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2019年04月28日06:12

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父と祖父

母編を書いたので今度は父です。

父は長男で関関同立に行き、そこから祖父が役員をしてた大企業に入りました。

大学からゴルフをしていて、ずっとゴルフをしていましたが好きになれないやつというか、妻子に無関心でした。

自宅も祖父宅の真裏で祖父が建てたから、とにかく祖父を祀り立てる事しかできない。反抗一切できない。
あとイニシアチブ取れる人じゃないから、家のメンテも下手。築五十年の実家でやっていた改装はキッチンやベランダと外壁くらい。
私の仕事が不動産になってから、実家へ行くと必ずインスペクションしていたんですけどこりゃいかんやろと。

反対に母は実行力の人ですから、海外旅行に行くとかする。もちろん父を誘うが父は断る。
そんな感じで私が大学に入ってからは父と旅行が全くなし。

こんなだから父の父、祖父が私の結婚に反対した時も右へ倣えで反対。
父と母は隠れて議論していましたが、それでもダメ。夫は日本に挨拶に来たし、これ以上待つ事もなかろうと見切り発車して結婚。

結果は私達の結婚した翌年に病気になり、病気発覚から一年半後に亡くなった。
祖父は長生きで90くらいだったが、またイニシアチブを発揮してお葬式を祖父宅でやられてしまった。

私が父の葬儀の為帰った時、祖父母はまだガンとして結婚に反対していた為葬儀に行けるかどうかも分からず。
しかし、帰った私を見た祖父は反対していた事がいかに馬鹿馬鹿しいかに気づき和解。

それから祖父と私は身近になり、色々話すようになった。元は税務署で働いていたから祖父は会計に明るく何でも知っていたし、少食でお酒もほとんど飲まず、贅沢は夏に瓶入り三ツ矢サイダーを欠かさないくらいだったが、おしゃれでワインレッドのベストをいつも着ているようなおじいさんだった。

そしておじいさん死後初めておばあちゃんから直接聞いたが、おじいさんは六十くらいまで女性にモテておばあちゃんにかなり苦労をかけたらしい。昔の事だけど、正直話を聞いて唖然とするような浮気者だったんだって。
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