英国ホンダが、2021年に生産を終了し、
英国からの撤退を決めた。
EU離脱を国民投票できめたまではいいけれど、
離脱期限が迫っているにもかかわらず、
EUとの交渉が難航している。
英国内では、国民投票をやり直そうという
意見までではじめ、合意なき離脱になる可能性もある。
ホンダに追随して、日立なども撤退を模索し始めたという。
すでに撤退した他の国の企業もある。
こうなると、雇用問題への影響も大きくなりそうだ。
英国ホンダは、3500人ほどの社員を抱えており、
全員解雇となれば、大きな混乱につながりかねない。
英国と同じように、自国第一主義でEUからの離脱を主張する
保守勢力が支持を伸ばしているイタリア、フランスなどは、
英国の混迷をどう見ているのだろうか。
欧米諸国が、みずから開いた自由貿易のボーダーレス時代だが、
ここまできて、一国だけで生きていくことは、
相当な覚悟が必要だということだろう。
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