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2021年02月11日12:02

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赤穂浪士 終了

東映チャンネルで再放送されていた「赤穂浪士」(78年テレビ)が終了。全36話。
ヨロキン大石を、吉良側の浪人・田村正和が付け狙うというダブル主役のオリジナル展開で、登場する役者が主役クラスばっかりという超豪華出演陣。原作小説はあるそうです。
田村がヨロキンにほれ込んで、狙うのをやめるだろうというのは予想がつくのですが、それを「討ち入り」という決まってる展開とどう絡めるのか?

私がこのドラマの脚本家だったら、視聴者は大石をこういう人物・赤穂の討ち入りはこうと思い出んでるけど、付け狙っていた田村だけは本当の大石の裏の顔を知ってしまって、実は〜みたいな話はどうかとか思ってました。
残念ながらそういう展開にはならず、田村を雇っていたボスが事態の発覚を恐れて田村を殺そうとしたので、田村は旅に出たということが「最終回の予告」で語られて、最終回には田村は出演しないという超展開!

ダブル主役、失敗!!!

最終回は、前回で討ち入りに成功した大石が切腹を命じられるまでだけの話。ここに田村は混ぜられないわなあ。いや、混ぜなかったから、こんなにモヤモヤしてるんだけど。

思いで深いのが、30話「大石 東下り」の回。
ついに討ち入りの準備のために江戸に向かう大石は、しかし大石の名前のままで旅をしたら「討ち入りに来た」と吉良側にバレてしまうので、立花左近という朝廷の役人の名を騙っての旅。ところがある宿で、その立花左近本人とバッタリ!
大石はここで白紙の身分証を見せるのですが、それで立花は「これは吉良に復讐に向かう大石」と気づいて、自分の本物の身分証を譲ってくれるという話。
勧進帳のパクりではありますが、なんと傑作なエピソードと思ったら、これ赤穂浪士の話の有名な番外編で、歌舞伎なんかでもズバリ「大石 東下り」の題でたびたびやられてる演目だそうです。宿の一部屋だけで演じられる話なので、神社の一角を借りて小規模に地方巡業でもやれるのだとか。

いやー楽しかった!

次はスーパードラマTVで撮りたまってる「トワイライトゾーン」。白黒の一番古いやつ。藤子先生がよく書いてた「謎のセールスマンがやってくる」という話はこれが元ネタなんですね。
あの有名な「てれてれてれてれ」の曲はシーズン2からのテーマ曲でした。
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