「春になったら 桜を見に行こう」
と、彼は言った。
「はい。」
と彼女は答えた。
きっとそんな日は来ないんだろうな と、心の中で疼き、とても悲しい気持ちにさせられたfate hf
そして、人間が突然凶暴化するか、塩の柱になってしまう奇病が蔓延し。
真夏に降る雪・・・ 雪に見えるそれは、塩の結晶、品物の無くなったスーパーの片隅で始まる、ニーアレプリカント。
無人の観客席に、混声付きのフル編成のオーケストラ、朗読劇。
本来は万雷の拍手で迎えられ、讃えられるべきであった。
1月くらいには隣国が大変ねえ くらいに思っていたものが。
まさか、こんなことになるなんて。
fate HF の最終章は延期になっているし、ニーアのオケコンは、無観客で、配信上映となった。
天災は時に 助け合いで見えてくる人の優しさみたいなものがあったのだけど。
震災直後に楽器も持たず、ノリと勢いでスタジオ入ったのは楽しかった。
今回のは人類の弱点を突いてきた感じもある。
ありきたりな言葉だが、唐突に終わった日常がどれほど貴重だったのかを痛感する。
週末毎に茶を飲み歩いていた自分は幸福だったのだな。
もう 今年の桜は散ってしまう。
また、春になったら 桜を見に行こう。
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