「カーライル ニューヨークが恋したホテル」　５つ星ホテルの客や従業員が語る　

ヨーロッパ旅行で印象的なホテルはいくつかある。
ベネチアの運河沿いの大理石のモザイクが美しいロビーのあるホテル、
パリの小さいけれど、貴族のマンションだったホテル、
ローザンヌの湖を見下ろす１８世紀の建築のホテルなど。
でもどれもカーライルのスィート１泊２万ドルなんて額の宿泊費とは大違い。

「カーライル ニューヨークが恋したホテル」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=4785151
http://thecarlyle-movie.com/

ニューヨークの５つ星ホテル。著名人や上流階級が宿泊する。
そうした人々と、従業員が、このホテルを語る。
ジョージ・クルーニー、ソフィア・コッポラ、
ケネディ大統領もマリリン・モンローも泊ったという。

枕カバーにはイニシャルを刺繍、レストランやバーの壁絵、
丁寧な応対や、一度でも泊まれば名前を記憶しての親しい呼びかけ。
客の気分を慮る極上のホテルとはこういうものかと思わせる。

ダイアナ妃とマイケル・ジャクソン、スティーブ・ジョブズが
同じエレベーターになってしまったことがあったとか。
なんとなく気不味いような雰囲気だったが、ダイアナ妃がマイケルの
「ビート・イット」をハミング、さすがダイアナ妃の機転。

ただ、客のプライベートは絶対に守ると言いつつ、
従業員のインタビューではみんな楽しそうに喋る、喋る…。
まぁ、選り分けて話しているのだろうけれど？

そしてこれが上品？　映画になっているせいか違う感じがする。
ヨーロッパのホテルと、アメリカしかもＮＹの違いかしら？
庶民だから思うのかもしれないが、スノッブな感じが拭えない。
常連客なら、スノッブさも含めて良いのかもしれないが。