『ニバリ・フランケンの黄色の記憶ーeat me, drink me,ー』
〜アタゴリアン城内・手術室前〜
ルトーはニバリの話を聞きながら、彼女の内心を考えていた。
ルトー(ありえない、有り得ないよ。
こんな酷い事されて、人を憎まないなんて有り得ない。
有り得るとしたら、このニバリという人の心がそれ以上に壊れているって事だ)
ルトーの目前ではニバリが片手を抑えながらも、真っ直ぐアイとルトーを見ている。
ルトーはそれが怖かった。
ルトー(きっとこのニバリは、心が壊れているんだ。憎む心や妬む心が無いんだ。
・・自分の気持ちが分からない僕が思うのも、酷いかもしれないけどさ)
ルトーは自分の手をじっと見る。
どうして自分は怖いのに皆を守ろうとするのか、逃げたいと思うのに敵と戦おうとするのか、分からないままこの日まで生きてきた。
ルトー(ニバリが壊れているというなら、僕の気持ちが分からない僕も壊れているのだろうか・・?
それすらも、僕には分からない・・)
ルトーの目線は自然にアイに向いていく。
いつも難しい事を全く考えずに突き進むアイは、この気持ちが分かるだろうか?
そうルトーが思っていると、アイが声を上げる。
アイ「・・セキタ、だって?」
ニバリ「うん。セキタだよ。
セキタって名前はね、石炭から取ったんだって。だからニバリも毎日石炭を食べ続けてるんだ」
アイ「・・・・セキタ・・・・」
ニバリ「どうしたの?」
アイ「せ・き・たあああああ!?」
突然アイがすっとんきょうな声で叫んだので、ルトーは思わず後ろに転びそうになった。ニバリは大きな顔を僅かに傾げる。
ニバリ「?」
アイ「マジかよ!
セキタ隊長、サーカス出身だったのか!?
あ、だからあいつあんなに身軽だったのか!?」
ルトー「!?」
ルトーは嫌な予感を覚える。
過去に2回起きた、あの出来事・・そして、二度あることは三度ある。
アイ「お、俺昔セキタ隊長の下で働いた事あったんだよ!
まさか、こんな所でセキタの知り合いに出会えるなんて!」
ニバリ「ええ!?今驚くの!?
確かさっきも何回かセキタの名前言ったよね!?」
アイ「同じ名前の別人だと思ってたんだよー!だけど名前が二つあるセキタなんて、俺達の隊長以外いねえよ!」
ニバリ「隊長だったのおおおお!?
あの人何やってたのおおおおお!?」
アイ「軍隊の隊長だよおおお!
いつも動きが素早いから凄いなと思ってたんだよおおおお!」
ニバリ「すげえええええ!
さっきセキタに会ったけど、やっぱりもう一回会いたいなあ!」
アイ「エエエエ!?
ここにセキタいるのか!?」
ルトー「ええい二人ともうるさい!
今は手術中なの忘れたのか!?」
ルトーがアイとニバリに叱りつける。二人はハッと気付いてほぼ同時に頭を下げた。
アイ「あ、わりぃ・・」
ニバリ「ごめん・・」
ルトー「二人とも、変な所は変わってないんだから・・しかしセキタって有名人なのかな・・。
後でネットで調べようかな・・」
ニバリ「ええと、どこまで話したかな?
あ、ニバリがニバリの片手片足を食べたのは話したかな?」
ルトー「いや?それは知らないよ?
シリタクナカッタヨ?」
ニバリ「んー、そっか、驚かせてごめんね?」
あまりに軽口で喋った衝撃の言葉に、ルトーは震え上がる。だがニバリの口調は全く変わらず、明るいままだ。
ルトー(なんでそんなに明るいの!?
やっぱり、やっぱりこの人は異常・・!?)
アイ「・・それで、なんでまた片手片足を失ったんだ?」
ニバリ「うん、サーカスのイベントで自分の手足、どこから食べるかくじで決められてね。
それで右手左足を自分で食べちゃったの」
ルトー「・・・・っ!」
ルトーは自分の血の気がをなくなるのが分かった。ニバリと観客、どっちが異常かなんて考えていた自分がいかに甘かったのかよく分かった。
ルトー(イカれてる。ニバリも、サーカスも、観客も、何もかもがイカれちまってる!
ニバリ、あんまり悪意が無さすぎて信頼しちゃってたけど、本当は、本当はこいつに『悪意』を考える頭が無いだけじゃないのか!?
だとしたら、ヤバイ・・)
ルトーはアイと、手術室を交互に見比べた後、ポケットの中の武器を取り出そうと手を伸ばす。
ルトー(ここで仕留めなければ、皆に被害が及ぶかもしれない、なら、ここでこいつを潰した方が良いんじゃないか・・?)
