時流に乗ってるわけではない(と思いたい)のだが、観てしまいました、全部。
Netflixドラマだけに金はかかってるし、時間設定があまりにも自由。
70分台から始まるが回によってバラバラで、どんどんエスカレートしていって80分台90分台、最終話は2時間近い。
全部で1,352分! 22時間32分。飲まず食わずでほぼ1日がかりです。もちろん私は飲んだり食ったり寝たり風呂入ったりしながらそうさなあ、10日間くらいかかったかな。
そりゃ面白いよ。
あちこちで紹介されてるから今さらネタバレでもないんだけど。
南の財閥令嬢にして大企業グループの次期会長がハンググライダーで飛んでるときに竜巻に巻き込まれて北朝鮮に不時着。それを見つけたのが北朝鮮軍精鋭部隊の中隊長(隊員5人)。
この令嬢(ウルトラ金持)と軍人のラブストーリー。基本トーンはコメディ。
もちろん軍部に差し出さなければならないが、成り行きでかくまってしまう。
そんな感じ。
それにしても金がかかっている。スイスロケとかさあ。あと北朝鮮の村とか市場とかはセット作れるだろうけど、北の自然風景はどうやって撮ったの? ロケできるの?
面白いのが北朝鮮の人々の生活。あのデブ金の独裁下にありながら、貧しいながらもなんか楽しそう。純朴というのか。
もちろん軍人がいばってるし、権力を持ってるものには逆らえないし、相互監視はあるし盗聴はあるし。
それでも普通の生活はあって、ちょっと「この世界の片隅に」を思い出した。
あとねえ、悪役っぽく出てきた人も「この人いいとこあるんじゃん」がとても多い。
(ちょっとネタバレ)
南に潜入した中隊長は結局送還されるわけだが、そしたらもう令嬢と会えないじゃん。絶対無理無理。
最終回は涙の別れでぐちゃぐちゃ。ここで終わりと思いきや、え?あと1時間以上あるの? いやあ、ひっぱるひっぱる。
ああ、その人はそうなったのね。その問題はそうなったのね。
二人は会えないけど、そういう風にするのね。
でも絶対会えないじゃん。
え? そんな手があるの? そ、それは。それにしても金持ってなんでもできるんだなあ。
英語タイトルが秀逸。
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