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2020年11月17日19:40

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突然ですが遊戯王小説です その12

現在の状況

ニバリのターン、メイン1
ニバリ LP6000
手札 3枚
『補給部隊』『魂のさまよう墓場』伏せカード
『火の玉トークン』『ハッピー・ラヴァー』

『憑依装着ーライナ』
『憑依覚醒』
メル 手札5枚

メル「『ハッピー・ラヴァー』がニバリのエース・・?」
ニバリ「その通り!
 ニバリはこのカードと、ユーちゃんと共にWチューブを支配する超人気Wチューバーになるんだ!」
メル(星2のバニラモンスターで人気は無理なんじゃ・・)
ニバリ「デュエルを続けるよ。
 ニバリはレベル1の『火の玉トークン』一体でリンクマーカーをセット!」

 火の玉トークン→消滅

ニバリ「小さくて可愛い、電脳世界の人気者!『リンクリボー』をリンク召喚!」

リンクリボー 闇 リンク1 ↓
サイバース族・効果
レベル1モンスター1体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、このカードをリリースして発動できる。 その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで0になる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、 自分フィールドのレベル1モンスター1体をリリースして発動できる。 このカードを墓地から特殊召喚する。 この効果は相手ターンでも発動できる。
ATK 300

 □ ◇ □ □ □
   ■   ◇ 

リンクリボー『クリンクリンク〜♪』

 ニバリのフィールドにリンクリボーが特殊召喚され、その背後のフィールドがオレンジ色に染まる。

メル(ルールが新しくなってからあまり意味はないけど、あのモンスターゾーンはエクストラゾーンに変化したんだな。
 それにしても『火の玉トークン』を『リンクリボー』に変換するのは、ちょっと厄介だぞ)

 リンクリボーの効果は自身をリリースして相手モンスターの攻撃力をゼロにする効果と、レベル1モンスターをリリースして墓地から甦る効果がある。
 モンスターが破壊された時、自動でレベル1モンスターを特殊召喚する『魂のさまよう墓場』とは相性が抜群のカードだ。

メル(攻める時は少し気をつけなきゃな・・)
ニバリ「ニバリはこれで、ターンエンドだよ」
メル「僕のターン、ドロー!
 メインフェイズに入り、手札から『デーモン・イーター』を特殊召喚する!」


デーモン・イーター 地 星4
獣族・効果
(1):「デーモン・イーター」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。 (2):自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在する場合、 このカードは手札から特殊召喚できる。
(3):相手エンドフェイズにこのカードが墓地に存在する場合、 自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊し、このカードを墓地から特殊召喚する。
ATK1500/DFE200

デーモン「キキッ!」

 ライナの隣に、茶色い獣が出現する。

メル「『デーモン・イーター』は僕の場に魔法使い族がいる時、手札から特殊召喚できる!更にこの二体を墓地に送り・・」

 憑依装着ーライナ→墓地
 デーモン・イーター→墓地

ハッピー・ラヴァー『ああ・・』
メル「覚醒召喚!
 『憑依覚醒ーデーモン・リーパー』!」

デーモン「ギギィッ!」

憑依覚醒ーデーモン・リーパー 地 星5
獣族・効果
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは自分フィールドの表側表示の、 魔法使い族モンスター1体とレベル4以下の地属性モンスター1体を墓地へ送り、 手札・デッキから特殊召喚できる。 (2):このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した時に発動できる。 自分の墓地からレベル4以下のモンスター1体を選んで効果を無効にして特殊召喚する。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。 デッキから「地霊術」カードまたは「憑依」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
ATK2000/DFE200


 メルのフィールドに、先ほどより狂暴な姿をした茶色い獣が姿を現した。

ニバリ「か、カクセー召喚?」
メル「覚醒召喚。
 魔法使い族と特定の属性モンスターを墓地に送る事で、デッキ、手札から覚醒し特殊召喚できるモンスターがいる。
 それが『憑依覚醒』シリーズのモンスターなんだ。そして、『デーモン・リーパー』が覚醒召喚に成功した時、
 墓地からレベル4以下のモンスターを効果を無効にして特殊召喚する事が出来る。
 当然、『憑依装着ーライナ』を攻撃表示で特殊召喚するよ」

