少し前までは、以下の5つで判断してました。
発声、発音、活舌、演技、声質
声優のウデの話です。
棒な人が当ててることがあったためですが、声優ブームがあって、目指す人も増え、スポットも当たり、学校なんかも充実している様子。
さすがに“そこまで”という人は、あまり見なくなりました(テレビアニメ限定の話)。
で、判断材料がそぐわなくなったので、現状に合わせる形で変えてみようかな、と思ったわけです。
あくまで、個人的な話ですよ?
『どれくらいのウデか?』というのも、独断と偏見に基づくものです。
さらにその評価を公けにするつもりはなく、個人的評価の目安として勝手に思ってるものです。
じゃあ、なぜこんな所に記すのか?
覚書でもありますし、モノを書くためでもありますし、そーゆうところに意識が向く人が増えればいいなという希望もあります。
では、新たな判断材料を。
発音などの基礎的な部分に関しては、問題になるような人はほぼいない、ということでカット。
演技系へと分化させ……
パワー、器用さ、深み、意外性
……と、この4つで行こうかと。
パワーというのは、そのまんま、声の力強さ。
『かめはめ波』とか『ドラグ・スレイブ』とか。叫べる力。
あとは小さかったり、弱かったりしても、耳に残るような芯の強さでしょうか。
基礎が出来てないとパワーは出ないし、パワーの無い声はどこか素人臭かったりします。
ある意味、発声の上位と言えるかもしれません。
器用さ……と続くと、なんのステータスだかわからなくなりそうですが。
長期アニメが少ない昨今、いろんなキャラを演じることが求められます。
なので、さまざまなキャラが出来るか?という器用さ。
ただ、これにはふたつの意味があります。
いろんなパターンの声が出せる、という器用さ。
……まぁ、そのいろんな声で演技が出来なきゃ意味がない、というのもありますが。
もうひとつは、見違える……もとい、聞き違えるほど声が変わらなくても、しっかりと演じ分けが出来る器用さ。
どうも最近は、『いろんな声は出せる』けれど出せるだけ。みたいなパターンが多い気がします。
前述の通り、1クールでアニメが入れ替わり立ち代わりするので、次々と新しいキャラが求められるのが原因でしょうが。
もう少し腰を据えたような感じで、現場で育てていくようなことは出来ないのでしょうか。
深み。となると、コクとか続けたくなりますが。
要は、シリアスシーンや語りのシーンで、どれだけ引き込めるか?といったところです。
ここで重要なのは、もう純粋に演技力だと思います。
どれだけそのキャラに入り、そのキャラとして、その背景で、その状況を語れるか?
そしてそれを、しっかりと声に乗せられるか?
これが出来る人、意外と少ないと思います。
最後、意外性。
セリフが長くなると、リズムが一定の人がいます。
ワンパターン……とまではいかなくても、かなり単調で、面白みがない。
脳内再生という言葉がありますが、アニメ自体のストーリー展開も読めてしまうと、予想通りのセリフを予想通りのリズムで言うだけ、というつまらないものになってしまったり。
とはいえ、リズムが単調にならなければいいのであって、『意外』までいかなくてもいいのです。
それでも『意外性』としたのは、これが突き抜けたような人は面白い……というか、個人的好みだから、です。
聞いていて面白いし、セリフの内容が予想出来ても聞いてしまう、しゃべるのを待ってしまう。
そのキャラのためだけにアニメを見てしまうことすらあるほどです。
具体的には………前クールの感想っぽいのを参照。
いや、あれはストーリーも良かったい。
いかがでしょうか?
この個人的採点で及第点に届いてなくても売れっ子の声優はいますし、採点自体はアテに出来ないものだとしても。
こういった見方が出来る、というのは参考にはならないでしょうか?
個人的総評として、最近の声優は『いろんな声が出るが、リズムが単調』という気がします。
もちろん、そうではない人もいますし、そういった人ばかりが気になるだけかもしれませんが。
……短期的な形は作れるけど、長期的な演技は苦手といった傾向でしょうか?
悪いとは言わないけど、ゲームの影響じゃないかなぁ。
声優を目指す人も増え、養成学校もあるんだから、しっかりと現場で育てる環境も整えるべきではないでしょうか。
というか、そういう意識はあるのでしょうか?
アイドルばかりじゃなく、職人としての声優を育てていってほしいです。
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