初代ウルトラマンの放映が半世紀以上も昔になり、
その放映当時、多分、小学生の男の子が親にねだって買ってもらって、
一生懸命に頑張って、このウルトラマンを作ったんだろうなって想像をする。
出来て喜び遊び夢を膨らまし、そして壊れて飽きて忘れられていって、
何十年も何処をどう彷徨ったのかは流石に分からないけど、
自分の手の中に来た時には、腕とリモコンは無く、
寺の朝市でガラクタに紛れて100円で売られていました。
それが、もう何十年も前の話。
レア価値があるのだろうなってボンヤリとは思っていたのですが、
ある意味においてはゴミ…だけど、捨てる事は出来ない。
ここまで状態が悪いと、大した金額にもならないだろうとも思っていました。
だったらマニアの方に安く部品取りでも買い取ってもらって、
そこで生きていくのが、ウルトラマンの為にもなると思い、
1か月ぐらい前、ヤフオクに1000円で出品したところ、あっという間に3万円!
手放すことでホッとしたし、お金の意味も入れてありがたかった。
ウルトラマンにも凄く良かった。本当にそう思った。
出品終了1時間を切って、さらに高値が付き、3万4千円程で終了。
落札してくれた方、本当にありがとう。
大切にしてくださいって気持ちと、さよならとか、色んな思いを込めて梱包しました。
だけど、落札した奴に呼びかけても連絡は一切来ない、
落札者情報(氏名、住所)すら来ない…
気持ちを踏みにじられた思いで凄く腹が立った。
再出品も考えたのですが、そんな気持ちになれない…
だけど、時間がたつと、こんな奴のところになんか行かなくって良かったと思える。
そして、いまもウルトラマンは自分の家に居る。
でも、いつかウルトラマンとお別れすると決めている。
自分は何十年かしたら確実に死んでいる。
だけど君はいつまでも生き続けて地球の平和を守ってほしい。
その為に自分はウルトラマンが生き続けられる場所を必ず探すと誓うから、
その日まで、もうちょっと自分ん家に居てくれよな。
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