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2017年11月19日06:24

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長編小説 角が有る者達 第171話

結婚式と不思議な国のアリス計画

シティ「・・次は、どこに連れていく気なの?」
ダンス「最初に言っただろう。
 結婚式に招待する、と」
シティ「え、このままで行くわけ?
 せめて新しい服は着させてよ」
ダンス「俺達が用意した服を引き裂いたのはお前だぞ、今更新しい服を作る時間なんてない」
シティ「けちけちゲジゲジ!」
ダンス「黙れ。結婚式に着いたぞ」

 ダンスがそう言いながら扉を開けると、そこは厳かな礼拝堂を模した、結婚式会場だった。木製の長椅子が左右に並び、十字架に向かうように赤絨毯(ヴァージン・ロード)が伸びている。
 天井は高く、天窓からの明かりが部屋の中を綺麗に照らしている為に電気の証明が部屋のどこにもない。
 それを見たシティは、思わず息を呑んでしまい、ダンスは軽く笑みを浮かべる。

ダンス「ふ、この結婚式会場を作るのは少し苦労したぞ。
 声が響くように天井を高くし、赤絨毯はこの日の為の特別製。蝋燭一本さえ最高級のものを用意したんだ。
 お前が俺に喚くのは勝手だが、結婚式の間は邪魔するんじゃ・・どうした?」
シティ「・・」

 シティはぽかんと口を開けて会場をしばらく眺めていた。ダンスはため息をわざと大きくついた後、シティの頭を軽く小突いた。

シティ「いた、な、何すんのよ!」
ダンス「お前、俺の話を聞いていなかったのか。お前はこれからあの会場の端席に座るんだよ。
 そこで俺と果心の結婚式を黙って謁見していろ」
シティ「え、わ、私が!?
 果心の結婚式を!?」
ダンス「ああそうだ。
 さっき言っただろうが」
シティ「へぇ、果心、ここで結婚するんだぁ・・」

 そう呟いて、シティはまた会場を眺めていた。ダンスはもう一度、大きなため息をついた。

△  ▼  △  ▼  △  ▼

ー花嫁・控え室ー

 果心林檎は鏡の前に立ち、自分が着ているウェディングドレスを確認した。
 腰にフリルが着いた、純白のドレスを着た果心は少し考えたそぶりを見せた後、日本刀を持ち鞘をフリルに刺そうとする。
 それを見た着付けの人が止めようとする。

フォト



着付け「お、お待ちください果心様!
 何をする気なのですか!?」
果心「邪魔しないで下さい。鞘を腰に差して歩くためにフリルに穴を開けようとしている最中です」
着付け「か、刀をフリルに!?
 果心様、花嫁なのに結婚式に日本刀を持っていくつもりなのですか!?」
果心「当たり前です。
 この刀は私の父から譲り受けた形見です。このようなめでたい行事に父の形見を持っていかない事は、私にはできません」
着付け「し、しかしこの結婚式にはマスコミが大勢来ています。
 沢山の人が果心様の結婚式を楽しみにしているのです。
 それなのにそのような、その・・」
果心「花嫁が刀を持って結婚式に向かうのが、怖い事だと思うかしら?
 花婿の首を切り捨てるような事をするとでも?
 なら安心なさい。もっと怖い事が起きるから?」
着付け「へ?」

 少し混乱している着付けの女性に、果心はまるで子どもに昔話を語りかける親のように優しい笑みを浮かべ、しかしその目はまっすぐと彼女の目を見て語りかけていく。
 
果心「着付けしてくれた御礼に忠告するわ。私の着付けが終わったら、一目散にこの城から去りなさい。
 ただし街の方へ出てはいけません。
 この城の近くに湖があるはずです。あなたはそこへ向かいなさい。一度も振り返ってはなりません。親族または親しい人がいるなら急いで声をかけなさい。しかしそれ以外の人には決して話しかけてはいけません。誰かに話しかけられても、無視しなさい。
 分かりましたか?」
着付け「・・わ、分かりました」

 何も言わせない、強い着付けの女性が震えた声でそう答えたのを聞いて、果心はしっかり頷いた。その時に、控え室の扉が二回ノックされる。着付けの女性は小さく肩を震わせたが、果心は涼しい顔で答えた。

