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mixiユーザー(id:10258677)

2018年02月06日23:41

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「ベロニカとの記憶」あてにならないのは記憶…

1通の手紙から引き起こされる青春の記憶。
その記憶は果たして真実なのか…。

「ベロニカとの記憶」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=4394733
http://longride.jp/veronica/

ライカの中古カメラ店を営むトニー(ジム・ブロードベント)には、
(この店は、カメラ好きのベロニカの影響かな)
離婚した王室弁護士の妻(ハリエット・ウォルター)との間に、
娘スージー(ミシェル・ドッカリー)がいる。
スージーは未婚で妊娠中。臨月でトニーを当てにしている。

ある日、トニーに届いた手紙を開けると、学生時代に付き合っていた、
ベロニカの母親が亡くなり、日記をトニーに遺したという。
弁護士に受け取りにいくと、ベロニカが渡すことを拒否しているという。

トニーは青春時代を思い出す。現在と過去が交差していく。
4人の仲の良かった仲間たち。

その1人エイドリアン(ジョー・アルウィン)は、
歴史の授業で「過去に、何かが起こったことは確かに言えるが、
誰がどうしたとまでは、現在の視点からは何も言えない」
つまり過去の出来事を、今の視点から見る曖昧さを指摘する。

トニー(ビリー・ハウル)は、パーティの最中に、
庭で1人、カメラを手にしているベロニカ(フレイア・メーバー)に
出会って惹かれるが、ベロニカは彼を弄ぶかのような態度。

家に招待までするが、彼女はやはり未来を曖昧にする。
家には父親と兄、若々しい母親(エミリーモーティマー)がいた。

現在に戻って、トニーはベロニカ(シャーロット・ランプリング)に
会いにいくが、「日記は燃やした」とベロニカはすげない。
トニーはベロニカの後をつける。まるでストーカー。

それにしてもトニー、娘の出産があるというのに、何をしているの?
ベロニカとの思い出を元妻に綿々と訴えるってどういうこと? 

それに彼女に「どうして離婚したんだ?」と聞く。
まるで分かってないのか、忘れたのか?
人間って過去は、自分に都合よく改竄して記憶しているのか、
記憶も無自覚に取捨選択、都合の悪いことは忘れてしまうのか…。

若き日のベロニカの身勝手とも思える行動は
まったく謎(家族というものへの不信からか?)だが、
年取って「つらい人生だった」と言いつつ、口を閉ざす姿は潔い。

もう、トニーの青春よ再び願望の、記憶違いというか、
男ってどうしようもない…という展開の中で、
つらい真実が明らかになって行く。そして、最後に一筋、光が…。


―――――
記憶だが、私と妹は1歳半しか違わず、学年は1年違いで、
かなり同じ経験をしているのに、確かに記憶って変なもので、
思い出として残っていることも違えば、内容も違うこともある。

それぞれ結婚して今は関東住まいの私と、山陽に住む妹だから、
紀州の実家に、年に1,2回、たまに日を合わせていく程度。

そういう時は母を交えて、3人の記憶を突き合わせて、
いろいろおしゃべりに花が咲くのだが、少しずつ違うのだ。

幸い、あまり忘れたいほどの嫌な記憶は少ないので、
いろいろ話してはズレも含めて大笑い…が多いのは幸い。
(それとも嫌な記憶はもうさっさと捨てちゃったのか?)

年頃には、私も実らなかった懐かしい恋の思い出もあるけれど、
何故か、そういう方々とも、細々、年賀状を頂いたり、
同窓会などで、お目に掛かったりもすることもある。

お互い今が幸せなのか、焼けぼっ杭ほどには熱い恋でもなかったのか、
何も起こらず、ただ穏やかに、とても懐かしい出会いだけなのね。
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年02月07日 00:07
    面白そうですが…
    でも星3つなのね?
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年02月07日 00:24
    そうなんです。え〜っ?!と言う展開ではありますが、誰にも共感できなくて…。あえて言うな元妻さんかな…くらい。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年02月07日 01:34
    この映画の話と全然違うけど、人間の能力には、1.目の前の事実を正確に(客観的に)認識する、2.その事実に基づいて合理的に(公正に)理解する、という2つの内容があることに最近気づきました。
    3.としてそのまま正確に記憶するというのを付け足してもよいですが。
    最近になって、自分では当たり前と思っていたことが、どうやらそうではないと気づきました。
    事実の認識もそれを評価する能力もずれているとおかしな結論を、本人は堂々と話します。ここ数年の与党政治家の言動や歴史認識を見ているとその思いを強くした次第です。
    人間ってなんだかなと思ってしまいます。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年02月07日 09:53
    良かった・・・私も3つ☆でした(笑)

