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2019年03月26日19:49

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例月のOB会に参加する前の、寄り道散歩(3月版)・・(その3)・・サクラの名所「上野公園」にはカンヒザクラとオオカンザクラを楽しむ人がたくさん訪れていました

3月15日(その3) この日、早朝から、豊洲市場を見学し、周辺の再開発真っ只中の風景も楽しんできましたが、午後の部は、ここ上野公園まで出向いてきました。

JR上野駅「公園口」を出ると、その真ん前から公園内へ進入します。
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左周りの周回コースを辿ろうと、国立西洋美術館の角を右に向かって曲がります。
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右手に現れたのは、D51形蒸気機関車。
解説プレーを見てみると・・、自分が出生した年と同じ昭和14年に製作され、昭和50年に休車するまで約216万km(地球を54周)走行した機関車で、現在は、ここ国立科学館の屋外展示物として飾られているものでした。
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国立科学博物館の正面前を通り過ぎると・・、
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もう一つの屋外展示物の「シロナガスクジラ」が現れます。
現在地球上に生息する最大の動物で、全長30mの巨体が海面での深呼吸を終えて急速に深く潜ろうとしているところを再現したものでした。
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ここで、進路を左方向にとりますが、銅像の野口英世も見据えている先、濃いピンクの花をつけたサクラの並木を望むことができました。
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そのカンヒザクラの並木がある「竹の台噴水広場」へとやって来ました。
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この時、まさに見頃となっていた「カンヒザクラ」を堪能させてもらいます。

(その1)
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(その2)
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(その3)
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(その4)
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先月も、北品川の荏原神社でカンヒザクラを観賞してきましたが・・、今回は、改めて図鑑で、その特徴を調べた上で、ここに出向いてきました。

カンヒザクラの 主な特徴は ・・、

イ.早春から咲くこと
ロ.花色が濃いこと
ハ.花が平開せず鐘形であること

そして

ニ.花弁が1枚ずつ散るのではなく、萼筒に花弁も雄しべもくっついたまま落花すること

その特徴(ニ)に合致する、落下した花の様子もカメラに収めてみました。
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一方で、先月、観察した荏原神社のカンヒザクラですが、特徴(ハ)とは少し様子が違っていたので、改めて、その時の画像をここにもってきましたが・・・

花が鐘形にならず平開しています。

荏原神社のサクラは、沖縄でカンヒザクラとして栽培されているリュウキュウカンヒザクラと呼ばれるサクラに近いのではないかとも改めて考えたりもしました。 (あくまでも私見ですが・・・)
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カンヒザクラ観賞で、暫し時間を費やした後は、広場の先に見える・・、
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東京国立博物館の前までやってくると・・、ここで左へ折れ曲がり、文化芸術コースともいえる経路を辿ります。
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博物館の敷地内の一画に建つ、門の両サイドに向唐破風造の番所を備えられた大名屋敷表門として最も格式高い「旧因州池田屋敷表門」をフェンス越しに眺めます。
もと因州池田屋江戸屋敷の表門として丸の内にあったものを、数度の移築を経て、現在地に保存されているものです。
重要文化財に選定されています。
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博物館の敷地のコーナーとなった所の脇に、「京成電鉄株式会社・博物館動物園駅跡」と書かれたプレートが付けてある建屋があります。
1933年、日暮里駅から上野公園駅(現・京成上野駅)まで延伸工事が行われた際に、その中間位置に開業した駅で、1997年には営業休止となっていますが、御料地(皇室の土地)という特別な土地に建設されるということを配慮して西洋風の荘厳な造りになっています。
昨年4月には、鉄道施設としては初めて「東京都選定歴史的建造物」に選定されています。
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出入り口扉には、駅舎が上野エリアの文化シンボルとして生まれ変われるよう、昨年、改修された際に、駅に近い東京芸術大美術学部長の日比野克彦さんのデザインで、駅の周りに点在する美術館や博物館など九つの文化施設がモチーフの図形が描かれ、さびた風合いの塗装で仕上げられています。
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その京成本線が地下を走る道路を隔てた先に、黒田記念館があります。
洋画家・黒田清輝の“遺産を美術奨励事業にあてるように”との遺志に基づき、1928年、歌舞伎座や丸の内の明治生命館などを手がけたことで知られる岡田信一郎の設計により建設されたものです。
国指定登録有形文化財、東京都選定歴史的建造物にそれぞれ選定されています。
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外壁には、赤煉瓦の一種「スクラッチ・タイル」が用いられ、見上げた2階部分にはイオニア式の列柱が用いられています。
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画家黒田の代表作である「智・感・情」、「舞妓」、「湖畔」(以上、重要文化財)、「読書」を展示する「特別室」の公開は、花見時までお預けとなっていましたが・・、もう一つ展示室「黒田記念室」が公開されているので入館することにしました。
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二つの展示室がある、2階へ上がります。
手すりに見られるアールヌーヴォー風の装飾は、岡田信一郎の弟子で、後に東京美術学校で教鞭をとった建築家・金沢庸治のデザインです。
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「黒田記念室」では、4月中旬までの期間中は、特集陳列として黒田清輝がフランス留学中に師事した画家ラファエル・コランの下絵類を、その影響が色濃く見られる黒田の《花野》等と併せて展示していました。

