香港・私の1997

香港が荒れているが、ふと昔の中国のシンガー艾敬(Aì Jìng、アイ・ジン)の「我的1997」(私の1997)
という曲を思い出した。

歌詞は香港に対して夢いっぱいで希望にあふれたものだったが実際、彼女が歌ったとおりだったのかな？

経済はともかく彼女がニューヨークに移住していることを見ると現実は違ったのかもしれないなぁ。

「私の1997」か.....

「パパが私の音楽の先生
20年間、国営工場に勤めていたの
ママは、”評劇”で活躍していた
時代が悪かったと文句ばかり言っていたわ
小さいとき、私は歌で表彰されたの
二人の妹は私と同じようになりたいと思っている

17才のとき、ふる里の瀋陽を離れた
そこでは、私の夢が叶えられないと思ったから
一人で北京の街に来て
あの王昆の”東方歌舞団”に入ったの
本当は芸術学校にいた頃が一番良かったわ
でも先生たちはそんなこと考えてもいなかった

頼れるものは、歌うことのできる喉
厳しい暮らしをしなくても済んだ
歌で北京から上海の街へ
そして上海から憧れの南へ
広州にはずいぶん長くいたわ
だって、私の彼が香港にいるの

いつから香港ってあるの　香港人ってどんな人なのかしら？
彼は瀋陽に来られるのに　私は香港に行けない

香港　香港　あの香港　侯さんは力試しに行ってみたらと
香港　香港　すてきじゃない　崔さんの大切な得意先だって
私を夢の世界に行かせてよ　私に出国の紅いスタンプちょうだい

1997年　早く来て！　ヤオハンって本当はどんなところ？
1997年　早く来て！　私　HONG KONGに行けるわ
1997年　早く来て！　私を香港コロシアムで歌わせて
1997年　早く来て！　彼と一緒にナイトショーを見に行くの
1997年　早く来て！　ヤオハンの服ってどんな感じかしら
1997年　早く来て！　香港に行くことができるようになる
1997年　早く来て！　私を香港コロシアムで歌わせて
1997年　早く来て！　彼と一緒にナイトショーを見に行くの」