何故か気になって、観に行った1本。観て良かった…。
LGBTの映画は結構観ているが、がっぷりの邦画は初めてかな。
ミッドナイトスワン
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=5025833
https://midnightswan-movie.com/
トランスジェンダーの凪沙（草��剛）は、新宿のゲイバーで働く。
そんなことを知らない故郷の母親から、従妹（水川あさみ）が警察に捕まり、
刑期中、虐待されていた中学生の娘を預かってくれと押し付けられる。
若い男性に預ける？とは思うが、ここで引っ掛っては話が進まない。
一果（服部樹咲）は女装の凪沙に戸惑い、ふて腐れながら一緒に暮らす。
口は利かない、掃除もしない、のっそり歩き、男子生徒に椅子を投げつけ…
まるで可愛げのない少女を上手く演じて、新人とは思えない。
ショーで４羽の白鳥をおどる凪沙の衣装に、一果はかつて習っていた
バレエを思い出す。バレエ教室の片平（真飛聖）は才能を見出し、
一果にバレエを続けさせてほしいと、凪沙に頼み込む。
お金のない凪沙は、ホルモン注射でフラフラになりながら、
髪を切って昼間の運送業で働き、体を売ってお金を手に入れようとする。
「お母さん」と片平に言われた時の、戸惑いと照れと喜び、
一果を守ろう、バレエを続けさせようと田舎まで迎えに行く凪沙。
樹咲のバレエも見事なら、草��の渾身の演技が素晴らしい。
また一果と親友になる裕福な家庭のりん（上野鈴華）も上手い。
一果のコンクールの曲で、屋上で踊るシーンが美しく悲しい。
瑞貴（田中俊介）の叫びが突き刺さる。「どうして、
私たちばかりが、こんな酷い目に合わなければならないのよ！」
これは15分もの予告。
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