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2021年12月16日00:31

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システムズ・オブ・ロマンズ

満を持して(?)のウルトラヴォックス日記シリーズ第3回。
いよいよ3枚目にして第1期ラストアルバムとなった「システムズ・オブ・ロマンス」。

1978年発表。プロデューサ−はコニー・プランク、当時の西ドイツでレコーディングされた。
ギタリストがロビン・サイモンに替わっている。

第1期の作品では最も完成度が高く、代表作として挙げられることが多い。
これまでの様々な試みが1つのスタイルとして完成され、統一された音楽的ダイナミズムが感じられる。
ノイジーなギターと機械的なシンセを対置させたロックサウンドで、ヨーロッパ的な美意識やロマンティシズムを表現した音楽は、今なお風化しない孤高の美しさを誇っているのではないかと思う。

しかし、当時は人気も評価も今1つ振るわず、79年のアメリカ・ツアーを最後に、ジョン・フォックスが脱退、第1期ウルトラヴォックスは終焉を迎える。

ちなみにこの時のアメリカ・ツアーは全公演ソールドアウトだったらしく、ブレイクの兆しはあったともいわれる。
そういう話を聞くと、もしあのまま続いていたらどうなっていただろう、とつい夢想してしまう。
でもまあ、第2期ウルトラヴォックスの成功や、ソロのジョン・フォックスの活躍を思うと、あそこで終わって正解だったのかもしれない、とも思う。
ともかく、第1期ウルトラヴォックス、本当に最高のロックバンドだった。
1人でも多くの人に、その音楽が刻まれんことを。

では、「システムズ・オブ・ロマンス」(何ていいタイトルだ)から以下の曲を紹介。

「ブルーライト」
「クワイエット・メン」
「マキシマム・アクセレーション」





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