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2020年07月26日22:10

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「17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン」若者と老人の友情

ジークムント・フロイトの精神分析が出てくるかという期待で観に行った。
あの時代、心理学者のユングやアドラーのみならず、
ツヴァイク、トマス・マン、ロマン・ロラン等、知識人たちは、
こぞってフロイトと関わりを持って、何らかの影響を受けていたのだ。

「17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=4996735

https://17wien.jp

オーストリアのアッター湖畔に母と暮らすフランツ(ジーモン・モルツェ)は、
ウィーンの煙草屋兼新聞・雑貨屋に住込みで働くことになる

店主のオットー(ヨハネス・クリシュ)は、第一次大戦で片足を失っている。
オットーはフランツに煙草や客の好み、対応について教えていく。

フランツは客のフロイト(ブルーノ・ガンツ)の忘れた葉巻を届けて親しくなる。
恋人がいないと相談すると、フロイトは彼を励ます。勇気を得たフランツは、
公園で出会ったアネシュカ(エマ・ドログノヴァ)と付き合い始める。

翌1938年3月、ヒトラーのナチスドイツはオーストリアを併合。
自由にヒトラー批判をしていた劇場も、街も人も変化していく。

ユダヤ系市民や彼らと付き合う人に、ナチスに迎合する人々からの攻撃が。
オットーの店もユダヤ贔屓とされ、荒らされる。そして…。

年上らしいアネシュカに振り回されながらも、フランツは諦めない。
ボヘミア難民の悲惨な状況まで見ても躊躇わない。
彼の真直ぐな強さが、オットーの松葉杖や最後に集約される。

さて、フロイトの精神分析については…残念!な思い。
フロイトはフランツの悩みにいろいろ答え、人生について蘊蓄を語るが、
これらの言葉が、フロイトでなければならない要素がない。

少し物をよく考え、それを言葉にできる能力を持っている、
人生経験のある、つまり年を重ねた人なら言いそうなことなのだ。
若者と優しい知識人のおじいさんとの友情物語の域を出ていない。

フランツはフロイトの忠告で夢のノートを書く(ここはフロイトらしいが)
故郷の湖の湖や、水中などのイメージが夢に立ち現れる。
これ分析して聞かせてよ!ともどかしい。

原作のロベルト・ゼーターラーの「キオスク」を読めば、
もう少し、フロイトの精神医学面も出ているのかしら。
いや、フロイトの著作を読みなさいってことなのかな。
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月26日 22:16
    ロベルト・ゼーターラー・・・
    どこかで聞いたことが、と調べてみれば、今年の春に読んで感銘を受けた『ある一生』の著書じゃないですか!
    https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1974969605&owner_id=26940262
    この小説の印象が彼の作風だとすれば、この原作もおそらくかなりシンプルな物語じゃないかと推察します。
    機会があれば、観てみたいです。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月26日 22:43
    フロイトの精神分析については興味がありますが、勉強不足で一度もフロイトの著書を読んでいません。これからでも遅くない?ので、アマゾンで探してみようかな。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月26日 22:50
    さすが読書家! あの夢の話を小説ではどう表現しているのかしら。
    でもシンプルだとしたら、フロイトの精神分析までは踏み込んでいないかも。
    私は、フロイトの無意識や幼児期の抑圧とか、夢とリビドーとか聞いても納得がいかなくて…それでこの映画で少しでも何か描かれているかと期待したのです。
    遺作となったブルーノ・ガンツは素敵なフロイトを演じましたが、実際は違って、もっと気難しい人物ではないかと思います。
    あの当時女性に多かったヒステリーは、抑圧されることが減ったためか、今はあまり聞かなくなりましたね。解離性障害の一種という分類だとか。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月27日 08:23
    むむむ。県内でやっているので、ちょっとチェックはしてたんですが、こういう作品なんですね(^-^;
    どうにも、私には難しそうだぞ。
    しかも、tamaさんの評価も、そんなに高くないから・・・スクリーンじゃなくてもいいかしらん?
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月27日 09:13
    > mixiユーザー かつて、ちょこっと齧りかけたのですが私には無理〜という感じ。それで映画で少しでも分かるなら…と安易な願いだったのです。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月27日 09:19
    > mixiユーザー 若者と老人の交流のお話とみれば難しくはないです。でもそれなら、もっといい作品があるよね…という感じ。フロイトを期待した分、ガッカリしたというところです。鏡や、水中のイメージとか、思わせぶりなのに私には良く分からなかったのです。(←鈍いのか?)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月27日 09:20
    > mixiユーザー 手(パー)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年08月06日 12:37
    私もフロイトの部分につてはガッカリしました。

    >鏡や、水中のイメージとか、思わせぶりなのに私には良く分からなかったのです。(←鈍いのか?)

    いや、あれは分からないですよ。
    あの奇妙な夢や、死んだモグラや、何度も出てきた蜘蛛など、何の伏線?と期待したのですが
    回収されませんでしたね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年08月06日 18:08
    > mixiユーザー フロイトって言われれば気になりますよ。なのに…。
    伏線かと思っていたのに、肩透かしだったという感じで残念でした。
    ウィーンの街や、あの時代の雰囲気はありましたね。

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