mixiユーザー(id:10258677)

2019年10月05日23:33

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「WEEKEND ウィークエンド」 優しさの本質

ゲイ2人の映画とは知っていて観始めたのだけれど、
「あ〜間違えちゃった、私の趣味じゃなかった、失敗した」と、
思った前半…そして後半、グッと来てしまった。

「WEEKEND ウィークエンド」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=4825072
http://www.finefilms.co.jp/weekend/

ゲイバーでラッセル(トム・カレン)はグレン(クリス・ニュー)に出会う。
そしてラッセルの部屋で2人は過ごす。
ラッセルはプールのライフガードの仕事。グレンはアーチスト。

グレンは、ラッセルに2人で過ごした一夜を語らせて録音する。
素朴な感じのするラッセルに対し、どこか作為的なグレン。
2人の絡み合い。この辺りまで「私、いったい何を観てるのかしら?」と。

グレンは16歳で親にゲイを打ち明けた時、親に「生まれつきだ」と言ったという。
(your faultは「生まれつき」?「あなたのセイだ」じゃなくて?naturalを聞き落とした?)
その話に、ラッセルは「僕は孤児で、16歳まで施設で育った」。
するとグレンは「孤児には興味がある」。なんて嫌な男かと思った。

だが、2日目の夜、グレンは「俺を父親だと思って打ち明けろ」という。
ラッセルは冗談だろうと言いつつも「父さん、僕はゲイなんだ」と打ち明ける。
そのシーンで、私はゲイかどうかなんて、どうでもよくなってしまった。

これ以上は観て貰わなくては。人の優しさと、あの細やかな心の動きを。
さすが、あの微妙な感情を描いた「さざなみ」のアンドリュー・ヘイ監督。
観て良かった!

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