アニメは苦手なんだけれど、この作品は20世紀初頭のパリが舞台、
しかも音楽や本や絵画の有名文化人がどっさり出演(アニメだからね)。
「ディリリとパリの時間旅行」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=4796687
https://child-film.com/dilili/
ディリリの生まれたニューカレドニアはオーストラリアの東方の島。
今でも、フランスの海外領土(当時は植民地)。
最初のシーン、ディリリの暮らす島の様子…と思ったら、
なんと見世物だったことにショック。1900年のパリ万博かな。
その展覧会場で、ディリリに声をかけたのが、オレル。
「三輪車で配達人をしているから、パリを案内してあげるヨ」と。
凱旋門、ヴァンドーム広場、チュイルリー公園、モンマルトル、
オペラ座など2人でパリの街を駆け回り、様々な人に出会う。
オペラ歌手のエマ・カルヴェの歌は、なんとナタリー・デセイ!
その頃、パリでは少女の誘拐事件が頻発していた。
2人は、事件の核心に迫っていく。
サラ・ベルナール、ピカソ、マティス、ロートレック、プルースト、
アンドレ・ジッド、サティ、エッフェル、コッホ、キュリー夫人など、
写真で見たことのある顔立ちや、全く知らない若き日の顔で描かれている。
その当時の著名な人々と、ムーラン・ルージュから地下水道まで、
あらゆる人物と建物で、1900年代初頭のパリ案内といったところ。
そして、分かり易いフランス語。思いがけなく楽しい作品だった。
ベルエポックのパリに興味のある方に、お勧めの楽しい時間。
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