 憑依装着ーライナ→効果無効・特殊召喚

ハッピー・ラヴァー『ほっ・・』
メル「そして、『憑依覚醒』の効果によりカードを一枚ドロー!
 僕は手札から『憑依装着ーエリア』を召喚し、『憑依覚醒』の効果で攻撃力を上げるよ!」

憑依覚醒ーデーモン・リーパーATK2000→ATK2900
憑依装着ーライナ ATK1850→2750
憑依装着ーエリア ATK1850→2750

ニバリ「攻撃力3000近いモンスターが、三体も・・!」
メル「バトルフェイズ!
 『憑依装着ーライナ』で『リンクリボー』に攻撃するよ!」

 ライナがリンクリボーに向かっていく。

メル(リンクリボーの効果で攻撃力をゼロに出来るのは攻撃モンスターのみ。
 ならここは攻撃力の低いモンスターで仕掛ければ、後の戦闘が楽になる・・)
ニバリ「・・・・」
メル「・・・・あれ?」

Battle!
○憑依装着ーライナVSリンクリボー✕
   ATK2750   ATK300
      ニバリ LP6000→3650

メル「・・え!?
 効果を使わない!?」
ニバリ「『魂のさまよう墓場』と『補給部隊』の効果発動!デッキから一枚ドローし、『火の玉トークン』を守備表示で特殊召喚!」

 火の玉トークン 炎 星1
 アンデット族・通常
 ATK0/DFE0

メル(火の玉トークンが欲しかった?
 それとも手札を増やしたかったのか?いや、今はモンスターを減らす方が先決だ)
「バトル続行・・『憑依装着ーエリア』で『火の玉トークン』を攻撃」
 
バトル!
○憑依装着ーエリアVS火の玉トークン✕

ニバリ(・・・・一体目)
メル「(少し不気味だけど、躊躇う訳にはいかない!)『憑依覚醒ーデーモン・リーパー』で『ハッピー・ラヴァー』に攻撃!」

 デーモン・リーパーの鋭い尻尾がハッピー・ラヴァーに斬りかかる。
 ハッピー・ラヴァーは驚いて慌てふためいている。

メル(伏せカードで対応するか?
 手札の『オネスト』で反撃するか?
 どちらにせよそのまま攻撃が通るわけ・・)

バトル!
○憑依覚醒ーデーモン・リーパーVS
✕ハッピー・ラヴァー
ATK2900VSATK800
      ニバリLP3650→1450

ニバリ(二体目!)
メル「ええっ!?
 通っちゃったっ!?」
ニバリ「『魂のさまよう墓場』により『火の玉』トークンを特殊召喚・・」

火の玉トークン 守備表示・特殊召喚

メル「な、なんで、何もしなかったんだ・・」
ニバリ「フフフ、当ててごらん・・」
メル(・・考えられるなら、わざと攻撃された?
 それにしても、ライフが半分以上減らすまでするメリットが見えない。
 デュエルのセオリーが分かってない、のか・・)
「僕はこれでターン」

 ゾクッ!!

 瞬間、メルの背中に鋭い感覚が迸る。
 それは紛れもなく恐怖だった。
 目の前の、何もせずライフが減らされただけの女決闘者に対する、凄まじい恐怖がメルの行動を停止させたのだ。

メル(な、なんだ!?
 今、僕は何に気付いた!?何を恐れた!?
 だ、だけど気付いた以上このままには出来ない!このままターンをニバリに渡したら、ただデュエルに敗北するだけじゃない・・二度とカードを見る事さえ出来なくなるような、凄まじい恐怖が僕を包んでいる!
 何も、何もしないわけにはいかない!)
「・・・僕は、カードを一枚伏せて、ターンエンド、だ・・」

「クスクス・・」

 ふと、小さな笑みが聞こえてくる。
 見ると目の前の女性の幻影が、とても嬉しそうに笑っていた。

ニバリ「アハハハハハー!!
 メル、君は世にも面白いエンジェルコンボのスイッチを押してしまったのさー!」
メル(エンジェルコンボ!?)
ニバリ「エンドフェイズに永続罠カードオープン!『人海戦術』!!」