    俳優さんたちは、とても良くて、まあ、謎めいた展開で、面白くないわけじゃなかったんですが・・・なんだか終わってみると「な〜んだ」っていう感じで、余韻もさほどなく・・・。
    トニーが後半になって、郵便配達屋さんへの態度がいきなり変わるのが、なんだか、わかりやすすぎましたよね(^-^;
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年02月07日 10:20
    > mixiユーザー 大学祭の報道をテーマにした会に行ったとき、司会の大学生が「新聞が真実を報道するには?」とジャーナリストたちに問いかけて、「真実って何ですか?」と問い返されても、まだその意味が分からず、「新聞はある事実の一面を切り取る」と言われても、理解できず…という場面がありました。
    ジャーナリストからは、「せめて3紙くらいを読み比べて、真実とは何かをよく考えてみて」と言われていたように記憶しています。

    おっしゃるように「客観性」と言っても、その人の客観性に過ぎないのですよね。だから認識時点でもうズレが生じるのかしら。そして増して「公正に」は、必ずや自分の利益(心地よさを含めて)と関わってゆがみが生じるのかしら。

    私は反対の意見を持つ人とも議論することで、政策などよりよい方向を模索できるのではないかと、ある公開政治掲示板のスタッフを10数年していましたが、結果は悲惨なものでした。殆どの方が他人の意見に全く耳を貸さず、非難するだけで議論にならないの。「白熱教室」大人版は、見事に潰えました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年02月07日 10:23
    > mixiユーザー オオ、ケスさんも。謎めいていてミステリーっぽくて、確かに謎が明かされて…と言う展開なのに、なんだかね…でしたね。脚本がもう一つ?
    はい、郵便屋さんにコーヒーを勧めたりね(笑)。トニーはちょっと鈍い好青年だったんでしょうね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年02月07日 14:53
    > mixiユーザー その公開掲示板の件は存じませんが、主宰者(主催者)、立ち位置、共通ルールの作り方が難しいですね。
    私も人のことは言えませんが、共通の場を提供してもらっていることへの感謝、議論相手への最低限の敬意があるかないかと思います。(申し訳ありませんが、そういう運営をできなかった主宰責任者に最終的な責任があると思います。)

    趣味の世界は気楽なもので、もう20年近く前、インターネット初期に、クラシック音楽の掲示板があって、趣味の世界のことですから、感情的になったりする人もいて、ネチケットというものも確立していない中、運営がうまかったのと、人に恵まれたのか、とても面白い時代を過ごした経験があります。
    そのときのいい経験があるから、今でもネットで見ず知らずの人と関わりができますし、それこそ20年間、一度も会ったことがないけど、ネット上だけで仲よくおつきあいさせてもらっている友人もいます。 

    今は、国のトップも、頭は悪くないはずの官僚も、明らかな出鱈目がまかり通っているから、社会自体が変質したのでしょう。
    財務省・経産省に限りませんが、同じ役所に30年もいると、つきあう人が限られ、耳にする情報も偏り、社会的なバランス感覚は相当に悪くなると感じます。
    これは民間企業も同じでしょうが、頭を下げなければいけない場面はある、利益を生まないと倒産してしまう、他の会社と競争があるということで、最低限以上のモラルと社会常識は維持できているのだと思います。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年02月07日 17:21
    > mixiユーザー おっしゃる通り、主催側は人間の互いのモラルを信じ過ぎたのでしょう。もちろんルールも作り、ご注意も差し上げて対応していたのですが、政治掲示板で右だ左だと言いだすとなんともはや、悪口雑言をなさる方が出てしまうという羽目に陥り、そうなると丁寧にご注意を差し上げても無理という悲惨なことに…。

    議論で反論をすることと、人格批判をすることの区別がつかないのかと思います。あの国会討論を見ても、とても議論になっているとは思えないこともしばしばです。日本では、ある議題について一部でも反論をすると、反対なのかとか嫌われているとか思い違いをなさる方が多いように思われます。

    議論討論をきちんとするには、子供時代から自立していること、権利や自由と、その限界を自覚している方ではないと無理だったなと思います。理想を追い過ぎたな…と。
    ただ、素晴らしい方々と知り合えた機会ではありました。

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