mixiユーザー(id:10439733)

2018年09月17日11:35

125 view

ドビュッシーの意図

毎年弾いている、市の文化祭で今年はドビュッシーの『夢』『ミンストレル』を弾きます。
当日のアナウンス原稿を考えていて、曲をあらためて調べたら、いや〜参りました…。

『ミンストレル』は昔も弾いているので、曲の説明は出来ます。
『夢』は、ドビュッシーは実は全く気に入っていない曲とのこと。
若い頃、生活のために書いた曲だからというのです。
『映像』『前奏曲集』で登り詰めたドビュッシーにとっては、綺麗な曲であろうと、不本意に思っていたそうです。

ラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』も、ラヴェル自身は酷評しています。
あんなに良い曲なのに(^_^;)
ラヴェルは晩年、物忘れが進んでしまい、この曲を聴いて、自身の曲だと忘れて、褒めていたそうです。

若い頃の作品を封じたい気持ちは、芸術家にはつきものかもしれません。


話は戻って、『ミンストレル』。
他に『小さな黒人』という曲もあるので、ドビュッシーは黒人や黒人文化に対してどう思っていたのか。
ただミンストレルショー(白人が黒人の顔を模して行うパフォーマンス)の説明をすると、おそらく差別を連想するので、アナウンス原稿でどう伝えるか悩みます。
風刺の意味と思っていたら、さほどそういう意識で書かれた曲ではないそうです。
やんわりと曲の説明を所定の文字数で伝えるのを、熟考してます(^_^;)
厄介なのは、ピアノの先生がドビュッシーに傾倒していること。
ガッカリさせると大変なので、オブラートな説明をとにかく考えます(>_<)
6 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する