果心「誰です?」
「先ほど逃げた女の子を追うように命ぜられた兵士です。報告したい事があって来ました。このままお聞きください。
 ユーの居場所を探している途中にカスキュアペットのメンバーであるスパイダー伯爵の部屋を探してみたんですが、
 大きな穴と人形たちの瓦礫の山、それからその人形の足に絡み付いた大きな花びらしかありませんでした」
果心「そう。花びらは持ってきてあるかしら?」
兵士「これです、扉の下を見てください」

 果心が扉の下を見ると、切りとられた花びらが扉に挟まれていた。果心がそれを取り、手触りを確認した後、小さく「へぇ」と呟いた。

果心「『スノードロップ』ね」
兵士「はい、そうです。
 あまりに大きいので一部しか持っていけませんでしたが、これは確かにスノードロップの花びらです。
 一体どうしてこんなものが人形に絡み付いているのか、さっぱりでして・・」
果心「ユーの中に眠る『血染め桜』の血の力よ。あれは模倣品でさえ私たちの想像を凌ぐ力を持っている。
 敵を倒す力、仲間を癒す力、この花びらは・・未来を暗示している力、かしらね」
兵士「スノードロップが、ですか?
 確か花言葉は『希望』や『慰め』ですね。あの娘にとって、良いことがあったのでしょうか?」
果心「血染め桜の力は我々の予想を凌ぐ力を持っている、と言った筈よ。
 それはこの力の担い手自体さえ例外ではないわ。それに待雪草(スノードロップ)の花言葉には悪い意味もある。
 きっとこの花は、今この城にいる殆どの人が知らない何かを伝えようとしているわ。
 報告は他にはありませんか?」
兵士「ありません。またユーの探索に戻ろうと思います」
果心「是非そうしてください。
 ただし見つけても決して近づかないように。今の彼女には、有能なボディーガードがいる筈ですから」
兵士「分かりました。それでは・・」

 兵士の声は聞こえなくなり、果心は手元にあるスノードロップの花びらを確認する。大きな花びらは、まるでハンカチのように見えた。

果心「スノードロップは死を呼ぶ花とも、希望を呼ぶ花とも言われている。
 カスキュアペット、大罪計画、ナンテ・メンドール、ダンス・ベルガード、アンリ(フォース)、そしてゴブリンズ。そして私。
 無垢で危険な白い花に、私たちは何を求めて集まると言うのかしら・・」


△   ▼  △  ▼  △  ▼


〜結婚式・会場〜

 会場の隅に沢山のスーツを着た記者やカメラマンがセッティングされていき、
 シティは女性用の紺色のスーツに着替えさせられて、会場の隅で退屈そうに座っている。首には先ほどと同じ能力封印の首輪がはめられているが、シティはあまり気にはしていなかった。
 だが心の中ではカスキュアとぶつくさ話を続けていた。

シティ「リーダーやダンクは私を探しに来ているのは間違いないとして、いつ頃来るのかな?出来れば早く来てスパーッと終わらせて欲しいけど」
カスキュア(そうはいくものか。この城にはまだまだ沢山のカスキュアペットが潜んでいるんだ。そいつらがお前の仲間を殺すだろうさ。
 お前がここで待っていても、見えるのはあの忌々しい果心林檎とくそ腹立つダンスの結婚式だけ。ああ妬ましいったらありゃしない!)
シティ「あんたも楽観的なのね。
 そろそろ私から出ていって自由に動いたらどうなの?
 私の仲間も結構強いから、今頃あんたの仲間は全滅してるかもよ」
カスキュア(ふん。
 あんたさ、ダンスと果心の結婚、どう思う?ゴブリンズ云々じゃなくて、人として)
シティ「うん?随分不思議な事を聞いてくるわね、私の中に住み着いたあんたなら、私の心の中も見えるんじゃないの?」
カスキュア(見えないよ。
 あんたを支配はできてもアタシにはあんたの心を覗く事まではできない。
 それでどうなの?
 ダンスはある意味、あんたの好きな人とも言えるじゃないか。
 そいつがあんたの知らない人と結婚するんだ、内心穏やかじゃないだろう)

