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2017年11月14日12:26

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長編小説 角が有る者達

『ヒトガタのバケモノ、バケモノガタのヒト』

ーーーーかつて、夢を見たことがあった。
 それは、文字を読めるようになった頃に見つけた、或る物語ーー『しっかり者の錫の兵隊』ーー。
 その物語は、今まで見た沢山の童話より幻想性が無く、沢山の映画より地味で、沢山の物語より共感できた。
 片足の無い兵隊が、紙でできた踊り子に恋をする物語。
 たとえ魚に呑まれても、たとえ愚者にオモチャにされてもその想いを変えなかった錫の兵隊。
 
 私はその人形に憧れた。僕はその人形に成りたいと思った。
 兵隊として死なず、オモチャとして壊れず、ただただ、誰かを愛し、その感情の為だけにこの体を動かしたい。
 この化け物のような姿で死ぬのではなく、誰かに利用されるのでもなく、誰かに尽くしたい。
 私は、そう、多分誰かを、何かを、灰になってでもいいと思える程にふかくふかく愛したいんだーーー。


▼   △   ▼

ーワイドハンドの人形部屋ー

 人形の頭部を壁に押し付けるニバリの姿は変わり果てていた。
 前から普通の人より一回り大きいと感じていた体は更に大きくなり、背中や体のあちこちに刺が生えている。
 体のあちこちにはkill me(私を殺して)と描かれた文字が刻まれている。更に背中に装着された一対の丸い円盤も刺が生えていて、まるで丸ノコギリのように見える。
 そこに描かれている文字も、『私を食べて』から『お前が私を笑うとき私も口を開ける。食べるために』。
 『私を飲んで』から『地獄は私の腹の中にある』に変化していた。
 そして、小さかった赤い目(機械の体なので、正確にはカメラレンズ)も少し大きくなっており、黒い幾何学模様が目の中に描かれていて、そこに赤い輝きが混ざっていて、まるで気味の悪いスタンドグラスのようにも、憎悪と嫉妬でねじり狂った眼のようにも見えた。

 アイはそれを見て、本当にこれがニバリなのかと一瞬疑った。だが、自分のすぐ下で叫ぶユーの声でその疑いを捨てる。

ユー「ニバリ!ニバリ、あなた、私たちを助けにきてくれたの・・?」

 ユーはアイから離れ、がらくたと化した人形の上に降り立つ。体力があまりない為に少しふらついたが、それでもニバリから目を離さなかった。アイもその後ろで降り立ち、ニバリに目を向ける。
 ニバリはユー達に目を向けず、一心に人形の頭部を潰そうとしていた。
 その頭部の中に入っているワイドハンドは自身の部屋が少しずつ迫っていることに危機感を覚える。

ワイドハンド「ニバリ!貴様、俺を殺す気か!?同じ仲間である、この俺を!」
ニバリ「・・」

 ニバリは何も言わず、腕に力を込めていく。人形の頭部にみしみしと鳴り、その姿が少しずつ潰れていく。そしてその中から、ワイドハンドの震える声が聞こえてきた。

ワイドハンド「い、嫌だなぁ!俺達、共に生きるって決めた同志だろ?
 後ろから引きずり出して潰すとか、卑怯な手をするなよ!」

 そう言った瞬間、人形の右側頭部、左側頭部が破壊され、中から巨大な青白い腕が出現し、ニバリの頭を両側から掴みかかる。ユーが悲鳴に近い声を上げた。

ユー「ニバリちゃん!」
アイ「あれはパーティー会場で俺達を襲った腕・・まだあんな攻撃手段を残していたのか!」
ワイドハンド「ヒヒヒヒヒヒ!
 てめえの頭を潰してやるぜ!」

 ワイドハンドの両腕に力が入り、ニバリの頭を潰そうとする。ミシミシという、嫌な音が聞こえてきた。

ユー「ニバリ!ニばっ・・!」

 ユーが焦りながら歩こうとするが、人形の頭の一つに足をひっかけてしまい転んでしまう。
 その後ろでアイが毒の苦しみに耐えながらも、じっとニバリの行動を見ていた。
 ワイドハンドは頭を潰すために力を更にこめていく。

ワイドハンド(こいつを、こいつを殺せば食物怨鎖の呪いで更に俺は強くなれる!
 潰す、潰す、潰してやるんだ!今こいつを潰せば、瀕死の赤鬼たちはなす術無く殺せるんだ!)
 