人海戦術 永続罠
各ターンのエンドフェイズ時、 そのターンで戦闘によって破壊された自分のレベル2以下の通常モンスターの数だけ、 デッキからレベル2以下の通常モンスターを選択して自分フィールド上に特殊召喚する。 その後デッキをシャッフルする。

メル「『人海戦術』!?」
ニバリ「このカードは毎ターンの終了時、戦闘破壊された通常モンスターの怨みの数だけデッキからレベル2以下の通常モンスターを特殊召喚出来る!
 このターン破壊された通常モンスターは二体!よって『もけもけ』と『ハッピー・ラヴァー(二体目)』を特殊召喚!」

 もけもけ 光 星1
天使族・通常
 何を考えているのかさっぱりわからない天使のはみだし者。 たまに怒ると怖い。
 ATK300/DFE100
 
ハッピー・ラヴァー 光 星2
天使族・通常
ATK800/DFE700
メル(しまった!
 『魂のさまよう墓場』は攻撃を防ぐ為に発動したのは、『人海戦術』を安定して発動するためだったんだ!)

 ニバリは楽しそうに笑いながら、カードを引く。

ニバリ「ニバリのターン、ドロー!
 自分フィールド上の『火の玉』トークンを除外し、『異次元の精霊』を特殊召喚!」

異次元の精霊 光 星1
天使族・チューナー/効果
(1):このカードは自分フィールドの表側表示モンスター1体を除外し、 手札から特殊召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で特殊召喚した場合、 次のスタンバイフェイズに発動する。 このカードを特殊召喚するために除外したモンスターをフィールドに戻す。
ATK0/DFE100

メル(チューナーモンスター!)
ニバリ「どんどん行くよ!『フェアリー・アーチャー』を召喚し、永続魔法『コート・オブ・ジャスティス』を発動!」

フェアリー・アーチャー 光 星3
天使族・効果
自分のメインフェイズ時に発動できる。 自分フィールド上の光属性モンスターの数×400ポイントダメージを相手ライフに与える。 「フェアリー・アーチャー」の効果は1ターンに1度しか使用できず、 この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
ATK1400/DFE600

コート・オブ・ジャスティス 永続魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分メインフェイズに発動できる。 手札から天使族モンスター1体を特殊召喚する。 この効果は自分フィールドにレベル1の天使族モンスターが存在する場合に発動と処理ができる。

ニバリ「このカードは場にレベル1天使モンスターがいる時、手札から天使族モンスターを降臨させる!
 『コウ・キューピット』を特殊召喚!」


コウ・キューピット 光 星6
天使族・効果
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスターが守備力600のモンスターのみの場合に発動できる。 このカードを手札から特殊召喚する。 (2):手札を1枚捨て、自分フィールドの天使族・光属性モンスター1体と フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 その自分のモンスターのレベルはターン終了時まで、 もう1体のモンスターのレベルと同じになる。 この効果は相手ターンでも発動できる。
ATK2200/DFE600

ニバリ「そしてフェアリー・アーチャーの効果発動!
 自分フィールド上の光属性モンスターの数×400ダメージを相手に与える!」
メル「今、ニバリの場には5体のモンスター・・つまり、2000ダメージ!?」
ニバリ「正解!
 シャイン・シュート!」

メル LP6000→4000

メル「ぐ・・!」
ニバリ「更に、手札を一枚捨てて『コウ・キューピット』の効果発動」

シャッフル・リボーン→墓地

ニバリ「自分フィールド上モンスターのレベルを変更出来る!
 これで『フェアリー・アーチャー』のレベルを6にするよ」

フェアリー・アーチャー レベル6

ニバリ「『コウ・キューピット』と『フェアリー・アーチャー』、二体のレベル6モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!」
メル(エクシーズか!)
ニバリ「エクシーズ召喚!
 例え世界がどんなにおぞましく変化しようが、その淑女は永遠に輝く!
 『永遠の淑女 ベアトリーチェ』!」

