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2020年07月22日17:03

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梅雨の中休み

 このところの三日ほどは、五里五里の郷は梅雨の中休み。お陰で、コロナ禍と荒梅雨による閉籠り(ステイホームとも言うらしい)の憂さでもはらそうかと、ノーマスクで颯爽と原チャリにまたがって近隣ウロウロ。我ながら、困ったジイサンだと思う。
行先は、興聖寺坐禅、天ヶ瀬ダム散策、ふれあい広場グランドゴルフ、市立図書館、…。
(本当は、コロナ太り対策なんだが、目立った効果がない。我ながら、情けない限り)

 昨日は、朝からグランドゴルフ。8ホールのコースを4回まわったが、なんせ暑い。あまりの暑さに早々に切り上げ、家に戻つて水風呂へ。時に気温は36.1度。
昼食後は、しばしクーラーをフル稼働させた部屋で午睡。完全なるバク睡だった。

 三時前に目覚めて、またまた現チャリにまたがり、涼を求めて図書館へ。図書館は再開されているのだが、過重とも思えるほどに厳重なるウイルス対策が敷かれていて、極めて居心地が悪い。取りあえず、書架をめぐり、自ら「胃袋の上に頭が乗っかっているような人間」と語るほどの食いしん坊である石毛直道先生のエッセイを見つけたので借り出した。『上方食談』。

 夕刻、「今日は、土用の丑の日。うなぎのかば焼きと白焼きを取り寄せてあります」と女房殿が宣うた。「ヨッシャ、うなとろ丼を作ってやろう」と、ガゼン元気が出た(我ながら現金なモンやな失笑)。以前に一度チャレンジした経験があるので安請け合い。年寄りにうなぎのかば焼きまる一匹は食べきれない。が、半分だと少し淋しい。その寂しさを山芋が埋め合わせてくれる、というのが私奴の言い分だ。理想的なハイブリタイズド・フーズ(ないしはフュージョン食品)つて訳。

 山芋をすってお醤油をすこし加え、とき卵とよく混ぜ合わせる。かば焼きを湯煎で温め、熱い丼ご飯の半面に盛り合わせ、残る半面にとろろをかけ、あとちょろちょろと飾りつけをすれば完成。
食べながら、チラリチラリと『上方食談』を覗いていたら、「マムシ」という小見出しがあった。もう死語に近いが、関西でマムシとは鰻飯のことを言う。マムシは「まぶし」がなまったことばとあった。
「関西料理が東京を制覇したが、かば焼きに関しては東京流が関西でも主流となり、マムシではなく、うなどんがはばをきかせている」とも。
(実際、私奴も静岡三島で喰った鰻のかば焼きの味は、今もありありと頭に浮かべることができる!)

写真左:京風仕立ての朝顔。「うまく出来上がったなあ」と自賛。
写真中央:なんにせよ食物の話ってのは、ヒマつぶしに最高
写真右:本当はね、「うなとろ」はね、コストセービングで家計にやさしいのです。
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