 ミシリ、と音が響いていく。その音を聞いてワイドハンドは心の中で更に笑みを深くしていく。

ワイドハンド(赤鬼を殺せば俺はカスキュアペットのナンバーワンだ。カスキュアも俺の事を誉めてくれるだろう!
 そしたらこのつまらない国をまるごとくれるに違いない!)

 ミシミシバキリと音が響き渡り、腕が少し震えていく。ワイドハンドの心の中では、まるでおもちゃを手に入れた子どものようにはしゃいでいた。

ワイドハンド(俺は毎日大嫌いなニンゲンを好きなだけ殺し、好きなだけ支配するんだ!『大影鬼さまー、私を愛してー!殺されたくないから私を愛してー!』と懇願する奴等を見下して、俺は一言言うんだ、『やだね』。
 そして俺は冷酷にそいつらを殺し尽くし、その肉をパーティーのメインにしてやるのさ!
 それを見た奴等は半狂乱になりながら俺を讃えるに違いない!
 ばんざい、大影鬼!ばんざい、スパイダー伯爵、ばんざい、ワイドハンドさま!は、ははははは、ははははははははははは!)「ははははははははははは!あははははははは!あーっはははははははははははははははははははははは!」

 バキバキ、グシャリと音を立てて人形の頭部が砕けていく。それにあわせてワイドハンドの巨大な両腕もちぎられてしまい、地面に向かい落ちていく。
 それでもなおワイドハンドの笑い声は響き渡っていた。

「あはははははははははははははははははははは、ははははははははははははははははははははははは」グシャリ

 ニバリが最後に勢いよく握りしめ、グシャリと音を立てた後にその笑い声はもう、聞こえなくなった。
 ニバリが握るのをやめると人形は重力に従い、地面に向かって落ちていく。
 それと同時に巨大な人形も崩壊を始め、それに気付いたアイがユーを急いで抱えあげ人形から飛び降りる。
 さいわいあまり高い所ではなかったためにアイたちにあまりダメージは無かったが、ワイドハンドと呼ばれた蜘蛛が入った頭部の潰れた人形は、他のがらくた人形に押し潰され、どれが『それ』だったか、完全に分からなくなってしまった。
 
アイ「・・・最後の最後まで、気持ち悪い奴だったぜ」
ユー「ニバリちゃん!ニバリちゃぁん!」

 ユーが見上げたその先には、円盤から黄色い膜を張って翼のように展開させて空を飛ぶニバリがいた。
 しかしその姿は少しずつ変化していく。
 言葉も、体も、まるで竜のように姿を変えていく。
 ニバリはそうやって姿を変えながら、壁を睨み付けて突進する。
 ニバリが突進しながら口を開けると、そこからオレンジ色の輝きが一瞬見え、それはオレンジ色の光線となって放たれた。
 光線は壁に大きな穴を開け、ニバリはその穴の中に飛び込んで、姿を消した。
 結局、最後の最後まで、ニバリは一度もユーちゃんを見ようとはしなかった。

ユー「ニバリ・・」
アイ「・・」
 
 ニバリが消えた穴に手を伸ばそうとするユーの肩に、アイは軽く手を叩く。
 金属なのでそれでもしっかりした重みをユーは感じ、アイの方に振り返った。
 アイは笑みを浮かべる。

ユー「パパ・・」
「うおおおお!出られたあああ!」

 突然、がらくた人形の山から声が聞こえてきたかと思うと、壊れた人形の中から鬼のぬいぐるみ、ユウキが顔を出す。
 その姿は埃と蜘蛛糸だらけではあったが、体のどこからも綿は出ていなかった。

ユウキ「まさか、あんな形で丸呑みされるとは思わなかったよ!ヒロインを丸呑みとはあの蜘蛛、危ない事をしやがる!
 さあアイ、ユーちゃん!いま体力を回復させるから安心してね!」
ユー「ユウキ・・」
アイ「・・・・げふっ」

