不思議な観音像。@ニュース日記【出自を超越する仏】

■門外不出の百済観音ぐるぐる巻きに？　法隆寺で上京準備
(朝日新聞デジタル - 02月27日 11:23)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5988346



１９９８年４月、県立美術館での出張展示の際に３日と開けず通ってほぼ毎日のように拝観した仏さま。

百済とはいうものの旧百済国とは関係性がなく、日本の木材で作られていたり。どういう経緯でいつ法隆寺に安置される運びになったのか、飛鳥時代にそもそも誰が作ったのかすら不明だったり。
そういう謎など些末なものであるかのような、しなやかさと慈悲にあふれる佇まい。やんわりとした手指の造形は、もしや触れたら柔らかいんじゃと錯覚させるほどたおやかで。


東博での展示初日は、３月１７日。
本来は１３日が初日でしたが政府のコロナ対策の号令で４日間うしろ倒しになってしまいました。
１４日予定の日本博、大丈夫かなあ。オリパラ開催記念祝祭で、音羽屋の菊之助丈が石橋を舞うのですよ。ほかにも日舞や尺八など和の伝統芸能当代トップクラスの舞台になるのですが……無事に開催されますように。