御結び転々夏祭り特別小説
せっ〇〇しないと出られない部屋(ムフフな展開もあるかもよ)
〜アイ&ススの場合〜
アイとススが目を覚ますと、そこは綺麗な装飾の有る部屋の中だった。
辺りを見渡すと扉や窓は密閉され、暖炉が右の壁に設置されている。
扉の背後には白く無地のベッドが敷かれ、枕には「YES」「NO」とプリントされたピンク色の枕が二つ並べられている。
そしてアイが机の上を見ると、そこには紙が置いてあり、「せっ〇〇しないと出られない部屋」と書かれている。
アイ「せっ○○?
○○には何が入るんだ?」
スス「それが分からないと出られそうに無いわね。
先ずは部屋を調べないと・・・」
アイとススが部屋を調べる。
暖炉の横には本棚が設置されていて難しい本が大量に並べられている。
アイがそれを手に取って読んでみる。
アイ(ええとなになに、うふんあはんいやんばかーん・・・・・・なんだこれ?
変な内容の話しかないな。
ススには見せないようにしとくか)
クローゼットには女性用スクール水着、制服、ナース服、白衣など他に女性用の服が大量に並んでいる。
スス「随分色んな服が有るなぁ。
だけどこれでどうすればいいのかしら?」
アイ「・・・分かったぞ、スス。
今からその中のどれかに着替えるんだ」
スス「リーダー?
一体なんでそんな事を?」
アイ「ここはせっ〇〇しないと出られない部屋。すなわち、『窃盗』しないと出られない部屋と見た!
つまり、お前が服をこの部屋の服を窃盗し、お前が脱いだ服を俺が窃盗すれば、両方出られる訳だ!」
スス「なるほど!
じゃあ、これに服を入れとくわね」
アイ「ん?袋?」
スス「まさか私の服を素手で持つわけ無いわよね?好きな人がいてー、娘さんがいてー、皆の上に立つリーダーがま・さ・か独身女性の服を素手で持つわけ無いわよね〜?」
アイ「お、おお・・・(俺の手は両方義腕なんだけど、今それを言うのは野暮か)」
スス「じゃあ着替えるから後ろ向いててねー」
アイ「んむ」
〜十分後〜
スス「お待たせ!
もう振り返って良いわよ」
アイ「・・・ナース服?
なんでそれを選んだんだ?」
スス「あはは、私これでも昔は軍医の経験があったのよ。どうリーダー、似合う?」
ススは白いナース服を着こなしていた。褐色肌に白い服は身体の健康さを現している。更にミニスカートに黒いガーターベルトという凶悪なコンボが装着されている。
が、アイは特に驚きはしなかった。
アイ「まあ、いいんじゃねえか?
俺はススの服が入った服を盗んで・・・これでいいのか?犯人(ユウキ)?」
ユウキ『え、バレてたの?
せっかく色々用意したのに?
仕方ないにゃ〜。
今ので扉を開けてあげるよー』
がらがらと扉が開き、二人は部屋を出ていった。
せっ〇〇しないと出られない部屋
〜メル&マルグ&リッドの場合〜
メルとマルグとリッドが目を覚ますと、そこは綺麗な装飾の有る部屋の中だった。
辺りを見渡すと扉や窓は密閉され、暖炉が右の壁に設置されている。
扉の背後には白く無地のベッドが敷かれ、枕には「YES」「NO」とプリントされたピンク色の枕が二つ並べられている。
そしてメルが机の上を見ると、そこには紙が置いてあり、「せっ〇〇しないと出られない部屋」と書かれている。
メル「せっ〇〇?
何の事かな?二人は分か・・」
マルグ「(顔真っ赤)」
リッド「(顔真っ青)」
メル「え、どうしたのさ二人とも?
リッド、なんで僕達から距離とるの!?」
リッド「だ、だ、だって!
これ、何をするか分かりやす過ぎるじゃない!わ、私は脱出の為にそんな事したくないわ!」
リッドは急いで枕を取り出し「NO」とプリントされた枕で胸元を隠す。
マルグは顔を真っ赤にしつつあわてて両手を上げて『降参』のポーズを取る。
マルグ「お、俺だって今ここでそんな事したくねえよ!?
メルもいるんだし、その、俺はまだ早いと思うし・・」
メル「お、落ち着いて二人とも!
何をするか分かんないけど、まだ部屋を調べ尽くしてないんだから!」
メルは慌てて二人の間に入る。
メルの言葉を聞いて、二人は少し落ち着きを取り戻していく。
マルグ「そ、そうだよ、まだ部屋を色々調べてないんだし・・・」
リッド「ご、ごめん二人とも、私とした事が少し焦りすぎてた」
メル「うん、まだこの部屋を全然調べてないんだ、慌てる事は・・・」
落ち着きを取り戻し始めた三人だが、不意に不思議な声が部屋中に響いてくる。
犯人『ピンポンパンポーン。
おめでとうございます、貴方達はキーワードをクリアしたのでこの部屋から出られまーす』
メル「へ?」
犯人『せっとくに見事成功したので、貴方達はもう出られまーす!
やったね皆、仲間に会えるよ!』
マルグ「へ、もう出られるの?
ちょっと残念・・」
リッド「ん?(黒い笑顔)」
マルグ「いやーよかった、良かったなー、うん!」
メル「・・・(しかし、二人は一体何に気付いたんだろう?