アイ「ヘェ、手足の話はよく分かるぜ。
俺も手がちぎれた経験あるからな。
セキタの話を聞かせてくれ」
しかし、その手はアイの言葉によって遮られてしまう。ニバリはポリポリと頬をかく。
ニバリ「うん、ごめんね、さっきから怖い話ばかりで。
セキタはあまり怖くないよ」
ルトー(あまりって言ったよ・・)
ニバリ「あの時は本当に凄かったね。
セキタの所に別のサーカスの人が来て、いつも皆を苛めてた団長を殴ってさ。
あの時、始めて思ったんだ。
『ああ、あれに抵抗してもいいんだ。この世界から出ても良いんだ』ってね。
始めて、オイラは色んな世界を見つけてみたいと思ったんだ。
そしたら、今まで出来なかった事が出来た」
アイ「今まで出来なかった事?」
ニバリ「団長を脅したの。
『ニバリを外に出さないとお前を食べちゃうぞー』って。
でも、それで外に出る前に『オマワリサン』に捕まっちゃったんだ。
今度は鉄の檻に入られて・・そこから別の場所に連れてかれちゃったんだ」
アイ「別の場所?」
ニバリ「・・・・・・本当はね。
メルヘン・メロディ・ゴートっていう子どもに出会ってからこの話をしたかったんだ。
だからもしその人に出会ったら、この話を伝えてくれるかな?」
ニバリは僅に顔を背け、小さな花の付いた指輪に向ける。ルトーは首を傾げた。
ルトー「メルに?
別にいいけど・・あれ、さっき会ってなかったか?」
ニバリ「へ?」
ルトー「いや、さっき僕と一緒に話してた金髪のなよなよした少年がいただろ?
あれがメルヘン・メロディ・ゴートなんだけど・・」
ニバリは大きな顔をルトーに向け、口を手で抑えてから驚く。ルトーは少し後退した。
ニバリ「エエエエエエエエエエエエっ!?
に、に、ニバリ、もう出会ってたのおおおお!?」
ルトー「あ、うん、まぁね・・」
ニバリ「あ、あのなよなよした少年がメルヘン・メロディ・ゴート・・・・。
た、確かに今思い返せばあの人が言った通り見事ななよなよっぷりの少年だ!」
ルトー「見事ななよなよっぷりって・・」
アイ(あの新人、つくづく運の悪い奴なんだな)「話が飛びそうだから戻すぜ。
ニバリの『あの人』って、これからの話に出てくるんだな?」
ニバリ「あ、うん。
ニバリ、体内が非常に濃い薬物で犯されていて、いつ死んでもおかしくないじょうきょうだったの。
でも、あの人がオイラの体を機械にすげ替える事で助ける事が出来るって言うから、そうしたんだ」
アイ「・・・・・・体をすげ替える」
ニバリ「うん。
ニバリの能力は『あらゆるものを食べる事が出来る能力』。それは言い換えればあらゆる物質をエネルギーに変換する事が出来る。
科学者から見れば夢のような力なんだ。
だからおいらは顔以外全てを機械にすげ替えて、今の姿になったんだよ」
アイ「・・・・酷い話だな。
女の子なんだから、もっと可愛い姿にしてもらえれば良かったのに・・」
ルトー「リーダー・・?」
ルトーの目線はアイから、アイの左手に変えていく。わなわなと震えながらぎゅっと握りしめる拳が目に映った。
ルトー(今まで、リーダーは人の過去を聞こうとした事なかったのに、こんな心が壊れた怪物の話に、本気で心を傾けているなんて・・)
「・・・・ねぇ、その人の名前は、誰なの?勿体ぶらないで教えてよ」
ニバリ「うん。
その人の名前はね、ドリーム。
ドリーム・メロディ・ゴート。
メル君のお父さんで、ニバリにとっての恩人だよ」
ニバリの軽口から出てきた言葉に、ルトーは思わず目を丸くし、出てきた言葉が震えてしまう。
ルトー「・・・・なん、だって?
ドリーム・メロディ・ゴート・・?
そんな、訳ないじゃん・・。
あんな、あんな怪物が。人殺しの大罪の科学者が、君を助けたって言うの?そんなの、有りえる訳が無い!」
ニバリ「ほ、本当だよ!
その本にも書いてある筈だよ!」
ルトー「本・・?」
ルトーの目線が先程までじっと目を凝らして見ていた説明書に向けられる。その裏表紙には、「ドリーム・メロディ・ゴート」という名前がしっかり書かれていた。
ルトー「そんな、馬鹿な・・!