永遠の淑女 ベアトリーチェ 光 星6
天使族・エクシーズ・効果
レベル6モンスター×2
このカードは手札の「彼岸」モンスター1体を墓地へ送り、 自分フィールドの「ダンテ」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。 この方法で特殊召喚したターン、このカードの(1)の効果は発動できない。
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 デッキからカード1枚を選んで墓地へ送る。 この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。 EXデッキから「彼岸」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
ATK2500/DFE2800

 フィールド上に美しい女性が神々しい光を放ちながら舞い降りる。
 それを見たメルは何故かゾッと震えた。

メル「!・・?
 なんで、エクストラゾーンに?」

 □ □ □ □ □
   ■

メル「ここに置いたら、リンクモンスターを出すためにはベアトリーチェをどかさなきゃいけなくなるのに・・?」
ニバリ「『ベアトリーチェ』の効果発動!エクシーズ素材を一つ取り除き、デッキからカードを一枚墓地に送る!
 墓地に送るのは、『ハッピー・ラヴァラスー(三体目)』!」

 フェアリー・アーチャー(X素材)→墓地
 ハッピー・ラヴァー(三体目)→墓地

メル「・・・・!」
ニバリ「そして、レベル1の『異次元の精霊』にレベル1の『もけもけ』をチューニング!」

 異次元の精霊→墓地
 もけもけ→墓地
  1+1=2

ニバリ「退廃した世界を変える為、新たな救済を我等に施す為、その天使は舞い降りる!
 シンクロ召喚!レベル2『天輪の双星道士』!」

天輪の双星道士 光 星2
天使族・チューナー 効果
「天輪の双星道士」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。 自分の手札・墓地からチューナー以外の レベル2モンスターを4体まで選んで守備表示で特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分は Sモンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。
ATK100/DFE800

 天から小さな天使が舞い降りる。
 かと、思いきや、沢山の小天使がその周囲を飛んでいた。

ハッピー・ラヴァー 光 星2
天使族・通常
ATK800/DFE700

    ハッピー・ラヴァー 光 星2
    天使族・通常
    ATK800/DFE700
 
 スケル・エンジェル 光 星2
 天使族・リバース
 リバース・デッキからカードを
 一枚ドロー出来る。
 ATK900/DFE400

メル「!!」
ニバリ「『天輪の双星道士』がシンクロ召喚に成功した時、これ以降シンクロ召喚以外出来なくなる代わりに手札・墓地からレベル2のモンスターを4体まで特殊召喚できる!これにより、三体の天使達をフィールドに特殊召喚できるよ!」
メル「天使が、舞い降りた・・は!
 既に『ハッピー・ラヴァー(二体目)』がフィールド上に存在するから、五体のレベル2モンスターがメインモンスターゾーンにいる事に・・!
 ベアトリーチェをエクストラゾーンに特殊召喚したのはこの為か!」
ニバリ「メル、行くよ。
 五体の小天使でフル・シンクロ!」

 天輪の双星道士→墓地
 ハッピー・ラヴァー×3→墓地
 スケル・エンジェル→墓地

 2+2+2+2+2=10

ニバリ「天よ、裂けろ!海よ、怯えろ!
 地にある全てよ、震えろ!
 裁きの時は今、始まる!!
 レベル10!『時戒神祖 ヴルガーダ』!」

時戒神祖 ヴルガーダ 闇 星10
天使族・シンクロ 効果
チューナー+チューナー以外一体以上
(1):このカードは戦闘・効果では破壊されず、 このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
(2):EXデッキから特殊召喚したこのカードが戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動できる。 相手フィールドのモンスターを全て除外する。 この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける戦闘ダメージは半分になる。
(3):このカードの(2)の効果を発動したターンのエンドフェイズに発動する。 その効果で自分が除外したモンスターを可能な限り相手フィールドに特殊召喚する。
ATK0/DFE0

 バリバリ!ゴォー!ピシャーンガラガラー!