聞かない方が良さそうだけど、気になるな)」
せっ〇〇しないと出られない部屋
〜シティ&チホの場合〜
シティとチホが目を覚ますと、そこは綺麗な装飾の有る部屋の中だった。
辺りを見渡すと扉や窓は密閉され、暖炉が右の壁に設置されている。
扉の背後には白く無地のベッドが敷かれ、枕には「YES」「NO」とプリントされたピンク色の枕が二つ並べられている。
そしてシティが机の上を見ると、そこには紙が置いてあり、「せっ〇〇しないと出られない部屋」と書かれている。
シティ「せっ〇〇しないと出られない部屋?」(せっ・・・せっ・・・。
切腹?)
チホ「お、おおおおおお姉様!?
こ、ここは早く出ないといけません!早く出ないと何が起きるか分かりません!だから早く行動をおこさないと(セッ××を)」
シティ「チホ、まさかやる気なの・・・(切腹を)」
チホは顔を真っ赤にしながら、シティは顔を真っ青にしながら互いを見る。
そしてその間にある勘違いを、互いに気付いてない。
チホ「お姉様、私はいつでもお姉様を想い、お姉様の為に全てを捧げると覚悟した身。
たとえ経験が無くても恥ずかしい思いはさせません。私はいつでも瞑想しながら練習していましたから、本番でも大丈夫な外れです!」
シティ「ほ、本番でも大丈夫って・・・落ち着いてチホ!
そんな危険な事させる訳にはいかないわよ!」
シティはチホの両肩を掴んでチホが服を脱ぎ始めるのを止め、その勢いに負けてチホは服を脱ぎ始める手を止める。
チホ「お、お姉様?」
シティ「チホ、あなたはもっと自分を大事にしなさい!
服を着て、服を!だいたいそんな変な事しなくても出られるわよ!」
チホ「え?」
シティ「私を誰だと思ってるの!
こんな部屋ぶち壊して・・・」
シティが右腕を上げるが、何も出てこない。いつもなら出てくる筈の電柱もビルも出てこない。
シティ「あれ電柱はーーー!?」
チホ「やはり、やるしか(カチューシャ取りながら)」
シティ「そ・れ・は、あと!
部屋の中をぶっ壊してみりゃ出口だって出てくるわよ!
先ずはこのうざったい存在感のベッドを切っちゃうわ!」
シティが思いっきりベッドをビリビリと引き裂く。見るとベッドの中に『脱出』と書かれている赤いスイッチが入っていた。
シティ「あ、見つけた」
チホ「え?」
シティ「なんだ、ベッドを『切開』すれば良かったのね!
これをポチっと押せば・・・」
シティがボタンをおすと、扉がごごごと開いた。
シティ「やったー!扉を見つけたわー!
あれ、どうしたのチホ?」
チホ「・・・・・・。
は、恥ずかしくて、その・・・(カァァ)」
シティ「まあまあ、出られるんだからいいじゃない!
恥ずかしがるのはこの部屋に閉じ込めた奴をぶっ飛ばしてからにしましょうよ?
どーせ今も見てんでしょ?」
犯人(ギクリ)
シティ「見てなさい、犯人。
うちのメイドを真っ赤にさせた罰をバシバシ与えてやるわ!
チホ!私についてきなさい!」
チホ「・・・は、はい!
お姉様ァ!」
せっ〇〇しないと出られない部屋
〜ルトー編〜
ルトーが目を覚ますと、そこは綺麗な装飾の有る部屋の中だった。
辺りを見渡すと扉や窓は密閉され、暖炉が右の壁に設置されている。
扉の背後には白く無地のベッドが敷かれ、枕には「YES」「NO」とプリントされたピンク色の枕が二つ並べられている。
そして机の上を見ると、そこには紙が置いてあり、「せっ〇〇しないと出られない部屋」と書かれている。
ルトー「・・・これ、なんで僕一人なの!?おかしくない!?
無理だよね、これ二人いないとダメな奴だよね!?あれ、これ僕詰んだ?一生出られない?
いやいや、まだ大丈夫!
部屋を調べたら何か出てくる筈・・・」
本棚→ヤバい本
クローゼット→女性用衣服
ベッド→イエス&ノー枕
ルトー「むーりーだー!
これ、どうすればいいんだー!
いや、まだ諦めない!僕は隠れ鬼ルトー!どんな隠し事も、僕には通用しないんだー!」
暖炉→外に出られない、煤だらけ
冷蔵庫→氷しか入ってない
天井→染みしか見つからない
ルトー「うおおおお!
まだまだ諦めないぞー!」
ベッドの下→大人向けの機械
扉→鍵も取っ手もない
窓→開かない
ルトー「諦めてたまるか!
僕は隠れ鬼ルトー!見つけてやる!見つけてやるぞ、うおおおおおお!」
装飾→火の付いた蝋燭。
壁→壁紙。剥がれない。
机→紙以外何もない
紙・・・。
ルトー「・・・ん?この紙、何か匂うぞ。
まさか・・」
ルトーは紙を蝋燭に近づけ、○○の部分に火を近づけさせる。
すると○○に文字が浮かび上がった。
ルトー「・・せっきんしないと出られない部屋。『接近』という事は・・」
『ピンポーンパンポーン!
おめでとうございます、貴方は見事この部屋の隠しスイッチを見つけましたー!』
ルトー「やれやれ、少しびっくりしたけどこれで出られるね。火に『接近』すれば出られる部屋だったのか。
だけど・・・まだ他にも仕掛けはありそうだな。それを見つけられなかったのは残念、かな・・・」
終わり。
え、エロは無いのかって?アダルトな展開は無いのかって?
ムフフな展開はあったじゃない。
それ以上はないよ。
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