『傲慢』のメロディ・ゴート一族が人を助けるなんて・・!」
アイ「それでお前は、その場所で改造された後どうしたんだ?」
狼狽えるルトーを横目にアイは話を続ける。ニバリもルトーが少し気になりつつも話を続けた。
ニバリ「あそこで色んな事を勉強したよ。
読み書きや数の数えかたや簡単な歌から、良いことと悪いことの道徳まで。
色んな事を学ぶ度に『ああ、ニバリはもうゴミバコじゃないんだな』って思った。
それであそこで生活している内に、団長が死んだって報告が届いたんだ」
アイ「・・・・・・!」
アイは眉をひそめる。ニバリは笑みを浮かべていた。怪物の姿に似合わない、悲しみを携えた笑顔だった。
ニバリ「獄中で誰かの恨みによる殺人だったらしい。あの人、刑務所でも考えを変えなかったんだ。
気持ちが出てこなかったよ。
あんな悪い奴が死んだのに、『嬉しい』も『悲しい』も『ざまあみろ』って言葉も出てこないの。
ただただ、虚しいだけなんだ。
人が死ぬって、こんなにつまらないんだなって思うと、ニバリは人を憎む事は出来なくなっちゃった」
アイ「・・それが、お前が人を憎まない理由だったんだな。
様々な世界を知った後なら、そいつの死を嘲笑う事の方が簡単だって分かるだろうに」
アイはニバリの顔を真っ直ぐ見る。ニバリもまたアイの顔を真っ直ぐ見て、首を横に振った。
ニバリ「確かに最低な人だよ。
でも、一応はボク達の保護者だった。
何一つ教えてくれず、何一つ愛情を感じなかったけど、それでもニバリの昔を知っている人だったんだ。
それを喪って、笑う事は出来ないよ」
アイ「そうか・・」
アイはゆっくり立ち上がる。そして、左手で右手のスイッチを押し、右手を外す。
右手が体から離れ、武器となって左手に収まる。
それを見たルトーが叫んだ。
ルトー「リーダー!?
何をする気!?」
アイ「何ってお前、決まってるだろう。
ニバリ・フランケンを殺すんだよ」
ルトー「リーダー!?」
ニバリ「そっか・・。
ニバリ、死んじゃうんだね・・?」
アイ「ああ、このままだとお前は狂って、ユーを傷付けるかもしれない。心無い怪物として俺達の前に出るかもしれない。
だからお前はここで死んでもらう。
何か異論はあるか?」
ニバリは全く動こうとせず、じっとアイを見つめる。アイは真っ直ぐニバリを見たまま、静かに頷いた。
だがルトーがアイとニバリの間に割って入る。
ルトー「ま、待ってよ!
なんでそうなるのさ!今、今ニバリは沢山の事を話したじゃないか!
そんなのいけないよ!」
アイ「何を言ってる?
お前だってニバリは危険だと感じたんだろう?」
ルトー「っ・・気付いていたの・・?」
アイ「ま、それくらいはな」
アイの軽口から出てきた真実に、ニバリは衝撃を受けてしまう。その隙に、アイはルトーを押し退けてニバリの前に立つ。
アイはニバリの頭に武器と化した右腕を向ける。ニバリは僅かに微笑んだ。
アイ「一つだけ聞く。
誰かに伝えたい言葉は?」
ニバリ「・・一杯ありすぎて、答えられないや。『向こう』で会えたら話す事にするよ」
アイ「そうか」
アイは棍棒を振り上げる。ルトーが喉が壊れそうな勢いで叫んだ。
しかしアイは棍棒を勢い良く振り下ろし、ニバリの顔面を通り抜け、床にヒビを入れて止まった。
そして棍棒から手を離し、ニバリの顔面を軽く小突く。
ルトーは瞼をぱちくりと動かし、ニバリは首を軽く傾げる。
ニバリ「えーっと、アイ君?
今の攻撃は、一体・・?」
アイ「ん?
何って俺の超必殺技だが?」
ニバリ「ちょーひっさつわざ」
アイ「ああ。超絶無敵な必殺技。
スーパーウルトラアームストロングコールドオーガネオアームストロングワールドブレイカーだ」
二人の視線が集まるなかでアイは左手をわざとらしく手を振り回す。
アイ「この攻撃を受けた敵は自らの寿命が尽きるまで絶対死なない呪いを受けてしまうんだ。しかも病原菌や怪我による攻撃も喰らわない。
お前の死は、今この瞬間決まったんだ」
ルトー「り、リーダー・・・・なんだよ、そのふざけた設定・・バカじゃないのか・・?」
ニバリ「そ、そうだよ・・ニバリはまだ死んでないじゃないか。
早く殺さなきゃ、君の娘が死ぬかもしれないんだよ?それでも、良いの?」
アイ「良くない。
だから今、お前を殺したんじゃないか」
アイの言葉にニバリは首を傾げる。
アイ「俺が殺したのは、『かもしれない』に怯えて死を受け入れたニバリだ。
お前は憎しみなんかに負けるような女じゃない」
ニバリ「・・っ!!
き、君は、ニバリを信じるの!?
