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2020年10月29日23:49

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「ジュディ 虹の彼方に」 家に帰れなかったオズのドロシー

「スキャンダル」と2本立てだったので観たのだが、俄然こちら!
歌のレッスンに励んだというレネー・ゼルウィガーが素晴らしい。
あまり似てない…と思ったが、晩年の彼女の写真を見るとまずまず。
それよりも、不安、絶望、喜び…さまざまな感情が揺れ動く表情の巧さ!

「ジュディ 虹の彼方に」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=4923212

https://gaga.ne.jp/judy/

「オズの魔法使い」で一躍スターになったジュディ・ガーランド。
しかし映画会社から彼女に押し付けられたのは、体系を維持するため、
食事制限どころか、映画会社から薬物投与までされていたという、
自由に遊ぶこと、友人すらない、少女には異常なほど過酷な生活。

その後、精神的に病んで、入退院、結婚離婚を繰り返したとか。
やがて仕事も減り、子供2人を抱えて、家も無くホテルからも追い出され。
ジュディは子供を、元夫に預け、別れを告げてロンドンのクラブ公演に旅立つ。
嫌がる幼い息子をなだめるジュディの表情が限りなく優しい。

ロンドンではマネージメントをするロザリン(ジェシー・バックリー)が、
ジュディの気まぐれに振り回されながら励まし、支えようとする。

ロンドンから電話した子供たちに、「お父さんと暮らす」と言われ、
崩れ落ちそうに。破滅的な人生を歩むジュディの痛ましさ。

「There's No Place Like Home」とドロシーはカンザスの家に帰ったが、
子供達と暮らす家を望んでロンドンに出稼ぎに行き、子供達を失ったジュディ。

ジュディのファンのゲイカップルがいい味付け。

失いかけたステージで、「歌わせて、ここでしか生きられないから」。
そして「虹の彼方に」を歌い始めるが…胸に迫るシーンでした。★4.5

この半年後の1969年6月、薬の過剰摂取で、47歳で亡くなったとは。

1968年のジュディ・ガーランドのステージ


そして「オズの魔法使い」で、17歳のジュディの歌う「虹の彼方に」

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