この発言について。

時間が経てば経つほど疑惑が深まる「桜の会」
名簿がシュレッダーにかけられ廃棄されたことについて
参議院本会議で野党から質問された安倍首相は、
「障がい者雇用職員が処理した」と答弁した。

この発言をニュースで耳にしたときに、
私は強い違和感を覚えた。

野党によるヒアリングの時に、
内閣府の担当者は「短時間勤務者」という表現を使っていた。
その時私は、障がい者雇用職員のことかと思ったが、
シュレッダーの予約が取れなかったという理由だけでは
説得力がないと思って、短時間勤務者だったので、
時間が取れなかったという弁明をしているようにも見えた。

その短時間勤務者をなぜ、障がい者雇用職員と言い替えたのか。
理由は分からないが、もし、障がい者がやったという意味だとしたら、
首相の答弁書を書いた職員の意識もそれを棒読みした首相にも、
だから仕方ないという、ニュアンスがあり違和感が拭えない。

そう感じたのは私だけではなかったようで、
ネット上でも障がい者団体から批判、苦言が飛び交っている。
さらに海を越えて、べいこくではニューヨークタイムズ紙が、
障がい者差別に繋がる表現だと、首相を批判する記事を載せていた。