その黒田清輝の作品《花野》をカメラに収めてきました。
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展示室コーナーには、遺品のイーゼル、椅子、絵具箱も展示されていました。
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黒田記念館とは都道452号線を挟んだ向かい側には、東京芸術大学の建築物が並んでいます。

ここは、「音楽学部赤煉瓦門」と、その向こうは、東京美術学校第5代校長正木直彦先生の長年にわたる功労を記念するため建設された都指定歴史的建造物「正木記念館」です。
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その隣は、都選定歴史的建造物「旧東京美術学校の玄関」。
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その向こうに、これも都選定歴史的建造物の「美術館陳列館」と続いています。
ここも、黒田記念館と同じスクラッチ・タイル貼りで、設計者も同じ岡田信一郎の設計によるものです。
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ここでUターンし、折り返してくると・・、

レトロな感じの木造建築物が現れます。
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東京藝術大学音楽学部の前身、東京音楽学校の校舎として、明治23年(1890)に建造された、日本最古の洋風木造の音楽専用ホールです。
昭和58年(1983)に台東区が東京藝術大学から譲り受け、昭和62年(1987)に現在の地へ校舎を移築・復原し、「旧東京音楽学校奏楽堂」として一般への公開がされました。
平成25年(2014)4月より保存活用工事のため休館していたが、平成30年(2018)11月にリニューアルオープンしています。
重要文化財の指定を受けています。
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暫し、建物巡りをした後は、公園最南端まで、再びサクラ見物を楽しみながら散策を続けます。

『[スモモ]アカバザクラ』と表示された銘板がついた樹が花を咲かせていました。
ほとんどの図鑑には載っていなかったのですが、「原色樹木大図鑑」に載っていました。
接木台木にはスモモが用いられ、別名はベニバスモモ、葉の色に特徴があり、若葉のときから周年紫紅色の葉をつけるそうです。
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カンヒザクラ群に属するサクラの一種『オカメ』も開花していました。
両親はカンヒザクラとマメザクラで、花径も1.5cmと小振りです。
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さくら通りまでやって来ました。

オオカンザクラが満開です。
これも、カンヒザクラ群に属するサクラの一種で、片親はカンヒザクラで、もう片親についてははオオシマザクラではないか(?)といった表現がされている図鑑もあり、確定はしていないのかも知れません。
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ソメイヨシノに先立って、満開になったオオカンザクラを狙ってTV報道カメラマンも写真を撮りまくっていました。
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花の蜜を狙って、メジロやヒヨドリも集まって来ています。
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京都東山の清水寺を模した舞台造りのお堂「清水観音堂」前を通過します。
舞台の上から、このサクラを眺め、楽しんでいる人の姿も見えます。
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上野駅広小路口も近づく辺りまで来たところに咲くオオカンザクラには・・、
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この豪華に開花したオオカンザクラをバックに記念撮影する人も絶えない程でした。
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公園を離れると・・、昭和の面影が残る、JR上野駅「広小路口」から駅構内へと進入し・・、
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昔ながらの壁画もそのままのグランドコンコースを通り抜け中央改札を抜けます。
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上野駅の在来線ホームは、ターミナル駅のホーム「地平ホーム」(13〜17番線)とその上のフロアの通過駅としての「高架ホーム」(1〜12番線)に区分されています。

嘗て、冬季間、週末になるとスキーを担いで上信越方面に夜行列車に乗って出掛けた頃に利用した、ここ13〜17番線の地平ホームを懐かしく思いながら眺め・・、
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当時、担いでいたスキー板を横向きに持ち換えなければ通過出来なかった、天井の低い乗換通路を抜けて、山手線に乗り、さらに横須賀線も利用して、OB仲間が集まる武蔵小杉の居酒屋さんに向かったのでした。
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