mixiユーザー(id:10258677)

2018年02月05日00:44

161 view

「はじめてのおもてなし」難民と受け入れ家族の崖っぷち騒動

楽しそうなポスターの写真に惹かれて、
難民映画祭に申し込んだのだけれど、希望者多数で落選、
銀座シネスイッチで上映しているので観に行くことに。

戦争・紛争や経済的な困窮・飢餓から逃れようと、
中東やアフリカからの難民が欧州に押し寄せているが、
ドイツは人道的見地から難民を受け入れている。

「はじめてのおもてなし」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=4388882
http://www.cetera.co.jp/welcome/

元教師のアンゲリカ・ハートマン(センタ・バーガー)は、ある日、
難民を家に受け入れると宣言して、夫や子供たちを唖然とさせる。

やってきたのはナイジェリア難民の
ディアロ(エリック・カボンゴ)。

ハートマン家は、外科医の夫(ハイナー・ラウターバッハは、
職場では若手のタルク(エリアス・エンバレク)とは上手く行かず、
友人の美容外科医に皺取りの注射を受けても老いは忍び寄る。

妻は夫とはぎくしゃく、アンゲリカは寂しさにアルコール依存寸前。
32歳の娘ゾフィ(パリーナ・ロジンスキ)は、
自分探しで未だに大学生、なのに勉強に身が入らない。

息子フィリップ(フロリアン・D・フィッツ)は子供がいるが
離婚、仕事中毒で思春期入り口の息子に構う暇もない。

愛していても伝わらず、バラバラになりそうな危うい家族。
ディアロも、難民申請が通るかどうかの崖っぷち。

なのに妻の元同僚が歓迎パーティのどんちゃん騒ぎ。
頼まれてラップの撮影を学校でして大問題になり…、
ゾフィのストーカーと揉め…と思いがけないトラブル続き。

ディエゴの率直な物言い、ドタバタに笑いながら、
偏見や差別に胸を痛め、壊れそうな家族にハラハラ。

そして、もし大量の難民が日本に来ることになったらどう思う?
隣に難民が棲むことになったら、あなたはどうする?と、
問われていることに、ふと気づかせられる。

ーーーーーーー

難民ではないけれど、YWCAの「留学生の母親」運動に参加して、
1人の「息子」が我が家に現れたのは、子供が小学生の時。
子供たちは大喜びで、インドネシアの青年を迎えた。

彼は普段は日本語学校の寮で、夏休みには泊まりに来た。
息子たちの漫画「タッチ」を、面白いと全巻読み通し、
「私は」が「俺さぁ」に変わった。いいのか悪いのか、
とにかくこなれた日本語に変わったことは確か。

2,3年置きに、マレーシア、インドネシア、ラオスと、
5人の留学生と関わった。そして、香港、中国、韓国、フィリピン、
タイ、シンガポールなどの彼らの友人たちも我が家を訪れた。

他にもイタリア、アメリカ、フィンランド、オランダ、
ディエゴと同じナイジェリア等々のお客を迎え、思い出すと、
この狭い家で、ずいぶん国際的だったなと思う。
おかげで子供たちは、人種的偏見は持たずに育った。

もし、留学生に日本語で話すボランティアに興味があれば、
誰でも受け入れている留学生談話室を気楽に訪ねてみて。
http://www.tokyo.ywca.or.jp/peace/docs/201703281844.pdf


7 8

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する