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2019年11月21日00:07

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このところ

 このところの10日間ほどは、ひねもす自宅閉籠り状態が続いた。毎木曜日夜の「八宗綱要講読 三論宗」セミナーが11月7日で終了してしまったのと、聴講に出かけていた「倶舎論講義」が2回連続で休講になっていたのが主な理由。
出かけたのは、土・日曜に興聖寺に坐りに行ったのと、月曜日に陶芸工房に出向いた程度かな。あとは、近くの医院でのインフルエンザ予防接種とスーパーでの食材購入にフラリと出かけた程度。さしあたり「小人閑居為不善」ってな生活だった。
(「どうやらヒマってのは弄ぶとますますヒマを呼ぶらしいな!」とはグウタラの実感)

 で、「この10日間、なにをやっていたのだろう?」とボンヤリと振り返ってみたら、次の3つが浮かんできた。
 *一つ目は模様入りマグカップ製作:手作り感の残る素朴な模様を刻み込みんだマグカップを10個ほども作っている。白なり黒なりの化粧泥を塗り、半乾きの間に何らの模様を刻み込むという手法にチャレンジしようという訳だ。
成形した品の陶土や化粧泥の乾き具合をみながら模様を彫り付ける必要があり、工房での作業だけではおさまらず家に持ち帰って作業することとしたワケ。
どんな模様を彫り付けるか?デザインをどうするか?なんてのにけっこう時間がかかったし、何よりマグカップ10個分も線刻するのにも随分と時間を要し肩の凝ることだった。

 *二つ目は台所での賄い屋稼業:女房殿の外出が比較的多かったこともあり、台所でゴソゴソ這いずり回る機会が多かった。
新聞の綴じ込み広告に目をやり、冷蔵庫内の在庫品を調べ、スマホを駆使して夕食レシピを考案し、買物袋を片手にスーパーへ。けっこう頭を使い時間潰しにもなる。夕時ともなると、各種食材と切った張ったの取っ組み合いを行い、冷蔵庫のドアを開閉し水道栓やガスの詮をひねり電子レンジをうならせ(時に圧力鍋をを駆使して)、大皿小鉢をガチャガチャいわせるのは結構な肉体労働にもなって時間の経つのが実に速いと感じさせる(大抵は、ウィスキーなり焼酎のお湯割りを舐めながらの作業だ)。
ちなみに、このところ造った賄い料理を二つばかり紹介しよう。卯の花の小鉢(卯の花は冷凍してある作り置き)に筑前煮とけんちん汁、今ひとつは鶏むね肉のガーリックステーキと炒飯。(筑前煮は圧力鍋の時間コントロールに失敗し根菜としての歯ざわりなど食感がイマイチだったが、まあ良しとした(^^;;;))

 *最後は三論宗復習:三論宗は日本に伝来した仏教の最初の宗派だが、既に凝然さんの時代(鎌倉期)には宗派としては消滅していた。インド中観派の龍樹(ナーガールジュナ)の論などを所依とし、教義としては有所得見(うしょとくけん:ないものをあると見誤った見解)を破する、即ち空の思想を唱える。

 宗派としては鎌倉期には消滅していたとはいえ、空の思想そのものは唯識思想と並んで日本仏教全般に潜む二大哲学の一つなので、昔のお坊様にとっては避けて通れない必須科目だったに違いない。
ただご承知の如く大変難解。曰く「有は是れ空の有なるが故に有というも有ならず、空はこれ有の空なるが故に空というも空ならず…」なんて、一体なんや言うねんとボヤキたくもなること必定だ。
仕方がないのでとりあえずは、6回のセミナーの録音を聴きなおしたり、平川彰『八宗綱要』を紐解いたり。それでも分からず、梶山雄一・上山春平『空の論理<中観>』を本箱の奥から引きずり出したり、…。

 さて、明日から数日は結構予定が詰まっていて、今少しマジな生活になりそう。
木曜日は、昼前につくば山から上京してきたご夫婦と昼食面談、2時半から6時まで聴講。
金曜日は、兵庫川西の友人に会いに出かけ陶芸作品の一つを無理やり押し付ける所存。
土曜日は、親父の三十三回忌とて長兄の家へ。次兄も来て、久しぶりに団子三兄弟の顔合わせ。
(人間、予定があるってのはなんとなく生き甲斐があるように感じるもんですなあ)
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