mixiユーザー(id:10258677)

2020年11月22日23:53

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「ばるぼら」手塚治虫の漫画が原作 泥酔少女に魅入られた作家

手塚治虫の愛と狂気を描いた漫画が原作で、令息の手塚眞監督のもと、
稲垣吾郎と二階堂ふみが主演と聞いて好奇心が疼いた。

当たり前だが、漫画と違って実写だから、すご〜くリアル。
漫画では、何となく可笑しく笑えるような部分は削がれ、
映像ならではの幻想的耽美的なシーンが強調される。

「ばるぼら」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=5051380


https://barbara-themovie.com/

人気小説家の美倉洋介(稲垣吾郎)は、新宿駅のガード下で、
酔っ払った薄汚い少女ばるぼら(二階堂ふみ)に出会う。

立ち去ろうとしたその時に、美倉は彼女のつぶやきを聞く。
「秋の日のヴィオロンのためいきのひたぶるに身にしみてうら悲し。
…げにわれはうらぶれてここかしこさだめなくとび散らふ落葉かな」
(ポール・ヴェルレーヌの「落葉」上田敏訳)。

何故か見捨てられずに美倉は、ばるぼらを自宅に連れ帰る。
「先生金持ちだ〜」「本読んだけど、どうってことない」と言い放ち、
相変わらずお酒を飲んでは、ゴロゴロしているばるぼら。

追い出そうと思いつつ美倉は、「まともな本書きなよ」という
ばるぼらの存在に創造の意欲が湧く。飲んだくれミューズかルシファーか。

作家で独身の美倉には、自分の娘を嫁にという話も持ち込まれるが、
美倉は申し分のない美しい令嬢たちに、もう一つ食指が動かない。

マネキン人形相手の幻想や、ばるぼらの母親の占い師(渡辺えり)に
黒魔術に引き込まれたりと、美倉は混沌の闇に堕ちていく。


この作品、美しく芸術的と思うか、猥雑な世界と思うか。
猛烈に好きな人と、嫌いな人が分かれるだろうと思う。

私は正直、漫画の方が好きだが、好きな人には堪らない映像世界だろう。
二階堂ふみのばるぼらは、薄汚い酔っ払いなのに妖しく美しい。

手塚治虫の『ばるぼら』を少しでも見たい方は、「試し読み」をどうぞ。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B013JN8TX4?ref=dbs_p2d_P_R_kindle_available_T1

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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年11月23日 01:17
    実はマンガの「ばるぼら」は読んだことが有りません。
    試し読みをチラ見しましたが、今の漫画と違ってコマ数が多いですね。
    映画ではどこまで原作通りなのか。

    何となくですが、二階堂ふみはあっているようにも思います。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年11月23日 10:04
    > mixiユーザー 読んだのは過去なのですが、大筋、登場人物などは、かなり原作に忠実だったと思います。
    漫画の絵は、汚い場面でもきれいなラインでしたし、それが現実になると、そうかぁ、そうだよね…という汚れっぷり。

    二階堂ふみは「ヒミズ」でも虐待を受けている高校生を演じて、とても上手かったと思いました。可愛子ちゃんタレントの多い中で、汚れ役、癖のある役ができる女優ですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年11月23日 12:02
    僕も原作は未読です。
    なによりも、お父さんの原作を息子さんが映像化する、しかも手塚眞なるなる人がどこまでの方なのかも存じないので正直不安でスルーしてました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年11月23日 12:47
    > mixiユーザー 幻想的、幻惑的な映像がお好みなら…ということかな。私自身は観て損したとまでは思いませんが、好みではありませんでした。渡辺えりは、よくこんな扮装の役で出ることを承知したなぁと、ちょっと驚きでした。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年11月24日 09:31
    う〜む、なんとなく私向きでは無い気がして、スルーしようと思っていますが・・・。
    原作の漫画も知らないですし〜。
    ただ、撮影がクリストファー・ドイルなんですね。ちょっと、ビックリ。
    よくアジア映画を撮ってますよね。古いですけど『欲望の翼』『恋する惑星』
    映像と渡辺えりさんは、気になります。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年11月24日 17:28
    > mixiユーザー お時間があればどうぞ…ということかしら。お勧めは致しません。
    そう、クリストファー・ドイルの撮影に惹かれて観たという方もいらっしゃるようですね。私が見た彼の撮影はホドロフスキーの「エンドレス・ポエトリー」だけ。しかもその映画では撃沈しているので…。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年12月02日 00:09
    まあ、原作読まれていれば、そっちに、軸足置いちゃいますよね。クリストファー・ドイルさんの撮影に馴染み少ないとは、広く見られていらっしゃるのに、意外でした。
    演者として、本土への返還時期に、すれ違いの恋の模様をテレサ・テンの歌にのっけた、香港映画の「ラブソング」で、ヒロイン、マギー・チャンが通う、英語教室のいかにも、お姉ちゃん好きな、いい加減な感じの教師役としても、出演していて。
    この「ばるぼら」の撮影中、ヘンなちょっかいを、ふみちゃんにしていたりしてと、過りますが。
    実際、二人だけで撮ったショットが、劇中に使われているとか。多分、カメラ目線の都庁付近のショットじゃないのかなぁ、なんて、想像したりしました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年12月02日 16:13
    > mixiユーザー 私は映画を見始めたのはリタイア後ですから、それほど観ていないです。後半に関わった文芸担当の中には映画欄もありましたが、ほぼ筆者にお任せでしたから。映画の日記を書いていらっしゃる皆さんの方がよほどお詳しくて、いろいろな情報を有難くいただいています。
    それにしてもこの映画は、ぜいたくな出演者・制作者でしたね。ドイル監督、二階堂ふみさんに上手にあしらわれちゃったのかな。

mixiユーザー

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