 ユウキを見たアイは血を吐いて倒れた。毒が回ったからか、心労のせいかは定かではないが、血を吐いて倒れてしまう。
 
ユー「わーっ!パパー!」
アイ(・・なんで、なんで、あのユウキがぬいぐるみになってんだよ。なんで、自分の事をヒロインだって言えるんだよ、なんで、お前は丸呑みとかユーに聞かせたくない言葉をばんばん言うんだよこのエロ桜・・。
 畜生、突っ込みを、突っ込みを言う気力が、毒のせいで今はない・・)

 両方だった。

▼     △     ▼


ーそれから少しして。
 ユウキの力で完全に体力が回復した皆は、一度食事を取りながら情報を共有する事になった。
 アイ、ユー、スス、ユウキ、ノリの五人が輪になって据わりながら、ススが持ってきたサンドイッチを頬張る。
 そして互いが互いの話をする度に、全員が目を丸くしたり驚いたりしていた。

アイ「いやー、ススの料理はいつも上手いなあ」
スス「リーダー、あんま勢いよく食べないでよ。サンドイッチだって数に限りがあるんだから」
ユー「す、ススちゃん。
 後でこのサンドイッチの作り方を教えてください!」
スス「軽食のサンドイッチだから、フルーツを刻んで生クリームを入れただけよ、そんな難しいものでもないわ」
ユウキ(ぬいぐるみになってる今、ゴハンは食べれないしユーに正体明かせないし料理も教えられないし・・。
 母親代わりに呼ばれた割には、すぐ近くにいるのに遠いなぁ)
ノリ(はて、何か忘れてるような・・?)「あの、皆さん、何か忘れてる事がないッスかね?」

 ノリの台詞に皆はふと考える動作をして、一番に気づいたのはアイだった。

アイ「ユー、手術は上手くいったんだな?」
ユー「うん、パパがくれたこのぬいぐるみのおかげで、がんばれたよ!」
アイ「・・・・そう、そうか、うん、なら、いいんだよ」

 それを聞いてアイは少しだけ、皆から目を背ける。顔が真っ赤になっているのを隠せてはいないが、誰も言おうとはしなかった。
 次に気付いたのはユーだった。ユーはススに向き直り、頭を下げる。

ユー「ススちゃん、船の時はごめんなさい!ススちゃんは精一杯頑張ったのに、私のせいで・・」
スス「あの時の事?私は許す気はないわよ」
ユー「!」
スス「私は許さない。守る為とはいえ仲間を傷つけたあなたを。
 だから、あなたはこれから精一杯私たちのそばで頑張りなさい。
 その頑張り次第では、少しは考えてあげるわ」
ユー「は、はい!頑張ります!」
ユウキ(こ、これがススだけが持つ、おかん力(パワー)!
 負けた、私あんな台詞言えない!)
ノリ「んん?
 いや、忘れてる事ってそうじゃなくてもっと別の・・なんか、こう、もっと当たり前のような気がするッス・・」

 皆のやり取りを見て、ノリは更に首をかしげる。それを聞いて全員、もう一度首をかしげるが、やっぱり思い出せなかった。
 そして思い出されなかったルトーは何をしていたのかというと、
 『この僕の才能は隠れた時に発揮されるんだ』と調子に乗って叫びながら穴の中に入ったまでは良かったが、ここは元々ワイドハンドの部屋という事もあり大量のクモの巣に勢いよく突っ込んでしまい、体が全く動けなくなっていたのだった。

ルトー「り、リーダー、みんなー、誰か、助けて・・」

▼   △   ▼   △   ▼
 

ーアタゴリアン広場・避難所前ー

「また奴等が強くなったぞ!」
「くそ、どうなってるんだ!」

 避難所前ではゴブリンズに助けられた者達がワイバーンや怪物たちを相手に戦っていた。
 空を飛ぶワイバーンを相手に戦っていたマンボウマンも、長い間戦い続けたせいか平たい顔に冷や汗をかいている。

