コンサート続きの3日目、昨日は先生のコンサート。早めのお約束をしていたのに、
地下鉄がちょっと遅れたら、乗り換えの丸ノ内線の新宿行きが続いてハラハラ。
う〜、ギリギリまでゴソゴソしてキッチリ時間に出るのは良くない!
「歌の扉」 保刈明子 押尾美穂 リュート上田朝子
独唱・二重奏、リュート・テオルボ演奏。
16〜17世紀イギリスのジョン・ダウランドやイタリアのモンティベルディ、カッチーニなど。
おお、先生はアジサイの花のよう、もうお1人は濃紅の牡丹のよう。
リュートの方は黒にネクタイでスッキリ、ボーイッシュな装い。目の保養。
この時代の歌は、ラヴソングがほとんどで男性が女性のつれなさを嘆く歌が多くて…と
曲前の解説がとても面白い。なかには、女性の歌も少し。
最後の二重唱の「ポッペアの戴冠」は、皇帝ネロが、元皇帝の娘オクタヴィアと結婚して、
策略の末に皇帝になったのに、2人目の夫のいるポッパエアに不倫して、
互いに離婚して結婚するという、もうほんとに何してんだか…という史実に基づくオペラから。
歌のお2人は、声の質が違っていて、華やかと、澄んでしっとり。
先生が、丁寧に綺麗に歌われているのを聞いて、いろいろ反省。
楽しい2時間でした。
そうそう、リュートってなんで曲がっているんだろう?と思って、
調べてみたけれど、不思議に思う人も多くて、それぞれ考えているらしい。
でも、結果「分かりません」らしい。持ち運びに便利?という説もあったけれど、
通奏低音の楽器テオルボは、今日のは1m40センチくらいもあって真直ぐなのに…。
自分も、あの直角に曲がったネックは本当に不思議でしょうがないのですが、それが逆にリュートらしくてカッコよく見えたりもしますが
クラシックの有名どころはその後ですから。
この分野は詳しくないので、失礼しました(^^;;
カッコいいのは確かにそうですけれど。
tamaさん、ご来場&お手伝い、どうもありがとうございました。また、こうやって日記に書いてくださって恐縮です。
リュートは、ああやって構えられるのがまず、謎です。
あのようにひざの上に乗せようとしても、まずそれができないんです。くるんとすべって、ひざのうえに楕円形のテーブルを乗っけたようになってしまいます。
それを、どうやるんだかしっかり支えて、さらに右手と左手をまったく違う動きをさせて弾くのですから、もうもう神業です。
かといって、歌だったら簡単に歌えるかっていうとそうじゃないし。
難しいですねえ。
そうですか! バイオリンやチェロは弓で、右手と左手と使うのはギターもですけれど、
ギターのほうが抱えやすいでしょうね。いちど膝の上にのせてみたいものです。
以前ルネッサンス・リュートを持たせてもらったとき、あまりの軽さにびっくりしました。700だか800gだかって聞きました。あの大きさなのに、です。重さ的には、ケースの中に空気を入れて持ち歩いているようなものですって。