「オン・ザ・ロック」　プレイボーイに相談すると…

マイミクさんの日記を拝読して、軽くて楽しい映画が見たい！と選択。
期待通り。いつもありがとうございます。

「オン・ザ・ロック」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=5029377

http://ontherocks-movie.com/

作家のローラ（ラシダ・ジョーンズ）は、2人の娘の育児に追われ、
ママ友の愚痴に付き合い、小説はなかなか書けずにイライラ。

夫ディーン（マーロン・ウェイアンズ）は設立した会社の拡張期、
多忙を極め、帰宅も遅く、出張も…で、ローラは隙間風を感じ「、
結婚生活が岩に乗り上げたように感じてしまう。

会社のパーティに行くと、ディーンは素敵な新入社員と親密な感じ。
浮気をしているに違いないと、悩んだローラは、
疎遠だった父親フェリックス（ビル・マーレイ）に相談。

女性へのサービス精神旺盛なプレイボーイのフェリックスは、
娘に相談されて嬉々として自説を展開、浮気の現場を押さえろと、
尾行を提案。2人で真っ赤なスポーツカーで派手な爆音付きで尾行？

頭のネジが女性方向？のようなフェリックスの言動が可笑しい。
そんな父にローラは振り回され、ＮＹの街を走り回り、
ついにはフェリックスに唆されて、メキシコまで夫を追いかけ…。

ローラもディーンもお洒落で魅力的だが、何よりビル・マーレイ。
妻も娘たちもさんざん泣かせた過去を、取り戻さんとばかりに、
ローラに入れ込むピント外れのアドバイスが何とも可笑しい

父との関係を修復し乗り越えて、ディーンに何一つ気付かせずに、
生活を取り戻していくローラ、この収まり具合もとても良い。
こういう作品は好き。ソフィア・コッポラ監督の次作にも期待！