 天から雷が幾つも鳴り響き、大地が裂けて溶岩が噴き出す。海は荒れ狂いまるで逃げ場を求める獣のように波が跳ねていく・・(ソリッドビジョンです)
 そして、フィールドに舞い降りたのは巨大な鎧。綺麗な鎧に老人の顔が浮かび、メルを見下ろす。

メル「じ、『時戒神』!?」
ニバリ「さあ、裁きの時、バトルフェイズが始まるよ!
 先ずは『時戒神祖 ヴルガーダ』で、『憑依装着ーライナ』を攻撃!」

 Battle!
△時戒神祖ヴルガーダVS憑依装着ーライナ△
 ATK 0      ATK 2750

ニバリ「『時戒神祖ヴルガーダ』は戦闘・効果で破壊されず、戦闘ダメージはゼロになる。でも攻撃後に『時戒神祖ヴルガーダ』の効果発動!
 このターン、戦闘ダメージが半減する代わりに相手モンスターをエンドフェイズまで除外する!」
メル「なあっ!?(これじゃ伏せカードが発動できない!)」

 憑依装着ーライナ→除外
 憑依覚醒ーデーモン・リーパー→除外
 憑依装着ーエリア→除外

メル「僕のフィールドが空になった!?」
ニバリ「『永遠の淑女 ベアトリーチェ』の攻撃!
 『久遠の理想(アン・エターナル・イデアル)』!!」

 ATK2500÷2=1250 LP4000→2750

メル「がはっ・・!」
ニバリ「メイン2に入り、
 『時戒神祖ヴルガーダ』を対象に墓地の『シャッフル・リボーン』の効果発動!このカードをゲームから除外し」

シャッフル・リボーン 通常魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、 自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに除外される。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを持ち主のデッキに戻してシャッフルし、 その後自分はデッキから1枚ドローする。 このターンのエンドフェイズに、自分の手札を1枚除外する。

 シャッフル・リボーン→除外
 時戒神祖ヴルガーダ→デッキ

ニバリ「『時戒神祖ヴルガーダ』をデッキに戻し、一枚ドローする!」
メル「な、五体素材で出したモンスターをあっさり手放した!?」
ニバリ「ドロー!
 ・・フィールド魔法『ブラック・ガーデン』を発動するね」

ブラック・ガーデン フィールド魔法
(1):「ブラック・ガーデン」の効果以外でモンスターが表側表示で召喚・特殊召喚される度に発動する。 そのモンスターの攻撃力を半分にする。 その後、そのコントローラーは、 相手のフィールドに「ローズ・トークン」(植物族・闇・星2・攻/守800)1体を攻撃表示で特殊召喚する。
(2):フィールドの全ての植物族モンスターの攻撃力の合計と同じ攻撃力を持つ、 自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。 このカード及びフィールドの植物族モンスターを全て破壊する。 全て破壊した場合、対象のモンスターを特殊召喚する。

メル「『ブラック・ガーデン』・・?
 天使族デッキなら、『天空の聖域』の方が相性が良いのに・・」
ニバリ「そう?ニバリにはこっちの方が面白い事が出来そうだから入れたんだけどね。
 これでターン終了。エンドフェイズに手札がないから『シャッフル・リボーン』のデメリットは不発に終わり・・」
メル「・・除外された僕のモンスターは帰って・・」

 メルのモンスターゾーン 空のまま

メル「・・あれ?」
ニバリ「ああ、『時戒神祖ヴルガーダ』の効果で除外されたモンスターが戻ってくるのは、『時戒神祖』が場に存在する時だけなんだ」
メル「その為に『シャッフル・リボーン』を・・!」

 リンクリボーを戦闘破壊させた事から、全て繋がっていた。
 メルのモンスターは消え去り、ニバリは君臨し続け、厄介な永続魔法・罠の壁も健在だ。

メル「・・しかも、『ブラック・ガーデン』のせいで更に攻めづらくなってしまった・・!ニバリ、なんて強いデュエリストなんだ・・!」
ニバリ「フッフッフ・・」(あ・・!
 あ・・!あぶねええええ!!
 何とかこっちが優位になれたああああ!)

 女の幻影は笑い、ニバリの内心は悲鳴を上げる。

ニバリ(つい調子に乗って『ハッピー・ラヴァー』を攻撃表示で出したせいでやられる寸前だったあああ!
 あっぶなー!今度から気をつけなきゃ!)
 

 
続く
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