで
バス車中からの景色もダイナミックで素晴らしい、来る再開の後の歩きが
非常に待ち遠しいものになった。
フォト 会津川口駅から乗り継ぎで電車
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フォト 歩き再開は会津宮下駅

味のある町を抜け、熱さに加えて路側帯がないなど苦しめられつつも
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休憩に寄った小さな駅舎。
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面白い外国人観光客の訪問アンケート。台湾ありがとう。
お困りの国は0w 福島は放射脳マジで言ってたんだなww
逆に彼らがいないということも只見線の魅力といえよう。

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フォト フォト
フォト フォト
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柳津の道の駅ほっと一息、が重大なアクシデント。
実はここの圓蔵寺を訪れるべくの宮下スタートからの頑張りだったのだが
余裕だと思ってた16:20、なんと拝観16:30までと知る。
勝手に17:00までと思い込んでた。
小高い丘を越えた先と聞いて駆け上がる。が、眼下向こうに想像超えた
大きな古刹を見て断念、あと5分じゃ足りんわこれwwwww

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なによりこの小高い丘の上に立ち寄り湯があったのが大きいね。
今夜の徹夜行軍に備え、入っておくのがよかろう。
フォト 会津柳津までのたりくたり
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電車で川口に戻り代行バスに乗り継いで只見に戻る。
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フォト フォト
バスを下車したところで只見駅も締め切られた、退路はない。
フォト トイレで準備整え
いざゆかん、とここからまた奥只見のように圏外水補給地なしに入る。
と、買いたいメーカーの自販機がかなり外れた先に立っている。
痛む足でブーブー言いつつ大量に買い込んでいると、ドンドンと音が。
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なんとすぐ裏で今年初めて見る花火が。これを見せたかったのだね。

さあ、気持ちを新たに30数キロの六十里越えへ出発だ。
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フォト フォト
ダムへの急な登りはどうということもなかったが、湖面に浮ぶ白い塊に
なにか不吉なものを感じていた。いつかどこかで出会ったことがあるような。
トンネル抜けると社が。ふるさと館田子倉で知ってた、ダムに沈んだ
田子倉集落の方が変わらず参るという神社、出会えたらと思っていたが
早速見つけられるとは。
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だがこの先、まさか味方のはずの彼が牙をむいて襲いかかろうとは。

スノーシェッドが現れた。
スノーシェッドはトンネルと違い地図に表記されない。
暑い最中や、豪雨の時などに突然出会うと庇となり一服の清涼剤、味方だった。
路側帯がなくて危ない場合も多々あるが今夜は車もほとんど来ない。

どこまで続くんだこのスノーシェッド。異変に気が付く。
顎からしたたるくらいの汗が吹き出し始めたのだ。なんだなんだ。
シェッド内風の通りがなく、湿気の塊が鎮座していたのだ。
恐ろしいのは先に書いた通り、地図には表記されない。
一体このミストサウナのような通路は
どこまで続くんだ?
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フォト 切れてもまたすぐ現れる
休憩もできずずぶ濡れフラフラの状態でさまよう。

フォト 廃止された田子倉駅
フォト あまり期待していなかったが
これが思った以上に立派な施設でまさに命を助けられる。
なんと奥には畳のスペースまで。立っていられない、崩れ落ちる。
1時間の大休止と足の応急処置を。


本日の歩数 44,858歩

【7日目】
アラームで目を覚ます。足の状態は蒸れて良くない。
もうこの畳から離れたくないが、エスケープする方法も
何よりあんなに買った水が残り少ないのだ、行く以外に道はない。
フォト 感謝だぜ

フォト おっそろしい看板
フォト てめえの仕業か
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その後もシェッド無限地獄が続いたが、ようやく頂上。
フォト 県境を越え状況は変わるかも
少し風通しを感じて助かったと思った刹那、新たな脅威が襲ってきた。
ぎゃあああああああああああ
足裏が灼けつく。路面が異様にささくれズタボロだったのだ。
除雪作業が荒いのだろうか。とにかく急な下りでブレーキかけつつだから
痛んだ上にふやけている足裏にはこの上もない拷問である。

フォト だからもう恐ろしいって
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散々叩きのめされ歯を食いしばりながらもヨタヨタと前進し、
フォト フォト
水も尽きた状態で大白川駅にたどり着いたぞおおおおい。
だが代償は甚大であった。靴下もすんなり脱げない程血膿が固まっていた。
フォト 残機をまた失った
ここかからまた午後リタイアするしかあるまい。始発に乗り杖を仕舞う。

代行バスに乗り継いで会津川口駅へ。ここから早戸駅くらいまで歩く計画
であったが、もうまともに歩けない。タクシーを呼んで
フォト 会津金山の道の駅へ
いつの日にかの再訪の時の為に土産物品定め。何の気なしにレストランみると
アザキ大根高遠そばなるメニューが。高遠?長野の??
聞くと関係はあるらしい。売店でも販売してるおいしい醤油も置いてるとな。
11時開店待って飛び込みます。
フォト めっさうまい
レストランはたちまち満席に。訪ねておけてよかったのかもな。
フォト 醤油、先の先の会津坂下の蔵か
やはり現地へ歩いて行ってから買いたいな。

フォト 近くの温泉施設へ
何故かこちらは閑散。湯がとんでもなく熱い。熱い湯が苦手な自分、
無理かなと思ったが疲れていたからか、すんなり入れて我ながら驚き。
45℃あったらしい、
休憩所で座布団並べて横になり大休止。ああ優しいそよ風に感謝。
 
フォト よちよち駅まで
駅のホーム支柱に熊注意は珍しい。会津宮下まで。
フォト 駅そばで宿のチェックイン時間調整
フォト フォト
フォト フォト
ヨチヨチ町なかをどうにか進み、
フォト フォト
フォト 古民家ゲストハウスのソコカシコ


完結編に続く
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