中国の武漢から政府のチャーター機で帰国した
日本人のうち、新型肺炎感染者がでるなど、
いよいよ日本も緊急事態に直面している。
新型肺炎の影に隠れてあまり話題になっていないけれど
インバウンドへの影響が徐々に出始めているようだ。
外国人旅行者による経済効果は年間約4兆8千億円あると
試算されているが、中国観光客の落とす金額は、
約10%の4800億円にのぼる。
韓国人観光客の激減で、いまは中国頼みだったが、
新型肺炎の発生で、中国政府が団体旅行の取りやめを決めたので、
春節景気は、完全に消えることになった。
さて、そうなると書き入れ時の準備をしていた
ホテル、旅館などを擁する観光地の痛手は計り知れない。
他の国の観光客と異なり、一時のブームは去ったとはいえ、
爆買いは依然として中国観光客がいちばんのお得意様だ。
安倍政権の目玉政策である観光立国には、
こうしたリスクが伴うことを、
これからも覚悟しておく必要があるだろう。
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