 カスキュアの声には、明らかに嬉しそうな感情が含まれていた。それを聞いたシティは少し考えてから、小さく答える。

シティ「そうね、私個人だけの気持ちで言うならさ・・。
 嬉しい、かな?」
カスキュア(嬉しい、だって?何が?)
シティ「だって、私の好きなダンクは長年誰とも話す事ができなかった。
 果心もまた長年、誰とも仲良くなる事ができなかった。
 それが今こうやって、むちゃくちゃな理由とはいえ、一緒に生きようと頑張っている。
 世界やら正義うんぬんはともかく、互いに仲良くなるのは良いことじゃない?」
カスキュア(だから、嬉しい、て?
 あんた、ものすっっっごくバカじゃないの?)
シティ「そう?」
カスキュア(当たり前だろうが!
 惚れた奴は独占してこその愛だ。拘束してこその恋だ。閉じ込めて、アタシだけを見つめ続ける世界こそが、恋愛の素晴らしさだ!
 なぁにが『嬉しいなっうふっ』だ。反吐が出るよ、全く)
シティ「私個人としての気持ちは嬉しいだわ。それ以外に無いわよ。
 あなたはそのようすだと嬉しくないみたいね」
カスキュア(当たり前さ!
 なぁにが結婚!なぁにが恋愛!よりによって、アタシの飼い犬だったダンスが!
 アタシの忌々しい仇敵である果心と、結婚だなんて!
 ああ腹立つ腹立つ、ほんっと腹立つったらありゃしないよ!)
シティ「ふぅん、あなたたちの組織って、一枚岩じゃないのね」

 シティはパタパタと足を動かしながら、結婚式の会場に目を向ける。
 シティの他にも何人かスーツを着た人が座り、携帯機器をいじったり他の人と話したりしていた。
 だがその顔を良く見ると、みんな同じ顔をしているように見える。
 シティは少し眉をひそめたが、それ以上気にはしなかった。


▼    △    ▼   △   ▼



〜某国内・某会議室〜

「それでは、多数決の半数が可決となりました為にアタゴリアンという小さな街を、本日正午を持って新たな独立国家とする事を宣言します」

 会議長の言葉を聞いて、会議室の殆どの人物が拍手を鳴らす。そして会議の真ん中に立っているのは、四十代の男性だった。
 男性は会議の全員に会釈を送った後、マイクを持って演説を始めていく。

「皆さん、この小さな港町アタゴリアンを新たな独立国家として認めてくださり、真にありがとうございます。
 この私、ナンテ・メンドールの二十年の努力の成果が、今実ったわけです。
 これから我が街・・いえ、我が国はまだハイハイさえできぬ赤子です。
 他の国々先輩から沢山の指導、協力、そして交流を深めて参りたいと思う所存であります」

▼  △  ▼    △   ▼



〜フランス・博物館ー休憩室ー〜

ナンテ『我が国、アタゴリアンには他の国にはない特性がありまして・・それはこの国では昔から魔法の概念があったわけなのです』

「ナンテ・メンドール?
 奇遇だな、君と同じ名前の人がテレビに出てるよ」
ナンテ「本当だ、嬉しいね。
 私と同じ名前の人がテレビに出るなんて。
 この博物館で働く人としては、頑張りがいがあるというものさ」

 そう呟いたのは赤毛の三十代の男性だ。警備員の服装を着て、テレビを見ながら静かに微笑んでいた。
 だが相方がテレビのチャンネルを変え、別の番組を見始めた為に彼は部屋を離れ、廊下で電話をかけ始めた。

ナンテ「ああ、もしもし?
 こちら博物館警備員をしているナンテだ。どうやら『不思議な国のアリス』計画は上手くいってるようだな。
 君の方はどうだ?」

▼   △   ▼   △  ▼


〜フランス・証券会社内ー廊下ー〜

「ああ、こちらも上手く言っているよ、『不思議な国のアリス』計画がここまで上手くいくとは思わなかった。
 君は計画どおり、その国の警備を頑張りたまえ。それでは」

 携帯の電源を切り、五十代の白髪が混じった茶髪の男性は自分の机に戻り、机の上に置かれている写真立てを見る。
 そこには彼の妻と、彼の二人の息子が笑顔を浮かべている写真が飾られていた。

