mixiユーザー(id:10719871)

2021年10月23日00:45

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メゾン・ブック・ガールの「Yume」

メゾン・ブック・ガールが、「削除」という形で終わってしまったらしい。
そんなにファンというわけでもないけれど、何とも残念。
1枚だけもっている「Yume」というアルバムはよく聴いたし、名盤だと思っている。

現代音楽畑のサクライケンタが、曲作りやサウンドメイキングなど音楽面を全て手がけ、「現音ポップ」などとも呼ばれる、独自の音楽世界をもった、異色のアイドル・グループだった。

アイドルがアーティスティックに進化した、1つの完成形といっていいのではないかと思う。

アイドルがアーティスティックな表現に向かう場合、時として、表演のクオリティを重視するあまり、アイドルである蒜山製が損なわれることがあるが、メゾン・ブックガールはその点、実にバランスがいのい。
その音楽表現の核に「少女性」があって、その「少女性」を表現するのにはアイドルがまさに適役、というわけである。

不安定で、不穏で、どこかいびつで、でも純粋で、美しい――そんな「少女性」が、見事に音像化されている。

特にこのアルバムは、タイトル通り「夢」がテーマになっていて、アルバム全体が夢物語のような内容をもっていて、夢の儚さが、少女の儚さをさらに際立たせているような印象がある。

世界的に見ても、こんなアイドルいないよなあ、という独自の存在だったのに、本当に残念。

でも、「少女性」にこだわるのなら、少女のアイドルが少女出なくなったときに終わってしまう宿命だったのかもしれない(?)
「削除」という終わり方も、夢っぽいといえば夢っぽい気がしなくもない。

では、アルバムから「狭い物語」を。




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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2021年10月23日 08:56
    「Yume」はコンセプトアルバムですね。京都大学で夢の実験をしている神谷之康という先生から借りてきた夢の実験をしている時の音も使われているそうです。サクライケンタについては色々と書きたいことが山ほどあるけど、収拾がつかなくなるのでやめておきます。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2021年10月26日 00:11
    > mixiユーザー オープニングなどで使われているのが、その夢の実験の音なんですかね。ここで夢の主体は、サクライケンタ自身と考えていいんですかね? 少女の夢を見ている時だけ、俺はリアルなんだ、みたいな感じもしまたけれど。すごい才能だなとしみじみ思いました。、
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2021年10月26日 09:25
    この「yume」ってアルバムはいくつか面白い試みをしていて、例えば「言選り」って曲はサクライケンタとAIの共同作業で歌詞が出来ているそうです。夢の実験の音はオープニングの「fMRI_TEST#2」と「fMRI_TEST#3」で使用されてます。「夢」という曲ではインタビューを読むと「夢を見ているときの脳波を左右で鳴ってるハンドクラップの強弱、ベロシティにして、変な感じで音が強くなったり弱くなったりしてるんですけど、まさにあれは夢を見ているときの脳の動きで。だから、聴いていると本当に夢を見てる感じになるんじゃないか、と思って。ちょっと迷い込んだ感じになる、というか」なんて音を使っているみたいです。MVではメンバーが実際に寝ているシーンが見られます(この時の音かは不明)。和田輪のメガネを外した顔が拝めるという、お得なMVでもあります!https://www.youtube.com/watch?v=DwcKed26KQ8&t=28s
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2021年10月27日 17:40
    > mixiユーザー なるほど。そういう実験的な手法はまさに現代音楽的といえるんでしょう。夢という現象そのものを音像化しようとしたと。夢の主体は、とか問うことは野暮なんで しょうか。いやあ、でも、「夢」のMVあったんですね。これアルバムで1番好きです。

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