台湾の総統選挙は、
現役の蔡英文候補が、約250万票以上の大差で、
親中派候補を破って当選した。
中国の習近平首席は、例によってひとつの中国を掲げ、
一国二制度のもとで、台湾選挙に相当テコ入れというか、
干渉したようだが、完全に裏目に出てしまった。
香港の民主化デモなどが、
台湾国民(国とは認められていないけれど)の
ナショナリズムに影響を与えたことは間違いない。
中国共産党は、今回の失敗を受けて、
台湾の独立気運の高まりに神経を尖らせており、
軍部による圧力路線を強化する可能性がある。
60年以上も昔になるが、武力で制圧しようとして、
中国が台湾領の金門島を砲撃したことを思い出した。
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