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2018年02月25日00:20

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「ナチュラルウーマン」逆風でも歩むトランスジェンダーの女性

トランス・ジェンダーのマリーナを、
歌手でトランス・ジェンダーのダニエラ・ヴェガが演じる。
少年っぽい(当たり前か?)美女!

「ナチュラルウーマン」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=4423196
http://naturalwoman-movie.com

トランスジェンダーのマリーナとごく自然に愛し合い、
一緒に暮らしていた年の離れたオルランドが、
ある夜、急に具合が悪くなり、階段から落ちる。

マリーナが病院に運び込むが、彼は亡くなってしまう。
愛人を失ったショックで、病院を飛び出すマリーナ。
街を彷徨い、ようやくオルランドの妻子に連絡をする。

オルランドは病死と判定されるが、病院を離れたことと、
外傷があるため、マリーナは彼の死の関与を疑われる。
女性刑事が「支えたいの」と言いつつ、
執拗にマリーナを追い、つきまとう。

オルランドの家族は、弟のガボは優しいが、息子たちは
化け物と罵り、葬儀に来たマリーナを痛めつける。
(オルランドは息子たちの教育をサボったのか!)

妻のソフィは「悪いようにはしない」など言いつつ、車を取り上げ、
「私たちはノーマルな関係だった」などと、傷つける言葉を重ねる。

トランス・ジェンダーだからというだけで、気味悪がられ、
痛めつけられる。それでもマリーナは顔を上げて潔く歩む。
雨の中も強風にも立ち向かう(どうやって撮影したのかな)。

ただ、話がストレート過ぎるというか、
例えばコインロッカーの中身などで感情を揺さぶるとか、
善意の底に潜む、自分でも気づかないほどの悪意、
見えにくい偏見といった人間の複雑さをもう一つ…。

彼女の歌うOmbra mai fùは胸に沁みる。
ダニエラは、オルランドの木陰に守られていたのかと。
(この歌は、作曲された頃はカストラートが歌ったとか)

主演のダニエラ・ヴェガは、次の作品では、
ストレートの女性を演じるそうだ。
男女を超越した性が当たり前になる日も近い?

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