こんな訳分からない姿をした怪物(ニバリ)を!?
人を食べて生きてきた食人鬼(ニバリ)を!?
いつ人を殺すかもしれない私(ニバリ)を!?
一体どうして信じるのさ!?」
アイ「お前は怪物でも食人鬼でもない。
それどころか、俺が今まで出会った女の中でも物凄く良い女さ」
ニバリ「っ・・!?」
ルトー「な・・!?」
ルトーは目が飛び出そうなくらい目を大きく見開いて、それからアイの胸ぐらに掴みかかる。
ルトー「おいバカリーダー!
こんな時にナンパとかマジで何かんがえてんだよ!ユーちゃんとか聞いたら泣くぞ!?」
アイ「ナンパじゃねえよ。
ゴブリンズに来ないかって勧誘してるんだ」
ルトー「は、は、はぁぁぁぁぁぁ!?」
ルトーは思わず手を離してしまい、アイは嬉しそうに話を続ける。
アイ「お前程の良い女なら、立派にやれると思うんだよ。二つ名だって決めてあるんだぜ?『節分鬼』とかどーよ?」
ルトー「ば、ば、バカバカバカバカリーダー!!
お前の頭ん中本当にどーなってんだよ!」
尚も噛み付くルトーを無視して話を進めようとするアイと、頭をグリグリ拳で回しながら止めようとするルトーを交互に見た後、
ニバリは笑った。
ニバリ「あ、アハハハハハハハハ!
ハハハハハハ!ほ、本当にルトーの言う通り、君はバカリーダーだよ!
ハハ、ハハハハハハ、ハハハハハハ!」
笑い声を聞いて、ルトーは固まりアイは小さな笑みを浮かべたまま訊ねる。
アイ「おかしいかい?本気で聞いてるんだが」
ニバリ「うん、おかしいとも、ハハハハハ!
笑い過ぎて、ハハハ、涙が止まらないじゃないか!ハハハハハハ、ハハハハハハハハハハハハ、ハハハハハハ」
ルトーとアイが見ている前で、ニバリはボロボロと大粒の涙を流しながら笑っている。
鋭い爪で拳を作り、地面を何度も叩きながら、涙と笑顔を止めようとしない。
ニバリ「ハハハハハハ!ハハハハハハ!
本当に、本当におかしいよ君は!
泣いたり笑ったり驚いたり!話してるだけで凄くおかしくて!ハハ、ハハハハハ!
ちっとも飽きさせてくれないじゃないか!
ああ畜生、涙も笑いも止まらないよ!
ハ、ハハハハハハハハ!
アーッハハハハハハハハハハハハハハ!」
ニバリはしばらくの間、泣き笑いしながら二人の前で転がり回っていた。
ルトーは後に思う。あの姿はまるで、親を見つけた赤子のようだったと。
▲ ▽ ▲
しばらくして、ようやく落ち着いたニバリはアイに頭を下げていた。
ニバリ「うう、ごめん。
笑いすぎちゃった」
アイ「いやーいい笑いっぷりだったぞ?
俺も言った甲斐があったってもんだ。
それで、どうするんだ?」
ニバリはポリポリと頬をかいた後、アイの問いに答える。
ニバリ「うん、それはまた会った時に答えるよ。君達はこれからメルを探すんだろう?」
アイ「ああ。だがお前の話を聞く事が出来て良かった。
また会えた時が楽しみだよ」
ルトー「リーダー、早く行こう!
メル達、移動を始めたみたいだ!」
二人の目線の先では、ルトーが発信器片手に通路の先を歩き始めていた。
ニバリはアイを見ながら話しかける。
ニバリ「アイ君、気をつけてね。
ここから先は強いやつしかいない、いつ誰に殺されるか分からないから」
アイ「心配、ありがとよ。
お前こそ次に出会った時はちゃんと答えを聞かせてくれよ」
ニバリ「うん、出会えたら必ず伝えるね!」
アイは小さく笑った後、ルトーに向き直り一緒に通路を走り始める。
ニバリはその姿が見えなくなるまで黙って見ていたが、やがて自分の手に視線を向ける。
無数ある鋭い爪の一本には、ユーから貰った小さな白い花の指輪が付いていた。
ニバリは丁寧にその指輪を外すと、花を手術室の扉に向けて置いた。
ニバリ「ユーちゃん、この花を君に返すよ。
もしかしたらニバリはもう、君に会えないかもしれないから・・。
どうかこの花を、大切にしていてね・・」
そう呟いた後、ニバリは歩き出す。
手術室から離れ、扉が見えなくなるまで歩き、曲がり道の前で、ニバリは一度手術室に振り返る。
手術中のランプはまだ、点灯したままだった。ニバリは扉に向かい手を振った後、曲がり道を曲がっていった。
そして、手術室の前には一輪のイワツメクサの花だけが、残った・・。
続
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