ナンテ「これで良い。これで良いんだ、『不思議な国のアリス』計画が上手くいけば、我々は晴れて幸せに暮らす事ができる。愛しているよ、ミーク、ジョニー、ドレーク・・」

△   ▼   △  ▼   △


〜オーストラリア・某政治家の家〜

ナンテ『かつて世界は魔法を否定し、科学を信仰しました。その結果として皆さんの体にはGチップが埋もれているわけですが、これからは新たな世界を見るべきです。
 我々の魔法がそうです、不思議な国のアリスが体験したような世界が、この街には眠っているのですよ』
政治家「ふん、下らないな。
 全く、君と同じ名前の男が私より目立っているのは腹が立つ」
ナンテ「申し訳ありません、閣下。
 私の名前が世界中に広まりそうで怖いですね」

 イライラする政治家に、二十代の男性は引きつった笑みを浮かべながらケーキを持ってくる。

ナンテ「所で、もう夜も遅いです。
 このケーキでも食べませんか?」
政治家「うん?なんで夜にケーキなんざ食べなきゃいけないんだ?
 君はそれでも政治家のたまごかね?
 そんなのたるんで・・」

 イライラをぶつけようとする政治家を無視して、ナンテは部屋の電気を消す。
 次に蝋燭に火をつけて、歌を歌い始めた。

ナンテ「ハッピーバースデー、閣下ー!
 ハッピーバースデー、閣下ー!
 ハッピーバースデー、ディア閣下ー!」
政治家「へ?」
ナンテ「閣下、今日はあなたの誕生日ですよ。働きづめで忘れてしまった閣下の為に、今日は私が用意してさしあげたのです」
政治家「へ?」
ナンテ「さあ今日は無礼講です、皆さん歌いましょう躍りましょう!」

 ナンテの声に会わせ、部屋のあちこちに隠れていた政治家の部下たちが顔をだし、次々に政治家に感謝の声をあげていく。
 政治家は自分がイライラしていることも忘れて、ただただ「へ?」を繰り返し言うしかなかった。
 それを見たナンテ・メンドールは携帯を手に取り、電話をかける。

ナンテ「こちら、政治家のナンテ・メンドールだ。そちらはどうだ、教師のナンテ・メンドール。
 『不思議な国のアリス』計画は上手くいっているか?」


△   ▼   △  ▼  △  ▼


〜アタゴリアン・メル達の行列の真ん中〜

ナンテ「こちら、教師のナンテ・メンドール。計画は上手く言っている。
 『不思議な国のアリス』計画の通り、『影鬼』メルが私の生徒と結託して一般人を逃がしているよ。
 万事、私たちの計画通りというわけだ」

 教師のナンテ・メンドールはスーツに隠した特殊なインカムを通し、政治家のナンテ・メンドールに話をしている。

ナンテ『そうか、遂に計画は最終段階まで来たと言うわけだな。
 各国のテレビには会場の中継が流れている。我々の動きはもはや誰にも止める事は出来ない』
メンドール「世界は我々ナンテ・メンドールとアタゴリアンに対し無視することはできないんだ。
 これより『不思議な国のアリス』計画、最終段階を実行に移す。
 世界均一化の夢は、遂に叶うのだ」

 そうして、ナンテ・メンドールはスーツの袖口に縫い合わせて隠し持っていた小さなリモコンを取り出して・・。

エッグ「こら、そこ、何をしている」
ナンテ「おや、すいません。
 少し独り言をしたかったのですが、聞こえてしまいましたか?」

 エッグが近づいてきたのて、ナンテは素早くリモコンをスーツの袖口に隠す。エッグは少し首をかしげたが、少し話を続ける事にした。

エッグ「・・いいや、悪い事を何かする気でないなら良いんです。
 だが、あなたは確か大罪計画、『憤怒』の一味でしょう。爆発してなんぼ、吠え立ててこその『憤怒』だと思っていましたが、あなたは全く怒りを見せてはいない。
 さざ波すら、その感情を揺らしてはいない。まるで、こうなる事を分かっていたかのように」
ナンテ「・・兵士さんは、なかなか鋭いですな。
 ですが私個人としては、本当に驚いているのですよ」
エッグ「ふん?」

