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2019年05月18日19:36

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令和初の・・・

自殺の情報が入りました・・・。
 10年以上前に付き合いのあった、地元の良心的なタイヤ店の社長が脇野沢のフェリー埠頭から車ごと入水自殺したとのことでした・・・。
既に1年以上前に賃金を支払えなくなり、長らく務めていた従業員を解雇していたとのことです。

 過去の日記を見てみると、リーマンショックのあった平成20年12月28日の日記に社長から随分な粗品を頂いていたことが思い出されます。

 当時の日記には
「ネット通販など使わず、少々損を出してでも地元から買うべきだったと激しく後悔しています。 」
と書かれています。
にも関わらず、愚かな私はその後もネット通販でタイヤを買い続けました。
他の人に頼まれた分を含めれば、大小合わせて100本位(25セット位)、は買ったのではないかと思います。
 私個人や依頼された分の購入金額なんかは大したことはないのかも知れませんが、結局地域の皆がこうした買い方をするから、こういう結末になるのでしょう。

私のようなチンケな人間の考え方では、自死するくらいなら、親戚一同に頭を下げ破産、倒産の弁護士費用を無心、その後は勤め人か、高齢であれば生活保護でひっそりと生きて行けば良いのではないかと思います。

しかし、昭和の人間であった社長には、こうした考えはなく、入水自殺、生命保険金で負債を返済するという古いやり方しか道は残されていなかったのでしょう。
誰もそんなことをしてまで金を返せとは言わない筈なのですが、一国一城の主、個人事業主のプライドはとても高いのだと感じました。

偶然なのですが、先月今の職場にきてから官給購入分のタイヤの見積もりを取りに店まで行くことがありました。
これが社長との今生最後の対面となりました。
不思議なもので、なにか虫の知らせのようなものを感じたのでした。

私にできることは殆どありませんでしたが、最後にgooglemapで社長の店を閉業に情報更新しました。
ストリートビューには、店の前で作業する社長の姿と、既に水没してむつパーツに運ばれた白いNOAHの写真が写っていました。

残念ですが、これが現実でした。
私自身も時代に潰されないように、しっかりと生きて行きたいと思います。


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