今の香港の状況を考えると、一国二制度の矛盾や実情など、
その一部でも理解できるかと期待して観に行った。
香港のIDを持つが、大陸住まいと言う中国人がいるらしい。
そういった場合、親は子供を香港の学校に通わせるのだそうだ。
「THE CROSSING 〜香港と大陸をまたぐ少女〜」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=5051389
https://www.thecrossing-movie.com/
深圳に中国籍の母親と住み、父親の住む香港の高校に通う
ペイ(ホアン・ヤオ)。母親は麻雀ばかりの毎日で、
トラック運転手の父親は、香港に別の妻子がいる。
ペイは、高校の友人のジョー(カルメン・タン)と2人で
北海道に旅して、雪を観ようと、お金を貯め始める。
この2人のシーンは、初々しさがあって明るく可愛らしい。
ペイは、ジョーのボーイフレンドのハオ(スン・ヤン)に、
「お金になるから」と、スマホの香港から深圳への密輸に誘われる。
高校の制服姿ですんなりと越境できたペイは、徐々に深みにはまる…。
正直言って、香港と深圳の違いは、どちらも知らない私には、
よく分からないし、その生活や意識の違いすら読み取り難い。
ただ、「お金が欲しくて」という、よくあるいい加減な理由で、
簡単に犯罪に手を染める女子高校生の姿に呆れた。
若者が無謀なのはどこの国でもあることだけれど、
香港で手に入りやすいi-phoneなどの密輸組織にいて、
中国当局に捕まれば、簡単には釈放とはいかないだろうに…。
一国二制度の危ういバランスの中で生きるがゆえに、
今の香港の若者にも、どこか刹那的な空気があるのかもしれない。
録画していて長い事見ていない「メイドインホンコン」とか、香港製の非娯楽作の系統かなぁとも、過りましたが。掛った予告を見ていると、三角関係になったりとかして、我が国のアオハルものと、遜色ないのかなぁと見立てて、様子見を決め込むことにしましたが。日記を拝読して、その姿勢はとりあえず、変えずにおこうと思いました。
tamaさんとしては期待したほどではなかったのでしょうか?
この作品、今、まさに、上映劇場や、巷の感想を調べていたところでした!
なんとなく興味が湧いて「観てもいいかも〜」ってなっていたところ。
でも、tamaさんとしては、そこまで面白くなかった感じでしょうか?
子供の頃、東大に留学していた台湾人が高砂族で、夏休みなどは、家に従兄やその友人達と一緒に何度も泊まりに来ました。独立運動に加担したと目を付けられているとかで、とうとう帰らず、日本で一生を終えました。子供の頃はそんなこととは知らずに遊んでもらっていました。