アメリカの今　大坂なおみとBLM　スポーツ選手のオポチュニスト化

今までこういう行為は一切ありませんでした。
これは2016年の秋から始まりました。
一人のプロアメフト選手、それもチームの花形であるクォーターバックがある日突然国歌斉唱時に膝をつきだし、これはBLMだ、警察の暴力への反論だ、国歌を歌えないと言い出しました。

これに賛同した選手はその時たった一人でしたが、これが大きな問題へ発展します。
そして結局このクォーターバックは首になります。
試合で結果も出せず、この行為で取り上げられるだけでチームのお荷物になったからです。

彼は大坂と同じく白人と黒人の混血ですが、黒人の母親が育てられず幼い頃に養子に出され白人夫婦に迎えられ実子同様に育てられました。
ちゃんと奨学金で大学へ行き、プロ選手になりました。
この人がおかしくなったのは変な彼女（今でいうWoke）と付き合いだしてからです。
名前をコリン・ケーパニックといいます。

この論争後、プロ試合の視聴率が下がり出し今でも見るのをボイコットするファンがいます。それくらい大きな論争なのです。
それは何億、数十億というお金を幸運にも稼げる地位にいながら何が不満なんだ？という一般人の声が大きいからですね。

じゃあなぜ他の黒人プロアスリートが次々とこういう行動を続けないのか？
今これをやる人はまだ無名に近い人、スポンサーが少ない人が多いです。
ハンマー投げ選手とか、砲丸投げ選手とかね。

なぜ黒人でアスリートの頂点にいるタイガーが何もしない？
それはタイガーのスポンサー数、ゴルフのファン層などと関係あるかもしれません。
ゴルフのファン層は白人富裕層の男性です。
彼はプロ転向直後から10社くらいずっとスポンサーがあります。
資産もビリオンドルを超えます。
彼にとって世論を敵にするような行動は無茶でしかありません。


それでは女性アスリートのトップであるセレーナウィリアムス。
セレーナはテニス姉妹として有名なウィリアムス姉妹の妹です。
なぜセレーナも行動しない？
セレーナは結婚していて（相手は東欧出身の白人実業家）夫婦でかなりの資産家です。
そして父を異なる姉妹兄弟が多い人です。
出身は貧困エリアのロスアンゼルスコンプトンでした。

2003年、ウィリアムス姉妹の姉ヨツンダさんがそのコンプトンのトラップハウス（ヤクの密売をする家）の前にたまたまSUVを停めていたところ、クリップス（ロスアンゼルスの有名な大きなギャング一味）に対抗ギャングと間違えられ、一緒にいた男性と共に銃殺されてしまいました。
犯人確保に半年以上かかりましたが、警察は逮捕して訴追し今15年の刑で服役中です。
犯人はクリップスのギャングで黒人でした。

ヨツンダさんは妹達のアシスタントなどもしていましたが、自分の力で生きていきたいと言いコンプトンに住み続けていました。
この殺人はかなりのニュースになり雑誌にも取り上げられ、姉妹は悲しみに暮れていたのを覚えています。
彼女たちにとって、警察は恨みを晴らしてくれた味方です。それを悪くは言えないでしょう。それに経済的にも長期的に考えたらBLMだ、と叫ぶのは賢い行動ではありません。

じゃあなぜ大坂はBLMと叫ぶのか？
それは幼くて、自分の名声の影響がまだはっきり判っていないから、利用されているのが判らないからだと思います。
まだ23歳？ですからね。
親は何も言えない立場でありますし（彼女のお陰でいい暮らしができる、そうい暮らしがしたいから教育を軽んじテニス選手を目指すようにした）、裸の王様なのですね。
忠告してくれる人がいないから暴走してしまったわけです。
昨日今日有名になった訳でもないのですし、スポンサー契約書にはモラル条項もあります。ちゃんと読んでいるか？と私は思っています。
決して彼女が日本人と黒人の混血だから彼女が嫌いな訳ではありません。
無関係な人やビジネスに被害を与えるＢＬＭの宣伝塔になったから嫌いなのです。
それを人種と無理やり繋いで、大坂が嫌いなヤツはレイシストだと叫ぶ人こそレイシスト感情を隠しているのではないのでしょうか？
そういう方は黒人と繋がりがありますか？友人、知人がいますか？
私にはいますよ。