マンボウマン「モラララララ(笑い声)。
 なるほど、さすがに強くなり続ける軍勢相手に手加減しながら戦うのは少々こたえるが・・。
 我とて三兆の同士のただなかから選ばれたエリートマンボウ。貴様ら軍勢が千や万程度では、我を屈させるにはまだ足りぬ足りぬ。
 さあ、まだまだ暴れてみせようぞ!
 マンボウ必殺!」

 マンボウマンが跳躍して空を飛び上がり、手でマンボウの影絵を作る。
 その瞬間、マンボウマンの体が強く輝き出した。

マンボウマン「モオオオラアアアアッ!
 マー、ンー、ボー、ウー!
 フラアアアアッシュ!!」

 マンボウマンが叫んだ瞬間、全身が強く発光してワイバーンたちが怯んでしまう。
 その間にマンボウマンは空を飛び、ワイバーンの下顎を蹴ったり背中に拳を入れて地面に次々落下させていく。

マンボウマン「モラモラモラ!
 このマンボウマンにかかれば、お前たちなどお茶の子さいさいだ!
 さあ次はどこからくる!好きなだけかかってこい!」

 マンボウマンは高笑いしながら、ワイバーンと戦いをつづけていく。
 そして街の方では、灰色の肌をした四つ足の、豚と獅子の顔をした怪物や、甲虫(かぶとむし)のような姿の巨大な怪物が大量に家から現れて避難者に向かって襲いかかっていたが、
 パー率いるアンリ(フォース)が彼等を守り、戦っていた。

パー「ふん、この程度の怪物、束になってかかってきても無意味じゃ」

 K・K・パーはそう言いながら魔術で塵を操り怪物たちの脚の周りに塵を集め、動きを固めていく。
 その怪物に向かい走っていくのは、執事コキョウ・イナカだ。
 彼の肌は全身が黒く染まっており、まるで狂人のような殺気と力を出して怪物に一撃を入れて気絶させていく。

イナカ「執事流格闘術、最終奥義。
 BHW4・8・0(ブラック・ハード・ワーク・フォーティ・エイト・オー)。
 今の私は480時間フルに戦える大量があります。大群だろうと強くなろうと私を倒すにはあと19日ぐらい連続で戦える根性が無ければダメですね」
パー「おぬし、その技を社長の前で見せる気、ないじゃろ・・?」
イナカ「やや、あそこの一般人が襲われている!助けにいかねば!
 執事忍術『名死交換の術』!」

 イナカが手で印を刻んだかと思うと次の瞬間、イナカの姿が消えて、代わりに襲われていた一般人が現れた。
 そして一般人のところには怪物と戦う執事の姿が見える。
 それを見てパーは小さく呟く。

パー「あのじいさん、割りとあのバナナキチガイ社長に強い怨みを抱えて生きてんじゃねえかな・・。
 ま、よその事を考える暇はないな。
 『塵津波(ダスト・ウェーブ)』」

 パーが魔術を塵にかけ、塵はまるで津波のように動き全ての怪物めがけて倒していった。

 一方、街から少し離れた所ではライがハサギと共に、ある人物の看病をしていた。
 左手と両足を包帯で巻いた人物は、青白い顔を二人に見せる。
 対してライは冷ややかな目でその人物を睨み付けていた。

ライ「・・お前が、シティを撃った犯人、で間違いないな?」
「ああ・・。ボクが、彼女を撃った。
 ピリオ・ド・シュリアが犯人で間違いないよ・・」
ハサギ「なぜ、彼女を撃った?
 彼女はお前に何かしたのか?」
ピリオ「いいや、彼女とは会った事さえない。ボクが彼女を撃ったのは、彼女の中にいる、カスキュアを殺すチャンスだと思ったからだ」

 仰向けになりながら淡々と自白するピリオに、ライは胸ぐらをつかみかかる。
 
ライ「てめえの身勝手なチャンスのせいで、あの美人のねーちゃん死ぬかもしれないんだぞ・・?
 俺は今すぐてめえをぶち殺したくて仕方ねえよ!」
ハサギ「ライ、やめろ。
 お前は、カスキュアに何かをされたんだな?」

