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2017年02月02日11:05

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高齢者の貧困

月曜日のゴミ捨てだから、1月30日の朝のこと。
ご高齢の顔見知りのご老人から、「お金を貸して」と頼まれた。

「25円しかない」と言われ、「1000円でも2000円でも、1万円でも」と。
それでお貸ししたけれど、節約しても2,3週間ももたないのではないかしら。
多分、返って来ることもないだろうが、そこまでとは、本当にびっくりした。

「下流老人」という言葉も聞くが、ご近所の方であったことが大ショック。
外車がお好きで、買い替えるととても嬉しそうに車の話をされる方だったのだ。
これをきっかけに調べてみた。


「高齢者はお金持ちだ、もっと使って経済を回せ」と言う話もある。
預金額の平均は2,396万円。しかし、中央値は1,592万円。

1500万円あっても、たとえば病気をすれば、保険でカバーできない部分もあるし、
介護保険だって有料なのだから、積み重なれば結構な額になる。
あっという間になくなるお金だから、無駄遣いはできないだろう。

少数の何億円も資産を持つ人が、平均額を押し上げているのだ。
「もっと使え」は、そういう方々に、限定して言わなくちゃね。
https://seniorguide.jp/article/1002299.html

別の調査によると16.8%は無貯金。50万円以下の預金高は20%だとか。
https://how-match.jp/retirement-savings-8

生活保護世帯の半数近くが高齢者世帯でもあるそうだし、
必要なお金を1人年160万円(月13万3000円)としてみると、
医療費の要らない保護費以下の暮らしをする高齢者も27%だとか。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201603/CK2016030402000130.html

高齢者の80%が年金で暮らすが、基礎年金は40年間国民年金を収めても、
満額で78万100円だから、国民年金の人は相当の貯金をしておく必要がある。

平均受給額は国民年金が5万4544円、厚生年金が14万5596円だとか。
貯金か個人年金、株などの資産がないと、これでは暮らせないだろう。
https://allabout.co.jp/gm/gc/12085/

現役の頃は、まずますの中流の人が、大丈夫だろうと、
住宅ローンを組み、子供を私立校に通わせ、車を買い替えて暮らす。

そのまま何もなければ何とかなるけれど、病気や親の介護、離職。
子どもの就職の失敗などで、貯金が底をつき、頼りは年金だけとか。

その年金が不備な場合は暮らしに困ることになる。
自由業の場合などは、若い頃から、個人年金や貯金、せめて
国民年金の月400円の付加年金をつけておくのも良いかもしれない。


とにかく顔見知り程度とは言え、自分の周りにいる人で、
高齢者の貧困に陥る人がいるだろうとは、まったく意識していなかったので、
「25円しかない」と聞いたショックは大きかった。
今後、いったいどうして差し上げたらいいのだろうか…。
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