キーワードは「プラン」だったか。
桂花で昼ごはん食べて14:10ふたたびHUMAX。すごいな80人くらいはいってたぞ。
改めて映画をはじめとする映像作品、あるいは文学作品に必要なのは「ユーモア」だと思いましたね。
「いやいや、そうじゃない作品もあるだろ」とおっしゃるあなた。つまりね、笑わせるとかコメディとかそういう意味ではなく、もっともわっとしたというかね、うまく言えねーな。
ま、この映画は途中地獄絵図も描かれるけど(ネタバレ)、基本ギスギスしてないのよ。だからブシャブシャ茶色い水が溢れてきても「まあしょうがないだろ」的なトーンで進む。
ユーモアもそうだけど、サスペンスがものすごい。世界で受けているのはこの辺なのかなと思ったりする。映画のテーマと関係無く、サスペンスの質が最上級。
2回目に思ったのは、下流階級と上流階級が単純な対立構造になっていないということですね。
半地下の人たちは高台の人たちに嫌悪感を持っているどころか感謝している。本地下(ネタバレ)の人は「リスペークト!」と叫びすらする。
ここがポイントじゃないでしょうか。
金はアイロンであって罪悪ではない。このへんが日本映画にはなかなかない描写ではないかと。
じゃあなんでソン・ガンホが最後にああしたかというと(ネタバレ)それは「スメル」。
#蛇足ですが、金持ち家族が「シンプル」な奥さんを除き、それぞれ妙に勘がいいのも面白かったです。
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