メキシコの女性画家フリーダ・カーロはその独特な絵画と、
彼女の生涯は深くつながっていると思われ、
この映画で、そこを知ることが出来るだろうという期待があった。
「フリーダ・カーロの遺品−石内都、織るように」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=3661188
http://legacy-frida.info/
しかしこの作品は、まさに彼女の「遺品」であって、
その撮影を依頼された日本女性のカメラマン石内都を追うものだった。
遺品を通してフリーダの生涯は垣間見えて来るが、
それよりもカメラマンの撮影の方に焦点が当たっていて、
フリーダ・カーロへの取材不足だったと思う。
石内都の仕事ぶりを見たい人は満足だろう。
しかし、フリーダ・カーロをより深く知りたい人には、まるで物足りない。
だから取材しやすい織物の話に流れたのか?
映画の製作者が、フリーダをもっと掘り下げて取材していれば…と、
とても残念な気がした。
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