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2019年10月15日22:39

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「今さら言えない小さな秘密」 自転車に乗れない…

自転車に乗れない話だけで、よくまぁ1本の映画に仕立てたものだと思うけれど、
プロヴァンスの風景がきれいで、山羊が何気に可笑しい。

「今さら言えない小さな秘密」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=4813959
http://www.cetera.co.jp/imasaraienai/

ラウル・タビュラン(ブノワ・ポールヴールド)は、郵便配達人の息子。
プロヴァンスの小さな村では、肉屋もパン屋も息子は親の仕事を継ぐ。

ラウルは補助輪付きの自転車で、父親と一緒に配達していたのに、
補助輪を取ったらバランスが取れず、すぐに転んでしまう。

ある時、急斜面を自転車で駆け下り、勢いで空中を舞って池に落下。
友達は、ラウルは凄い乗り手だと思い込んでしまう。乗れないのは秘密だ。

父親に告白した直後に父親は死に、恋人に告白したら振られてしまう。
ラウルは自転車修理工になり、村では自転車を彼の名タビュランと呼ぶほどなのに。

妻マドレーヌ(スザンヌ・クレマン)にも話せない。しかし、結婚時に
マドレーヌから約束させられたのは、彼にとって都合の良い話。

ある日、村に写真家エルヴェ(エドゥアール・ベール)がやってくる。
エルヴェは村人の写真を撮り始め、マドレーヌは自転車に乗ったラウルの撮影を勧める。
ラウルは何とか自転車に乗らずに済むように画策するが…。

意に反して村人に英雄視され、何度も口にしかけて上手く行かなかったり、
ラウルの気の毒なほどに追い詰められていく気分と、しでかす頓珍漢なこと。
そしてエルヴェも秘密があった。

「小話」のようで、本人たちは生真面目で深刻なのにユーモラス。こういうの好き!


とにかく、予告編を見たときから、絶対に見ようと決めていた。
というのは、私も自転車に乗れないから。秘密にはしていないけれど。

運動神経アウトでスポーツは水泳と登山くらい。テニスやバドミントンもダメ。
子供の頃からスキーに行っていたけれど、これも上手にならず。

自転車は、弟が広い校庭でコーチをしてくれたのだけれど、
雲梯の下のたった1つの水たまりに突っ込んで転んだ。
乗らなくても生活に不便のないところに住んだために、そのままに。

子供たちが小さい頃、善福寺川を遡って連れ合いの実家まで歩いたが、
兄弟で小さな声で「ママが自転車乗れないから僕たち歩かされるんだぜ」
と言っていたのが聞こえて、半ば的を突いていて大笑いしてしまった。

自転車の練習にも付き合って、息子たちはちゃんと乗れるようになった。
孫も乗れる。でも、未だに私は自転車に乗れないまま。
ラウルへの共感度が高くて、星は少々おまけ!!!
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