小泉環境相にとって事実上の国際デビューとなった、
マドリードで開催されているCOP25。
石炭火力発電を継続する日本に、
国際社会から批判が集まっているなか、
小泉環境相は試練の演説に臨んだ。
内容は、空疎。
その一言だった。
自分も来年父親になる。
その子どもを守る責任がある。
世界中の子どもを守る責任がある。
と情緒的な内容にとどまり、
日本の二酸化炭素削減目標と
具体的な対策については触れなかった。
(というよりは触れることができなかった)
若い大臣というだけではウリにならない。
求められているのはGDP第三位の国としての
環境問題への実効性とそれを実現する国としての
矜持であり責任のあり方だった。
12月2日についで、二つめの化石賞を贈られた、
父の小泉元首相は、(本人曰く)官僚に騙されて
太陽光発電の補助金をカットして
原子力発電に舵を切った。
息子の若き環境相に、大きな期待はしていなかったが、
やはり残念としかいいようがない。
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