表にさえ出さなければ、差別意識の存在自体は黙認する。こう書くと、なんだかいかにも虚しく感じるかもしれない。でもこの虚しさは、けっして無意味なものではないと私は思う。常識や思い込みは簡単には変えられない。男尊女卑的な価値観が理想とされる時代を長く生きてきたために、どうしてもまだそこに美しさを感じてしまう。そんな人もいるだろう。でもその価値観を人に押し付けたりしなければ、その人はじゅうぶん平等を重んじる人だ。被差別者の声を封じず、そのかわり自分の危うさを封じておける人は、それだけで他者の痛みを理解できる人なのだ。
■夫婦別姓、賛否両派が再激突=意見集約は難航必至―自民
(時事通信社 - 04月03日 08:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6470809
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