私は20代の約3年間ホテルに勤めていたことがある。
主な業務はフロント会計で、
客のチェックアウト時の精算だった。
ホテルというのはお客様の記録が財産である。
だから、一定期間、確か5年間ほどは、
記録(泊り、食事などなど)伝票を残している。
うろ覚えだが、ある政治家が宿泊した記録の提示を、
税務署から求められたことがある。
私が当直だったこともあり、かなり古い記録を
伝票保管倉庫から運び出しチェックをして、
細大漏らさす提出した。
今ならデジタル管理できるので、
膨大なデータを保存できるはずだ。
ANAホテルで後援会の宴会を開いた安倍首相が、
見積書も請求書も領収証もなにも発行されていないと
野党質問に反論してきたが、
ホテル側は例外なくすべて提出している
と野党と新聞社の取材に文書で回答した。
一部の自民党議員はANAホテルはもう使わないと
見当はずれのことを言っているが、それは他のホテルなら
不正をうまく誤魔化してくれるといっているようなものだ。
自ら墓穴を掘ったのは安倍首相自身であり、
企業としてANAホテルは賞賛されることはあっても、
非難される筋合いはない。
それにしても、ニューオータニホテルは
忖度ホテルとしてすっかり格を下げることになった。
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