国立駅の三角屋根駅舎が復原された。
東京五輪の聖火リレーに合わせて工事は進められていたが、
五輪は延期、新型コロナウイルスの影響で
完成のイベントはすべて中止となった。
JR中央線の高架化工事伴い、
駅舎が解体されたのは、10年前になるだろうか。
市民の多くはの復原を求めたが、財政が乏しいことを理由に、
反対する市議会議員もいて、随分と難航した、
私にとっては、13歳のときに国立に転居して以来、
ずっと親しんできた駅舎でもあり、復原運動に参加した。
東京都の文化財に指定され、
旧駅舎の部材を多く使って、
昭和初期のモダンな駅舎が再び蘇った。
時が時だけに、可愛らしさの中にある
凛とした佇まいは、どこか心が和む。
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