 ハサギはライが動かないよう睨み付けたあとに、ピリオに訊ねた。ピリオは僅かにハサギに目を向けた後、小さな声で話しはじめた。

ピリオ「あいつは、ボクの魔術を盗んだんだ。無機物や獣や虫を擬人化させる魔術は、元はボクが作ったのに、あいつ、その魔術を全部盗んだんだ・・。
 そして魔術が盗まれた後、あいつはカスキュアペットという獣や虫を擬人化させた組織を作り上げた」
ハサギ「自分の技術を盗まれ、悪用された事への怒りか・・。
 だが、やり方が間違えていたな。
 それぐらいはお前でも、分かるだろう」
ピリオ「ああ・・。
 実を言えば、不思議なんだ・・」
ライ「何がだ」

 ピリオは首を少し横に向ける。そこには弾の無い狙撃銃が置かれていた。

ピリオ「ボクは、銃の扱いなんて知らない。生まれてから銃を持った事が無いんだ。なのに、あの時はどうしてか怒りのままに銃を持って、怒りのままに・・彼女を、撃って・・」

 言っている間に、ピリオの目から涙がぼろぼろと流れてくる。怒りに満ちたライの目元が少しだけ緩んだ。

ピリオ「す、まない・・。ボクは、ボクは彼女を傷つけてしまった・・!
 彼女に謝ることもできないまま死ぬのは嫌だ・・会えないのは嫌だ!
 ボクは、ボクはどうしてあの時、彼女を傷つけてしまったんだ・・!
 すまない、すまない、すまない・・!」

 そう言いながら体を震わせるピリオの頬を、ライは一発殴った。

ライ「泣き言言うなよ。
 人殺したあとじゃ、何を言おうが何を悟ろうが全部たわごとにしかなんねえんだからな」

 そう言い残し、ライはピリオを置いてどこかへ行く。ハサギもあわててそれについていった。


ハサギ「ライ、何をしているんだ。
 ピリオがカスキュアに操られたのを聞く為に、あいつから話を聞くだけのつもりだろう」
ライ「ち、俺とした事があいつの涙を見たら苛ついちまった・・。
 わりいな、俺の仕事は傭兵なんだ。
 人殺しを生業としてる俺が、なに説教なんかしてるんだか」
ハサギ「だが、ずいぶんさまになってたぜ?一回本気でWGPに来てみたらどうなんだ?」

 ハサギの台詞を聞いて、ライはタバコを取り出し火を付ける。煙を吸って、げほげほとむせた後、小さく咳込んでからかれは答えた。

ライ「嫌だね。俺は将来、世界最強のサイコパスになるんだ。あの伝説の猛毒英雄を越えて、誰よりも恐ろしい殺人鬼になるんだよ。
 だから、だから・・さっきの事は、忘れろよ」
ハサギ「・・・・胸の内に、しまっておくぜ。治療は済んだんだし、早くあいつらを倒しに向かうぞ」
ライ「そうだな」

 ライはタバコをシガーポケットにしまい、バズーカを取り出して構えていく。
 ハサギもまた、リボルバー式の銃を構えて敵たちに向かっていく。
 ライは敵を倒す為に。
 ハサギは味方を守る為に。
 二つの信念を込めた銃が、怪物たちに向けられた。







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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年11月16日 16:25
    ニバリがいろいろとパワーアップしてます!
    ワイドハンド、今までかなりしつこかったですが、
    今度こそご臨終だろうなと思います。
    変わり果てたニバリ、姿も変わり言葉も発しないけれど、
    まだユーのことは覚えているんだろうなと思います。
    と言うよりそうあってほしいと感じました!
    一方、広場や街は化け物だらけ。大混戦ですね!
    ライの世界最強のサイコパスになるって言う言葉が既にサイコパスだなと思いました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年11月18日 03:45
    > mixiユーザー コメントありがとうございます。ニバリは随分変わってしまいました。変わってしまったからこそ、ワイドハンドを見つける事が出来ました・・。
     外では沢山の怪物と人間が戦っています。かなり危険な状況になっていきます。
     ライもまた、サイコパスなのです。
     次回、この物語のヒロインたちから話が始まります。楽しみにしてお待ちください。
     

mixiユーザー

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