 ナンテは目線を僅かに前に向ける。
 視線の先ではメルやマルグ、リッドたちが楽しそうに話している声が聞こえていた。

メル「え、えーと、あ、そうだ。この前あの人女装した事もあるんだよ」
リッド「なんでそんな事したの?」
メル「女の子を助けるために・・あ」
リッド「自ら囮に!?素敵じゃない!」
マルグ「メル、てめえとは決着を着けなきゃいけねえようだな・・」

 三人が楽しそうに話をしているのを見て、ナンテは目を細めた。

ナンテ「少し前まで、彼等は広い世界に怯えるばかりだったのに、今じゃ世界に立ち向かおうとする気骨を持っているのですから、育ててきた私としては嬉しいものです」
エッグ「・・そうですか。
 あなたは、彼等の教師として、あの三人と彼等が為した事を、見守り続けたいと思っているのですね」
ナンテ「左様。
 私には、彼等が素晴らしく輝いて見えるのです。もう少し若い頃にこれだけ輝いていたら、きっと違う事ができたと思うのに・・本当に。素晴らしいですよ、あの三人は」
エッグ「・・話をありがとうございます。
 任務に戻ろうと思います」
ナンテ「いえいえ、どうぞ頑張ってください、兵士さん」

 ナンテは笑みを浮かべながら去り行くエッグに手を振った。もう一方の手では、リモコンのボタンを強く強く握りしめながら。


△   ▼   △   ▼   △


〜アタゴリアン城・戦闘部隊内部〜

ナンテ「今、ナンテ7526359の緊急用リモコンが点灯した!
 今こそ我々が動く時だ!」
メンドール「了解!『不思議な国のアリス』計画万歳!『世界均一化』計画万歳!我等は市街地に赴き、敵レジスタンスを徹底的に破壊する!」
ナンテ「戦車隊、進め!
 対象は敵レジスタンス!目的は殲滅!
 一切の躊躇も慈悲も見せるな!」
メンドール「了解!」

 メンドールはそう言って、戦車を動かす。
 120ミリ主砲二丁の種類の違う機関銃を備えた戦車が、ディーゼルとガスタビン複合エンジンによりキャタピラを回転させ、動き出す。
 更にナンテは航空機隊、海軍隊にも連絡を送った。

ナンテ「航空隊、海軍隊。
 我等はこれより市街戦に突入する。
 貴殿らはこの城の湖に向かえ。
 そしてそこでもし人間を見つけた場合ーーー」

 ナンテは小さく笑みを浮かべながら、こう言った。


ナンテ「ーーー1人残らず、抹殺せよ」



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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年11月19日 19:36
    花嫁姿の果心、喋り方がいつもと違ってとてもしとやかで優雅ですね。
    日本刀を持ってくるあたりはさすが果心だなと思いました。
    シティの方は結婚式を前に完全に乙女でしたね。
    各国のナンテの姿が・・・これは過去の出来事ですかな。
    『不思議な国のアリス』計画とは、またまた怪しげな計画ですね。
    最後のシーン、これは現在かな?ナンテがたくさんいてどれがどれか分からなくなりますね。
    それでもとんでもない危険が近付いているのは間違いないですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年11月20日 07:48
    > mixiユーザー コメントありがとうございます。果心は着付けの人に伝える為に優しく話しかけたような感じですね。刀を持っている時点で半分脅してるようなもんですが。
     各国のナンテは、全員現在のナンテです。
     彼は沢山の自分を持っていてあらゆる国に溶け込み、あらゆる生活をしています。
     そしてそれら全てが『不思議な国のアリス』計画の為に動いているのです。
     次回から、ナンテ・メンドールが少しずつその真意を見せはじめます。
     次回を楽しみにしてお待ちください。

mixiユーザー

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